![]() |
![]() 2003年 02月 2003年 01月 2002年 12月 2002年 11月 2002年 10月 2002年 09月 2002年 08月 2002年 07月 2002年 06月 2002年 05月 2002年 04月 2002年 03月 2002年 02月 2002年 01月 2001年 12月 2001年 11月 2001年 10月 2001年 09月 2001年 08月 2001年 07月 2001年 06月 2001年 05月 2001年 04月 2001年 03月 2001年 02月 2001年 01月 2000年 12月 2000年 11月 2000年 10月 2000年 09月 2000年08月 2000年 07月 2000年06月 2000年 05月 2000年04月 2000年 03月 2000年 02月 ![]() |
2002年6月30日 ■目玉に星をちりばめた繊細なぼくちゃんたちに声を 「日本の伝統文芸・短歌に新しい波を起こす季刊誌『短歌WAVE』が明日創刊、朗読ライブCD付」(北溟社1200円)、「キラキラまぶしい”ぼくらの短歌誌”の誕生」だそうです。 2002.06.28 ■もぐりは許さねェ リバーフロント整備センターが出す月刊誌『FRONT』6月号は給水タンクの特集。まぁね、甘いよ、甘い。 ちょっと特集組むからって写真撮ったってだめよ。借りポジと二人カメラマンでおさえたらしいが、なんたって表紙はあまりにも有名な向ヶ丘遊園地からも見えたタンクだし、枝川公一さんの文章も頼まれ原稿でちっとも冴えないし、そいでニューヨークの木造タンクに『バグダット・カフェ』ときたらタンク界の王道うわずみイチミクロンの世界ですよ全く。 いまどきチェックが甘いと思わぬか。「給水タンク」で検索したら世界一の給水タンクサイトに行き着くのに。そうそう、なんかシャクなのだな。誰か『FRONT』にチクってくれませんか。モグリは許さねぇ、って。 2002.06.26 ■沢渡恒 知り合いが、引っ越しする時に思わず(ほんとに不注意で)捨ててしまったある雑誌のことで大後悔。じっくり読みたくて大切にしていたはずなのに、と言う。その雑誌を送ってくれたひとというのは、寄稿していた雑誌のこと、稲垣足穂とのこと、山形に生まれ死していること(私も山形産なので過剰な反応)、息子さんのこと、殿山泰司とのことなど興味そそる見地も多くて、でもなにより実際書いたものを私も読みたいなと思った。 先週、鎌倉「とのやま」のママがちびちびと日本酒を口にしながらソソとそのひとのことを懐かしむ話を聞きながら、折しもギャラリーイヴでの合田ノブヨ展の話題となり、このギャラリからそのひとの冊子が四月に出ていることを聞く。 沢渡恒『エクランの雲』イヴ叢書6(ここの冊子は私、装幀がニガテなんだけどね)、偶然にも300/300を手にする。うれしい。 2002.06.25 ■Atelier Corylusが造る本は一つづつの舞台です さぁさぁまたまたお楽しみの頁が始りましたヨー”、羽田野麻吏主宰、Atelier Corylusが製本装幀する本のご紹介。たくさんあるので一個づついきますのでお楽しみに。 一册目はイリヤ・ズダネヴィッチの『LA LETTRE』。感激のあまりの発熱41度にチューイ。観劇のポイントは3に4。 いったいどんな構造になってんの?って、触りたくなるでしょうめくりたくなるでしょう、なにがかいてあるのか、読んでみたくなるでしょう? 2002.06.24 ■『青髯八人目の妻』エルンスト・ルビッチ 1938 アメリカの億万長者とフランスの落ちぶれた侯爵家の娘が、パジャマの上下を買い分けて出会って魅かれ合う。男は結婚を申し出るが、式の当日、それが男にとって八度目であることを知った女は、多額の慰謝料の契約とひきかえに結婚に応じる。なんとかなるだろうと思っていた男だが、女は頑に心を開かない。 妻がツメタイので夜眠れない夫は、眠りにつける本を探しに書店へ(なぜか偶然居合わせた妻は、ひとりぐらしについての本を手にしている)。みつくろってもらった六冊の本のなかに『じゃじゃ馬ならし』(表紙に丸が描かれたもの)が。夫は自室でぺらぺらめくっては、廊下を隔てた妻の部屋に出かけて試すが、どれも功をそうさない。男はその本を暖炉にくべてしまう...。 最後、わけあって拘束衣着せられたゲイリー・クーパー(男)が可笑しい。眠れないときは、Czechoslovakiaのスペルを逆さに読みながらあくびするのがいいそうです。脚本は、本作が共同第一作となったビリー・ワイルダーとチャールズ・ブラケット。じゃじゃ馬は、だれじゃ。 2002.06.23 ■オンデマンド本の公園デビュ〜 小学館と講談社がコンテンツワークスと共同で、絶版や品切れになったコミックをオンデマンド印刷で再版するサービス『ComicPark』を20日から開始 。新書〜B6サイズ、簡易製本でカバーはないが、表紙デザインを初版と同じにするなどの「配慮をした」、んだそうだ。そもそもカバーなんて読み手のためのものではなかっただろうし、表紙デザインを同じするために特別な労苦もないと思うけど。 ○○parkつながりでbookpark、村上龍の『共生虫』のオンデマンド本を思い出す。でも買っといてよかった、貴重でしょう、ある意味。 2002.06.22 ■ピースライブラリー パレスチナ自爆テロが続いています。 エルサレムにはJVCによる図書館があるんだそうです。テロと図書館は直接結びつくものではないけれど、本のことなら身近だなぁというひとたちが、興味を持って協力できればいいと思う。 2002.06.21 ■『傷だらけの山河』山本薩夫1964 東京近郊の山野を安く買い叩き、鉄道を中心にして街づくりを推進した政府と企業の陰で傷ついたものはなにか。ストーリーは、今でも多かれ少なかれ日常的にみられること。圧倒的な悪玉がいるので話の収束は簡単。だけど面白いのは、やっぱり女の人の設定だろう。若尾文子、村瀬幸子、丹阿弥谷津子、パッと見信じがたい生き方をしながら、それぞれの交換条件をぶらさげてシナとタンカをきりわけて痛快。その反動でボクチャン息子が大量生産されたわけだが。石川達三原作、新藤兼人脚本。 八千穂夏季大学では「水・土・緑」をサブ・テーマとした1986年の第19回のなかでこの映画をとりあげたんだそうです。そのころ持ち上がっていたゴルフ場計画阻止のためのお勉強も兼ねて、とか。この大学は1968年からずっと続いてますね、スバラシイ。 2002.06.20 ■根気計測サイトと命名 いつでもどこでもネットで検眼して眼鏡が買える!とオオナリモノイリでスタートしているビジョンメガネのどこでもメガネ、実際どれくらいのひとが利用しているんだろう。検眼は15分くらいかかると明記されているが、やってみればわかるけどとにかく途中でやめたくなります。根気強く検眼できたひとがいたらご一報ください、ほめてあげます。 ここのサイトは他にもいろいろタノしいが、ナビゲーターのお姉さんのキャラにもご注目。このサイトを作るとき、いったい関係者はどんな会話でこのキャラに決定したんでしょうねクワバラクワバラ。 週末ちょっと横浜赤レンガでも行ってみよっかなーというビール好きなかたに御案内。ここで気に入った眼鏡が見つかったら、できあがるまでの間にビール一杯サービスしてもらえます。 2002.06.19 ■メイドイン 去年一年間の絵本の輸入冊数が過去最高(20カ国から、1073万冊。東京関税調べ)に。そのうち45%は、日本語のものを中国で製本して「輸入」しているものだそうです。この牛はこの鶏はこの魚はどこ産まれなのか、うそついたりずるしたりしてあっという間に変えてみせる優秀な企業センシもいますが、前述の絵本の場合はレッキとした中国産です、かね? 2002.06.18 ■静かな夜 今夜は町がとっても静か。語らずとも問わずともわかる、その理由。 2002.06.17 ■大貫家菩提寺住職はハイセンスなのです うちの近所に岡本かの子の実家である大貫病院ってのがあったんです。数年前に閉鎖され、その跡地に計画された巨大マンションの建築がようやく始まりました。 建物は風情よろしいのだが医者的にはヘボ、だから閉鎖は時間の問題ではあったのだが、まさかその跡地にこんな巨大なマンションを建てるとは野暮な。しかも敷地内の木々や蔵を倒してぎりぎりまでコンクリを打っている。 実はたいへんな近隣住民反対運動があったのだった。大貫病院の目の前にあるお寺は大貫家の菩提寺で、そこにはいつも、今週のおことばみたいなヤツが貼り出されていたのだが、直接の利害関係のない私としてはそれを読むのが楽しかった。最初に気付いた頃は「自分さえ/よければいい。/その悲しさ」。数々の変遷を経て今夜、「生きていれば/いいこともある」。 2002.06.16 ■『プロミス』 を観る。今年一番の映画になるだろう。公開は七月からBOX東中野で。 登場する七人の子供が、それぞれの環境で身につけた考えをはっきり言う。極端で頑なな。でももちろん自分の体験で得た考えではない。彼らは、自分が敵と思うひとたちと直接話をしたことがない、っていうか、できないのだから。 監督は子供たちそれぞれに、皆で会ってみないかと誘い、その一部が叶う。 難民キャンプに暮すファラジは、最初イスラエルの双児と会うことを嫌がったが、サッカーや食事であっという間に一日は過ぎた。帰り際、彼は恐怖におののくようにして切れ切れに言う。「今日は皆に会えてこんなに楽しいのに、監督が帰ったらきっとすぐ忘れる。そしてもう二度と会えなくて、またもとに戻ってしまうんだ...」 ヨの政治とは全く別の文脈で、どんな問題も自分自身のものと考え一人一人ができることをやっていこうと考える人が一人でも多く増えればいい、その一つの実践としてこの映画は作られたと思う。しかしファラジの嗚咽、それを見てうなだれる監督の映像、さらにそれを観る私たちがキュンとなってしまうのは、そのことがいかに困難かを予感してしまうからなのか。例えば明朝には私はこの映画のことをサッパリ忘れる。映画の舞台とは対極の「忙しさ」に紛れて。とぎれとぎれにかいつまむお気楽な暮しだよ全く。 共同監督のひとりであるB.Z.ゴールドバーグと子供達の深い深い絆。そのヒントや後日談は冷泉彰彦さんのfrom911/USAレポート第34回からどうぞ。 余談ですが。ミラ・ジョヴォヴィッチ 似の双児のヤルコとダニエルは可愛い。おトシゴロのサナベルは太ってしまった。当日続いて観た『夢と恐怖のはざまで』はパレスチナ難民からの視点しかないし、なんたって級長を集めたみたいな撮りかたなので残念ながら響いてこず。さらに続いて講演した重信命さん、言動は過剰や大袈裟がなくていいんだけど人前に出る時くらい髪の毛は束ねたら? 2002.06.14 ■6月6日はコックさんの日だけではない 山口信博氏の個人誌「c/o」no.8が、金澤一志氏を編集・執筆にむかえて北園克衛特集号。『VOU』と『VOU』のあいだ(金澤一志)、艶笑と北園克衛(高橋昭八郎)、北園克衛の組版と詩を読む(山口信博)。 発行日は6月6日。(あぁ雨がざーざー降ってきて〜のコックさんの日ね)と思ったあなたのことはとっても好きです。でももうひとつのことも忘れないでね。 2002.06.13 ■妖怪の均一化 新種の妖怪11種を発見した湯本豪一さん(新聞折本五号参照)の新しい本、『妖怪と楽しく遊ぶ本』が出ましたよ。「明治期の新聞の発達とともに地方色の濃い妖怪が姿を消し、妖怪が均一化した」って。「妖怪の均一化」。現代でも思い当たるふしがありますな。 2002.06.12 ■奥成達資料室報:上村一夫「鹿の園」のこと 以前こちらでもご案内した上村一夫の講談社企画が残念ながら希望者数未達で実現しなかったようです。告知も宣伝も充分じゃなかったみたいです。思いっきり作って思い存分宣伝して、それでもし売れなかったらドン底落ち込む決意あり的潔さがなくちゃだめです。 が新たに、鈴木則文原作の「鹿の園」がソフトマジック社より刊行(初単行本化)とのこと。のぞいてみてください。 2002.06.11 ■あまりに暑くて 今朝の日食はぜんぜん見えませんでしたね。日食のくせにちっとも涼しくなかったですね。 2002.06.09 ■福島第一原子力発電所、第4基の釜の上より 昨年五月に柏崎刈羽原発プルサーマル計画についての住民投票で反対が過半数を超えたこと、これは原発業界的にはずいぶん痛手だったのね。そちらさんの身内的にはコラ東京電力!ツメが甘いんだよ何やってんだ!ってとこでしょうが、たぶんそんなこと言ってる余裕もないほどなにか政府にはアセる理由があり、そこで東電に対して、住民理解促進のための補助金だかなんだかをつけたらしい。昨年秋から東電各営業所が行っている「電気のふるさと体験ツアー」がそれ。一泊バスツアー、東電原発等視察、参加者負担は食事代(7000円くらい)のみ。で、行ってきましたよ、福島第一原発。 W杯でアルゼンチンチームのキャンプ地が福島だったのです、そのためなのか高速道路も開通したばかりで防音壁もなく眺め良し車も無しの快適ドラ〜イブ。で、まずBWR運転訓練センターへ。原発プラントメーカーである東芝や日立の製品の操作シュミレーションをするところ。ここに東電からもオペーレーターが訓練にくるわけです。日常的にそうそうアクシデントはないので、なんだか訓練は赤いランプがたくさんついて楽しそうでもありました。なにか問題が発生したらとにかく止めりゃーいーのに、それができないからこういうメーカー主導の訓練所にせっせと通い、さらに資格とれーと言われるわけです。ごくろうさま。 次はいよいよ福島第一原発へ。大熊町と双葉町に「またがる」というとっても政治的な立地、このあたりは頑強な岩盤であるらしいが、両町の町議会議員列伝は読んでおきたいもの。 さてツアー客は、軍手をはめ靴を履き替え、いくつもゲートを通過してやっとのこと原子炉建屋の中、4号基の釜の真上へ(ここでオ?っと反応してくれた貴方は私の名前を知っていますね。白状しますが、奇遇ねぇと過剰にはしゃいでしまいました)。核分裂がおこっているその真上に今立ってます、この安全性を見よ!ということがトピックとして説明されて妙な感じ。不慮とか不可知への思い上がりやうっかりへの恐怖との対面であるし、やっぱりここでキノコ雲を思い浮かべるのは、ちっともナンセンスではないんじゃないか。 桃色のシートが貼られたところは触らないでと言われるが、桃色だらけだ。それに年輩のツアー客は、ユニバーサルに程遠い床の凹凸に足をとられて、ゆらゆらと桃色に寄り掛かりっぱなし。帰り際にツアーの記念品として自分が使った軍手をこっそり持ち帰ろうとするおばちゃんもいたくらい。マンマと持ち帰ったひとは今頃きっと自慢しているでしょう。だから、安全なんだってば、ほとんどは。 壁に異様に大きく書かれた東西南北や海山という方角を示す文字は、パニック到来のときの目印なのか?「ぼやでもすぐ通報」という貼り紙。そうか、よくボヤるのか。裏返しに器用に作業服を脱ぐ男たちは、手を洗って櫛で頭を整える。ツアーのおばちゃんたちはめざとくこの櫛も持ち帰る。 またいくつものゲートを超えて音と暑さから解放。外に出ると、真白に塗られた施設の壁がまぶしい。何度も深呼吸する。ペットにされたダチョウが迎えてくれる。そしてこの日の宿、木々を脱毛症ばりに刈ったあげくに今や閑古鳥のゴルフ場のホテルに向かう。私のこの一泊料金を誰がどう負担してくれてんのかよくわかんないが、なにはともあれ今この目の前で、芝のためにシャーシャー吹いているシャワーの電気代のたしになるためにわたしはここまで移動してきたのかと思うと涙が出るよ。 翌日は東海村のアトムワールドへ。ここは母体が核燃料サイクル開発機構。わが日本は、高レベル放射性廃棄物は地下深くに埋めることで「処分」としようとしているので、ここではそのための様々がなされているわけだ。 今、日本には商用原発が52基あって、徐々に平均40年の寿命を全うするとき(1998には日本原子力発電の東海発電所がすでに閉鎖されているけど)が迫っているのに、廃棄物処分の方法は今もって先が見えていない。そんな状況で原発を作り続け、そしてさらにプルサーマルを推進されても、納得できないのは私たちの無知や頑固のせいではないだろう。 それからやっぱり疑問なこと。「賢い貴方なら安い夜間電力を使いましょう」って東電なんか特にやってるじゃないですか。それって余ってるから安くできるんですよね、あるいはもっと使って欲しいという企業方針。臨機応変に発電量を変えられない原子力による発電で、私たちの夜間の電気はほぼ賄われているんでしょう?ってことはもう原子力による発電量は充分、もしくは余剰が出てんじゃないの?違うの? 原子炉一基の廃炉費用は約550億円ってニュースが今朝。これまでの見積もりの一割上回る額だそうです。「炉の寿命を伸ばすことを検討」、「電気代があがる」カモ!とか言ってますよ。頑になってはいけませんが、シメシメごまかされるのはもっといけません。皆で気をつけねばなりませんのです。 2002.06.08 ■奥成達資料室の更新状況がちっともわかんネーじゃないか と何名様にも言われたので、奥成達資料室エントランスから見れるようにしてみました。貴殿は夏休みの宿題はどのように仕上げるタイプですか。私は休み初日にがーっと飽きるまでやって、あとは最後の数日、泣きをいれて親兄弟を巻き込んでやるタイプです。 2002.06.07 ■1980年頃の『gui』 1978年に北園克衛の『vou』廃刊、その同人であった方々が1979年に発行した『gui』。その最初のほうの数号を販売部から一部おわけできるようになりましたのでどうぞ。 昨日ご報告のスケ本(↓)関連で、『gui』no.23のあとがきを一部引用します。「...北園克衛の評論集『二角形の詩論』のゲラ刷りが出て来た。ふたたび北園克衛のドグマが毒の吹き矢のようにとぶだろう。...(F)」 2002.06.06 ■北園克衛の写真に隠れていたモノ 六月六日の朝に毎年口ずさんでしまう唄があって、そして空を見上げるのでありました、ああ、今年も雨は降っていないわね。 かなりこじつけであることをここでは白状してしまいますが、おかえりのスケ本で、六月六日が命日の北園克衛さん本を、キタゾノカツエって誰?ってことで並べたので見てね。おかえりのすけの暴走が実はみもの。北園克衛の写真を見たことがあれば二コマ目にきっとプップカプーと噴き出してしまうでしょう。表題「北園克衛の写真に隠れていたモノ」の答えがここに。 2002.06.05 ■プリンと言えば。 手作りが一番うまい、プリンアラモードはデパート食堂、プッチンプリンは楽しいがめったに皿に出さなかった、あ、このたびの協和の無認可香料使ってないですか? 新聞折本20号は、プリンわーるどを築く山野上さん。こちらのサイトをのぞく前に、貴方が想像しうるプリンわーるどをちょっと思い浮かべてみてくださいな。想像を超える、とはまさにこれ。 2002.06.04 ■日本×ベルギーをベルギーで観戦 今日はワールドカップ、日本×ベルギーですね。在ベルギーの松江さんが書いているベルギー叢報では観戦記やベルギーチームのことがいろいろ。 わたしサッカーよくわかんないのですが、例えば5/31号で松江さんが「セネガルのコリーは良い選手だなあ。頭中細かい三つ編みだらけなので見分けやすい」と教えてくれたのですぐわかったもん。 2002.06.03 ■日本人なら冷し中華は涼しげに食べれるはずなの、最初っから ニューヨーク・タイムズ紙の社員食堂に冷し中華があるんだそうです。ハムはないがうまいって。 朝日新聞の特派員が書いているこのくだりを読んどくれ。「新し物好きのこの街の人々にはアジア、日本の文化がおしゃれに映るようだ。かつて私たちは欧米で懸命に地元人のふりをした。日本人であることの気後れがあったのだろう。それが、クールと見られるなら、私たちも自然に振る舞える。」野暮の極み。冷し中華の食べ方、きっと鬱陶しいよこのひと。 2002.06.01 ■バラガンを見よ 「ルイス・バラガン 静かなる革命」展シンポジウムへ。二川幸夫×齋藤裕×五十嵐太郎。 学生さんがたくさんメモ片手に聞いているので、司会の五十嵐氏がなんとかキィワードを決め込もうとするが、二川氏の圧倒的なキャラで笑いっぱなし。 「建築家に(限らないけど)一番必要なのは感受性なのだよ、展覧会みて話し聞いてわかった気になるなヨ、ほんとに建築が好きならきみたち、わかるまで何度でも直接見に行ったらいい。僕が撮る写真なんてウソウソ、こんな展覧会だってインチキ。 僕は自邸が一番だと思う。うまい飯がいつもあった。ポイントをあげるならそれはファザードだ。建築はどんどん窓から崩れてくる、だからさぁ早く出かけなさい。」 齋藤氏の『カーサ・バラガン』の紹介ページもどうぞ。 2002.05.31 ■キュンとした狭さ ウェブは手軽だ。検索して探し当ててやったーと思って、とにかく知りたいことを直接得たくて、積極的に万遍なくメールしまくるひとたちがいる。 あるいは。Cc を使ってサクヒンを送ってきたグループがある。構想は面白いが、いきなりCcだ。 どっちの送り手も横暴。なにかちょっと一言書けないのか。見るひとが見ればわかる、や、返事はくれるひとだけくれればいい、んだろうね、きっと。 放っとけばいい。それでコトは済む。けどなんか変。かなり変。このキュンとした狭さ。 2002.05.29 ■ひきでものです 個人書店のギャラリをのぞく。富士フォトサロンの隣なので写真集の見本が最前列に。 「オンデマンド印刷ってやつにすれば少部数で本を作れるものらしい」とは思っても、どこにどう頼めばどう仕上がるのかなかなかわかんない。オンデマンドなんだからその宣伝もオンデマンドになのかどうか、地代を払って場所を確保し、実物展示してマンツーマンでご相談にのりましょう的手段がこれまでないがしろにされてきたことは確か。その意味でこのギャラリはいいです、ケド。 写真も俳句も自分史を書くこともそれはそれぞれに楽しいし、それをまとめて本のかたちにしてみたいなーというのもわかる。だけどなんかこう、隣近所や友人知人あるいは趣味仲間で交換するためにせいぜい必要な部数があってそれを配り終えれば充分、となればこれはもうひきでものの域。こういうのは捨てにくいからたまっちゃいますよ。しかも自分の人間関係の域内のものばっかが押し入れに。 2002.05.27 ■うらマヤし犯罪? http://www.asahi.com/international/update/0526/001.html 2002.05.26 ■日本のシュルレアリスト 日本のシュルレアリスト、として思い浮かべるひとは誰ですか。海外のひとにも聞いてみよう。で、どうしてあっさりそのひとを思うのか、その「なぜ」を考えることはめったにない。 私がそこに山本悍右の名を見れるようになったのは、昨年の『シュールレアリスト山本悍右ー不可能の伝達者ー展』のおかげ。そしてそのカタログに寄せられたジョン・ソルト氏の「知覚 誤知覚 ゼロ知覚」を読むことができたから。見逃したかたには当販売部から特別にこの展覧会のカタログをおわけいたしますのでどうぞ。 2002.05.25 ■和紙のことをドイツで 今年のライプチヒ・ブックフェアで「和紙−日本の紙の伝統と芸術」という本で賞をとった高木さんのことが、mdr onlineで、本の画像付きで紹介されてますのでどうぞ。「和紙のことをきちんと取り上げているドイツ語の文献がなかったので自分で書いた」などと先月読売新聞に出ていて、記事の書きかたからは魅力を感じなかったんだけど、画像を見るとイラストもレイアウトも質感もいい感じ。 このかたの受賞にちなんで、日本の本の展示棚が設けられたみたいだけど、本がみな裏返し(裏表紙を表にして)に飾られていたらしいです。 2002.05.24 ■ひらきくんとナノカさん のお二人が、金魚部にいらっしゃいませーなので見てね。さて毎度の、名前の由来はなんでしょう。なおまだ私未確認ですが、NHKでやっている朝の連続テレビ小説の舞台が金魚屋さんなんだって? |