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2002年01月31日 ■耳を澄ます 馬耳東風、馬の耳に念仏、などヒトが言うのは勝手ですが、馬はどうなのカと思って今年のお年賀「耳を抜けて吹く風の音を聴け」を描いたわけですが、この風の音が溢れている映画といえばなんたって『ナージャの村』。本橋監督の新作『アレクセイと泉』の公開に合わせて、東京都写真美術館で2/1までリバイバル上映中を見直す。 ゴーーーーーッボソボソ....という音が、四季、木々がたなびき人がその気候に合わせて動く絵に重なる。映像ならではと思いきや、この映画のもとになった本橋氏の写真集を観ても、すでに風の音が聴こえていたからスゴイのであった。大好きです。 ただ、ナレーションが強すぎてつらい。ベラルーシのかたのナレーションを字幕でやって欲しかった、日本人である私の都合だけど。日本・ベラルーシの共同制作作品。声:小沢昭一。Eco wire 、本橋成一《 映画監督・写真家 》インタビュー がいいです。 帰りにショップで平成7年に見逃していた『映像とビブリオグラフィ』展のパンフ(A4/13枚両面のキレイな印刷)を買う。400円って書いてあったけど、200円です、って言うので200円払った。 2002.01.29 ■まいどヤリイカ ヤリイカ五杯四百円、マイド。当日:食=イカ肝パスタ+刺身+ゲソガーリック炒。用意=しおから+冷凍+干物。後日:用意=しおから使用いんちきキムチ漬+解凍みそ漬。ごちそうさま。イカさんはすごいなぁ。 2002.01.28 ■過剰/ホスピタリティ 今月17日に閉店したイエナが3階にあった近藤書店に寄る。2階エスカレーター口正反対の一角は、写真芸術建築映画デザイン思想などがチマっとまとまって楽しかったのだが、洋書がまぎれて曖昧になった。 『本の国の王様』を買う。レジで小銭をがちゃがちゃしてる間にカバーがかけらる。「カバーいりません。」何年ぶりに、この言葉を言うすきを与えない手馴れたおじさまのレジにあったんだろう。 緑一色で「KONDO BOOKS GINZA TOKYO 知は力なり」など刷られた表つるつる裏ちょいガサの薄紙をビリとやぶり、セロハンテープ四箇所貼って完成、普通なら辟易するがイエナ的名残りこれをホスピタリティと思ってもいいのかもなど思い、そういえば閉店最終日にレシートとか包装紙目当てで18時過ぎに来たけど結局なにも買えなかった自分を思い出し、今夜はありがたく過剰包装された近藤書店本を受け取る。 イエナ洋書店は、一番のお得意さまは植草甚一、マイケル・ジャクソン来日時には貸切...と、逸話も多い洋書店だった。51年の営業だったという。私は看板が好きだった。 2002.01.27 ■図書館はうるさいのだった 持ち出し禁止資料閲覧のため図書館に出掛けていて休憩に降りたら、おっさんが「ねえさん、俺の隣のヤツ(=私の向いに坐ってたひと)、あれうるさくねーか。同窓会の名簿つくるんだかなんだか知んねーけどよー、皆がキリキリしてんのに電話帳ぺらぺらめくってなー。なんぼか俺、言ってやろーと思ったんだけどよ、がまんして外でこうして頭冷やしてんのよ」と言う、急に。 (持出し禁止資料閲覧室なんだからそりゃぁペラペラめくりもするでしょう)ですが、「もうそろそろ帰んじゃないのー」とか言って戻る。 実際そのひとは閉館時まで居た。おっさんも居た。気付くと、確かにぺらぺらめくる音はでかかったが、どっちかっつーとおっさんの独りゴチのゆるやか〜な響きのほうがよっぽどストレスになりそうだった。 意識してしまうと、自分の音以外はなかなか図書館はうるさいのであった。鈍くてよかった。 2002.01.26 ■ぽんぽこたぬき工作の時間です 「エンロン社元副会長が自殺」って夕刊に。まー悪いことしてさっさと死にやがってと思って記事を読んだら全然逆みたい。昨夏内部告発した元社員はただ事実を語る。 昨日は「真紀子外相が涙ぬぐう写真」が一面に。まー鬼の目にナミダ戦法かと思ったらそうでもないみたい。政争には巻き込まれたくないがと前置きして、大西氏がただ事実を語る。 当事者じゃないからそりゃあわかんないよ、でも事実が間違いなく真実として残ることは難しいね。だけどそれを残すために工作するなんて、そんなことアホくさくてできないんだ。 残しておいたチョコが一個なくなってるがこれはどーしたのか!!と同レベルがああなんてユビキュタスに。せめて死ぬな。せめて泣くな。雪印せっせとこっそり箱詰め替え軍団もそうだけど、タヌキには悪いがたぬき野郎たちのポンポコ工作授業なんて不要ヨって、最近蒙昧気味な文部大臣に教えてあげようと思います。 2002.01.25 ■ブックオフ、図書券使用は合法! ブックオフさんは「日本図書普及」加盟店ではないので「使えます」って表示はできないが、図書券でドウドウと買物できるようになったようです。客としてはどこがなにに加盟してだれがどう得して損してんのかは興味なく、財布見たらおばちゃんにもらった図書券があるから使いたいワというだけなのですが、東京地裁は、「消費者に図書券加盟店と混同させた」として、原告側の主張を認めて50万円の支払いをブックオフ社に命じたんだそうです。 これまで客から受けとってた図書券はどうしてたかって言うと、金券ショップでかえてたんだそうです。どんな部署のお仕事だったのでしょう。より高率で換える裁量のあった社員はきっと昇進してますね。バイトだったら社員になってるかもしれません。いろんなお仕事分担あります。足したり引いたりしても全くわかんない計算ばっかりです。 2002.01.24 ■漫画かと思う 警察の待ち合い席に坐っていた。お昼だった。窓口のひとが「ナニスルカナー」ってひとりで出ていく。隣では人気者風ムードメーカーなひとが周囲を巻き込んで大笑いしている。 「署長さんにごあいさつしたいのですが」と、銀行のヒトが免許書替窓口のすいこまれるような美しいヒトのところに名刺を出すと、彼女はあっさり後ろのひとにその名刺を渡し、そのひとは大笑いしているムードメーカー氏に取次ぎ、そのひとは奥の部屋の前で書類を書いているポマードさんに取次ぎ、そしてやっと奥の署長部屋に招き入れられる算段となり、ふたりは並んでスーツのボタンをかけている。合併のあいさつダト。 警察の食堂にねぎを搬入する八百屋のおばちゃんが無理矢理入ってきたのだが、その箱の大きさが猟銃っぽいとドギマギした私は素人、その余韻もさめやらぬ頃、窓口のひとがコンビニで弁当と味噌汁を買って戻り、一旦席について日別の薬ケースからお昼分をきちんと取り出して右手にちゃらちゃらさせ、目の前を通って休憩室に向かう。 ああこれって、交差点を渡るときにふと音が耳に入ってきて(映画ミタイ)と思う感じと同じ。あんまり上手に可笑しくて、漫画かと思う。その本末転倒がまた可笑くて、やっぱり漫画だと思う。 2002.01.23 ■冬もボサノヴァ 小さいカフェののんびり感やちんまり温か感にはボサノヴァがよく似合う。似合い過ぎて聞き流しちゃってアレンジを聴きわけるような楽しみかたはなかなかできないけど、ふとコーヒー飲んでてピンとわかったらそれもうれしい。 ボサノヴァを、流行ることなく廃ることなく聴き続けてきた銀行マン(これって書くと妙な表現だわね)さんがまとめた「ボサノヴァ・レコード事典」は、御自身の30年来のコレクションからセレクトした600枚近くのアルバムが収められている。なんとな〜く気持ちいいボサノヴァ、に揺られるもいいけど、この事典を手がかりにもっとおいしいカフェを楽しむのもいい。 著者である宮坂氏については新聞折本十六号からどうぞ。北風ピューピュー雪やコンコ、猫はこたつでボサノヴァもよろし。 2002.01.22 ■ヒタヒタ散歩 いつもひとりで猫と遊んでいるおばあちゃんがいた。少々気難しいバリアがあってあいさつを交わしたことがない。おばあちゃんが居るあたりの古いアパートがあっという間に壊された年末から、おばあちゃんを見かけなくなった。立ち退きにあったのか。風邪なのか。猫は空き地に休んでいる。アパートの跡地の建築案内看板の施主名はソノさんだから、もしかして密やかな大地主かもよ。 今夜帰りにヒタヒタと足音が聞こえてきたので見れば、あのおばあちゃんがいつもの上目使いでやってきた。おー元気デシタカと言いそうになるが、あの上目使いはやっぱりだめだよオバアチャン、で、ただニヤけてとっとと歩く。おばあちゃんはヒタヒタと後をついてくる。よかったと思う。 2002.01.21 ■お、い〜ぞ〜 今日は雨です。結構強いです。先週うちの窓に鳥が豪勢にひっかけたウンチが綺麗に流れて、お、い〜ぞ〜。 2002.01.20 ■カタログに載るモノ 『BRUTUS』2月号は「もう本なんか読まない!?」特集。特別目新しい記事はないんだが、自宅の本棚をどうしようかと考え中なので、ユウメイ人の本棚写真を見てイメージトレーニングでもさせてもらおうと思って買う。伊藤柱司氏の棚も。 伊藤柱司+生意気による |