BOOK BAR 4 > おかえりのすけ宅 > おかえり、あのね。

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2002年5月31日
キュンとした狭さ
ウェブは手軽だ。検索して探し当ててやったーと思って、とにかく知りたいことを直接得たくて、積極的に万遍なくメールしまくるひとたちがいる。 あるいは。Cc を使ってサクヒンを送ってきたグループがある。構想は面白いが、いきなりCcだ。
どっちの送り手も横暴。なにかちょっと一言書けないのか。見るひとが見ればわかる、や、返事はくれるひとだけくれればいい、んだろうね、きっと。
放っとけばいい。それでコトは済む。けどなんか変。かなり変。このキュンとした狭さ。
2002.05.29
ひきでものです
個人書店のギャラリをのぞく。富士フォトサロンの隣なので写真集の見本が最前列に。
「オンデマンド印刷ってやつにすれば少部数で本を作れるものらしい」とは思っても、どこにどう頼めばどう仕上がるのかなかなかわかんない。オンデマンドなんだからその宣伝もオンデマンドになのかどうか、地代を払って場所を確保し、実物展示してマンツーマンでご相談にのりましょう的手段がこれまでないがしろにされてきたことは確か。その意味でこのギャラリはいいです、ケド。
写真も俳句も自分史を書くこともそれはそれぞれに楽しいし、それをまとめて本のかたちにしてみたいなーというのもわかる。だけどなんかこう、隣近所や友人知人あるいは趣味仲間で交換するためにせいぜい必要な部数があってそれを配り終えれば充分、となればこれはもうひきでものの域。こういうのは捨てにくいからたまっちゃいますよ。しかも自分の人間関係の域内のものばっかが押し入れに。
2002.05.28
まいど。山菜
五月と言えば山菜。えぐみのある葉っぱが大好きなわたしは、母親がひとしごとして送ってくれる山菜が毎年待ち通しい。一晩塩抜きしたぬめぬめさくさくのわらびを食べる。最初はお醤油だけ、次にかつおぶし付き、胡桃も散らすか、次に七味など加え、そして味噌汁、煮付けなどでマイド。春の山々アリガトウ!
2002.05.27
うらマヤし犯罪?
http://www.asahi.com/international/update/0526/001.html
2002.05.26
日本のシュルレアリスト
日本のシュルレアリスト、として思い浮かべるひとは誰ですか。海外のひとにも聞いてみよう。で、どうしてあっさりそのひとを思うのか、その「なぜ」を考えることはめったにない。
私がそこに山本悍右の名を見れるようになったのは、昨年の『シュールレアリスト山本悍右ー不可能の伝達者ー展』のおかげ。そしてそのカタログに寄せられたジョン・ソルト氏の「知覚 誤知覚 ゼロ知覚」を読むことができたから。見逃したかたには当販売部から特別にこの展覧会のカタログをおわけいたしますのでどうぞ。
2002.05.25
和紙のことをドイツで
今年のライプチヒ・ブックフェアで「和紙−日本の紙の伝統と芸術」という本で賞をとった高木さんのことが、mdr onlineで、本の画像付きで紹介されてますのでどうぞ。「和紙のことをきちんと取り上げているドイツ語の文献がなかったので自分で書いた」などと先月読売新聞に出ていて、記事の書きかたからは魅力を感じなかったんだけど、画像を見るとイラストもレイアウトも質感もいい感じ。
このかたの受賞にちなんで、日本の本の展示棚が設けられたみたいだけど、本がみな裏返し(裏表紙を表にして)に飾られていたらしいです。
2002.05.24
ひらきくんとナノカさん
お二人が、金魚部にいらっしゃいませーなので見てね。さて毎度の、名前の由来はなんでしょう。なおまだ私未確認ですが、NHKでやっている朝の連続テレビ小説の舞台が金魚屋さんなんだって?
2002.05.22
美しき花、野菜、そして蚊
うちの大家さんは園芸屋さんでその社屋が隣接しているので、周囲に花や緑も多ければ、関連するゴミも多い。その会社が数カ月前に整理した倉庫から出てきたのは、花の種を入れていたらしい木箱。種の袋を丁寧に箱のツラに貼り、年度が変わるたびに新しい袋を上に重ねていた模様。木箱の具合、種袋のカラー印刷の具合、これが、イイ。
しばらく横目で見ていたがどうやら廃棄処分待ちらしいので、種袋を剥がして少しいただく。いつかどこかで御披露目しますね。
そういえば「BRUTUS」(6/1)の野菜特集に野菜の種袋が出てたね。どこぞの店のどこぞのグラフィカルな料理写真の羅列頁より断然いい。蚊の研究をするひとがそのきっかけを、「色のバランスと形のスマートさ」にひかれたからですと言い切ってたことを思い出した。
2002.05.20
んがんっん
昨日書き忘れました。「みんなで日本語辞書をつくろう!」サイトのこと。
テレビのサザエさんの昔バージョンで、最後にまんじゅう(だっけ?)つまらせていうセリフがあったでしょ、あれはどう表記するか!という大問題を大議論していた頃に、私が思う「んがんっん」が見つかった辞書です。
このサイト、もっとノーテンキにやってくれると面白いのに。と私は思う。
2002.05.19
辞典に名を載せてみる?
小学館の「日本国語大辞典」編集部が、日本語用例を募集、20年後くらいに予定されている第3版に採用された場合はあなたの名前も載せますよ、と。
『博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話 』(サイモン ウィンチェスター)を思い出しますね。OEDの編集は、単語の最も古い用例を調べるのに多くのボランティアの協力を得ていた。ある日編集長が日頃の御礼にと思い、多くの情報を寄せてくれたひとの住まいを訪ねてみるとそこは精神病院、しかも殺人犯で...。
そういえばbookbar4の「広辞苑、外に連れ出し運動」の場合なら、希望して書き込まれた自分の名前がそのまま一つの単語として残るのだけどネ。
2002.05.17
「趣味は着物です」
しばらく前から制作を手伝っているあるサイトのなかのQ&Aの更新をするといつもいらいら。例えばこうだ。
「わたしは着物が大好きで、この前ネットオークションでついに買いました。そこで質問です。これはどう着ればいいのでしょう。」あるいはこうだ。
「わたしは着物が大好きで、将来着物関係の仕事をしたいと思っています。そこで質問です。着物関係の仕事には、どんなものがありますか。どうすれば就けますか。」
見ず知らずのひとへの質問だから気軽なんだろうけれど、好きです、と名乗るカザカミにもおけない質問ばっかでしょ。不思議でしょ?けど、多いのだ、こういうのがとにかく。就職活動のときに使う履歴書フォーマットにある「趣味欄」に蒙昧したひとたちの一種のトラウマなのか。
ちなみにこのサイトの主宰者は実にこまめに回答するが、まぁその口調がバシっと直球でお〜キツー。これに救われるかたちで私は作業ができるわけです。
2002.05.15
笑顔のジェイムズ
エイフェックス・ツインの『ウィンドウリッカー』を、「周波数の時間的変化をグラフ表示するソフト」で設定調節して再生させたらジェイムズにっこりが出てきたよ、ということをhotwiredが報じたのだけど、これは悪魔の顔か否か!なんつーことをシタリ顔で言ってるのがアラ可笑しい。誰かがなにか面白いことをやっていることをたまたま自分の身の周りでいち早くキャッチしたことを最大の武器としてガンバルのはやめとくれ。
ある意味ジャパニーズ・エイフェクスといえば布袋ともやす(漢字忘れた)だよな。と思ってるひとが結構多いことは、某コーヒー広告を見てワカッタ。頭をぶって静養中とか。お大事くださいますよう。
2002.05.14
果物袋
12日(↓)のリンゴつながりで思い出したんですが。
果樹栽培で袋をかけて育てる場合がありますね。これは江戸末期、上州(群馬県)の梨の栽培で初めて試された日本独特の方法だそうで。りんごの場合はシンクイムシ類の防除のために、明治23年に盛岡で初めて試されたんだそうです。
先日あるところの農家専門巨大ショップで、この果物にかける袋の山積みを見つけ、その美しさと細やかな工夫に感動して購入。果物の種類によって素材が違っていて(しかも小さく「りんご」とか書いてある)、ねじる、やぶる、などの作業がしやすいように、小さな切れ目や針金が埋込んであったり。ほんと、すばらしい。古新聞製ってのもあるのです。
見かけと中味、どう優先させるかの葛藤のなかで、最近のりんご栽培は無袋化が増えてきたようだから、この袋たちもだんだん使われなくなるのかも。袋の変遷記録ってどっかに残っているのかなぁ。
2002.05.12
逆さりんごは顔
powerbookの蓋側についているリンゴマーク、あれって途中(G3時代に)から上下逆になったじゃないですか。ライブなんかで使うときこそ目立つからね。
そんなこともあってあの白リンゴ、逆さまに見るという機会がユーザーにはあったわけです。で、顔に見えたりするひともいるラシク、黒マジックであれに目鼻を描いているひとを見つけました...。かわいいよ、かわいいんだけど、おかげで白リンゴが顔にしか見えなくなってしまったのよねどーしてくれんの。
2002.05.10
ガーゼにくるんでもらったときのこと
東京高輪のギャラリーオキュルスで「オキュルス ヴィジュアルポエトリー ビエンナーレ[日本・フランス]」という長いタイトルの展覧会が5/15〜25までの短い期間ですが開かれます。ここにわたし、ガーゼの本を出品、どうぞ皆様初夏のちょっと汗ばんだ指で、このデリケートな本をべたべた触ってちょうだいな。ギャラリーおいでの際には、当日朝の株式欄で某ユニクロの株価をメモメモのうえ、産まれてすぐに包まれたはずのガーゼの触感を楽しんでいただきたい。詳しくはこちら(展覧会案内葉書の表裏)をどうぞ。
2002.05.09
破ってどうする?
朝、電車の中で隣に坐っていたおじさんは、ずいぶんボロい本を読んでいる。しかも表紙を剥がして。
チラと覗き見ると紙魚にやられてきれいな穴もあいている。ほどよい茶系のグラデーションをきめこんだなかなか風情のある本文紙だ。と、びりっと破いた。破いた頁を鞄の外側のポケットにいれた。なるほどこういう読みかたもある。
私は本は破けない。だけど雑誌はバカバカ破く。広告頁は邪魔なので。
破いたところをとっておくのか捨てるのか、相当大きな違いだけどね。
2002.05.07
寝れば治る
仕事先のMacに嫌われて数日落ち込む。環境を変えたときはミソギのように一度はあるよねと思いつつ、そういうことに用意周到受け入れ万全!な余裕のあるヒトではないので、その場凌ぎの面倒に勝手に疲れてしまう。原因はきちんとあるんだろうけれど、私の解決はせいぜい一晩寝かせるとかなでるとか叩くとか。そんなことを繰り返しているうちに安定してくるんだから、まぁなんとも機械ったって柔軟なことだ。
こんなこと言ってるとまたジャリを思い出す。ヒトを超えて機械と競うか、キカイを同化させて人が競うか。そもそもその区分けの無意味を、酔っぱらいジャリは体現したんだ。そう思うから今夜はもう寝る。明日になればMacの機嫌はあっさり治ってる。だめならまた寝る。そしたらその次の日こそ、きっと治っているだろう。
2002.05.06
minaの『粒子展』
皆川明氏がデザインする「ミナ」の展覧会がスパイラル・ガーデンで今日まで。アイディア・スケッチや工場の映像、ファブリックそのものも展示されている。
これまで発表されてきたファブリックにはひとつづつ名前がついているが、洋服やバッグにしないでこのままの状態で持ちたい、飾りたいと思うひとは結構いるのでは。ボタンだって、ボタンとしてではなくただそのモノとしてそこに置いておきたいと思うもの。
黄緑蛍光色面を内側として和綴じされたカタログもいい。プリントはグラフさん、極美。
2002.05.05
牛乳いくら?
いきなり七段広告で「...牛乳は安すぎると思いませんか」ときた。(社)中央酪農会議。
BSEの影響で売上がほんとに不当に落ちているのかもしれないし、安売り合戦のしわよせがほんとに生産者に直接跳ね返っているのかもしれない。ケド。「設備投資と環境対策費と飼料代と人件費と牛の健康管理費と生乳の品質管理費」の文字のうえに牛がのっている図といい、タヌキな作り方だなぁ。
私は毎朝牛乳を飲む。牛乳が一般に安すぎると言う判断基準はもたないが、安売りしていた雪印の牛乳を横目で見たときは思ったよ、「雪印の牛乳は安すぎる」「やっぱりそんなにヒドイのか」。
2002.05.03
天狗寺でコウモリ
小田原から大雄山線で終点まで三十分、そこからバスで十分、樹齢五百年を超える杉並木に囲まれてたつ大雄山 最乗寺は、静かでしっかりした曹洞宗のお寺。端正な建物や庭のなかに、キッチュな天狗下駄。境内は起伏と回遊の具合も楽しい。奥の院への門をくぐると、向かう階段は中休みなし。躊躇してたら、後ろからきた家族連れの父「おい、どうするよ」子「登るしかないでしょ」。そうだよね、行くしかないよね。
カタログによると「室町時代の曹洞宗の僧、道了が、相模最乗寺の開山了庵の弟子となって、1411年、同寺守護の大願を起こす。そのとき天狗の姿となって昇天したので、そのときの姿を写し、堂を立てて祀って山門の守護神としたために、ここは道了尊とも呼ばれている。」
それにしても、本堂のなかで遭遇した、柱を一歩一歩登っては落っこちてたコウモリよ、きみは疲れていたのか。
2002.04.30
サッカー麒麟、うすくないか?
大阪のミスター・グリコはサッカーのユニフォームに着替えて大人気だそうだが、キリンラガービールの麒麟もサッカーボールを蹴って炸裂しながら「キリンはサッカー日本代表を応援しています。」と落ち着いたコメントを寄せている。
気のせいか(せいでしょうね)、ブルーのユニフォームに着替えたグリコはインタビューとかめちゃくちゃ上手にこなしそうだし、サッカーボールを蹴るラガーは実は味が薄いんじゃないかと思う。
そんなことはないんだろうが、そんな気がするならそんな気になってしまおう。だから しばらく、サッカーラガーは飲まないからね。
2002.04.29
百年の愚行は毎日始っていて...
Think the Earthが第二弾プロジェクトとして、4/22のアースデーに、世界中の古新聞を台紙にして写真を貼ったものをオリジナルとした「百年の愚行」の複写版と普及版を発行。
オリジナルの展覧会はまだ未定のようですが、開催のおりには、期間中一日一冊限定で、ある国のある日の新聞折本を作り(by bookbar4)、それにその国のその日を撮った写真(by 誰か)を貼ることを続け、次の展覧会場に附録で持ち込むってのはどうでしょう。そう、百年の愚行は、毎日はじまっているのです。
2002.04.28
金魚部マーク
金魚部のロゴマークができました。かわいいよ。でもちょっと、よ〜く見てくださいよー、どこかの誰か(この頁の最上部あたりにいるヒトとか)となんとなーく何かが似ている。
2002.04.26
今年の夏は冷し中華で「おいしゅうごうざいます」
『彷書月刊』5月号で南陀楼綾繁氏が「奥成達資料室」のことを書いてくれました。
幼少の頃からきっとアヤシゲであったであろう綾繁氏が、「オカシゲで見当もつかないヒト(しかも中国人だと思っていた!)であった」と告白して奥成達氏とごたいめ〜ん、の場所に私はたまたま居合わせたがハテ、ほんとにこの二人は初対面かいな??の感、話し、尽きず、呆れてこちらは飲み耽る。
すっかりオトナになったポスト全冷中世代の皆さん、今年の夏は冷し中華を、お上品に食べつくしてみませぬか。奥は深こうございますわよ。あなたは何派?
2002.04.23
あ、いやどうも初めまして「一二三二三...」
世の中には「このひと、詩人だよなぁ...」につきるひとっているけど、ひとはみな詩人、あるいは、死んだら肩書きは詩人にしてね、という、決して口にはできないようなこっぱずかしいことを、実は私は真面目に焦がれて暮している。
詩人・松井茂は、その作品も思いも行動ももっと全然インパクトあるんだけど、たぶん根底にはそういう気分があるんじゃないかと私は勝手に思っている。その理由は新聞折本十九号から詳しく見てね。
松井氏は、4/28(日)14:30〜、阿佐ヶ谷ギャラリー倉庫(杉並区阿佐ヶ谷北2-13-4)にて、『あきと+くヲ及び松井「Live at The Drugstore」-2』、続いて、『中ザワ+松井+三輪「第二回方法芸術祭」-2』を開催。詳しくは松井茂HPからお問い合わせを。なお松井氏を見かけたときはいきなり「一二三二三...」と話しかけるとgood!!言葉って、楽しい。
2002.04.21
タテヨコナナメのタンクです
書肆啓祐堂『黄金の馬車』第4号に連載中の「タンク・ギャラリー3」、アップしたので見てね。あなたのおうちの近くのタンクも、このタテヨコナナメのどこかにあるわけ。素敵なタンクライフとともに、お知らせくださいまし。