月別履歴(タイトル抜粋)

2002年 10月
2002年 09月
2002年 08月
2002年 07月
2002年 06月
2002年 05月
2002年 04月
2002年 03月
この本は私に会うために(1)
律儀(3)
なんちゃって矢印(6)
ピンクの肋を解体します(10)
世田谷区立下馬幼稚園(17)
「路程」は写っていなかったのか?!(19)
『落ち穂拾い』(22)
フラジャイルに「千夜千冊」の1/2(26)
実はワカメさん(29)

2002年 02月
スタイルの速度。音/映像/文字(1)
0020202の本棚(2)
『オードリーとフランソワーズ』(4)
『紙魚の手帳』12号(7)
東京駅。どっち側に降りて本屋に行くか(9)
本のことなら憶えてるが...(12)
行方不明新聞折本公開捜査(13)
佐伯俊男(14)
『ユビュ王』にくそったれ!ってそのまんまな...(16)
その穴のさきにあるもの(17)
家庭の医学と専門書の断絶を埋めるもの(20)
ジャリなら自転車こぎこぎ冷し中華を(21)
図書館のちょっと無理矢理(26)
送料に限って言えば(27)
月が最近(28)


2002年 01月
あけましておめでとうございます(1)
腹ぺこタイシ(4)
ランクアップした二百円のおみくじ(7)
方角が悪いんです(12)
カタログに載るモノ(20)
お、い〜ぞ〜(21)
冬もボサノヴァ(23)
ぽんぽこたぬき工作(26)
図書館はうるさいのだった(27)
『ナージャの村』(31)

2001年 12月
皆やさしくってヨ(1)
『寄席の脚光』(4)
無理して本屋でバイトすな(5)
大踏切書店でイッパイ(8)
いらないものばっかり残るのよ(13)
ママゴトやっといてよかった(17)
sold out 通知(22)
「2001年宇宙一瞬旅」(25)
不吉な夢もなんのその(26)

2001年 11月
愛犬は0.5(4)
自分で勝手に無理してグチる茶番(5)
どこのどいつ(6)
ひとの書棚を覗くのは楽し(9)
「広告としてのイラスト」(11)
かき×かぼす=マンゴ(13)
どこで区切って無駄と言う?(15)
「学校どこ?」(16)
岡ノ上鳥男様 田辺茂一(20)
おかえりのスケ本登場(26)
webで本をめくりたいひとはいないでしょう(30)

2001年 10月
bookbar4楽天ブックス開店(01)
鉄の扉「絶版」で幽閉された本の脱獄幇助(02)
本コ子雑誌、即物的体験を池袋リブロで(05)
おれなら桜を植えに行く(08)
眼の日は啓祐堂で眼のコヤシをいただく(10)
ライブ辞書を作るゾ(15)
新聞折本第八号(17)
製本-花ぎれの固定(18)
NONを見よう(19)
実感トハ恥ナリ(20)
透明酒は...(21)
となりの客はよく肉食う客だ(22)
わたらせ渓谷(27)


2001年 09月
意の外(01)
これを読んだら呪ワレル(03)
葉書文庫本(04)
均一つながりの本と新聞(05)
広辞苑、外に連れ出し運動(08)
平まどかのベルギー製本留学記(09)
コソコソするのはなぜ(17)
グリコのポーズ、やってみて(18)
それ、名前なんですけど...(19)
あどべんちゃブラリ(25)
オノ・ヨーコと朝日新聞(26)
温寿司(28)
まじ秋(30)


2001年 08月
横顔ばっかの金魚(03)
『チェブラーシカ』(04)
クモの糸をどう使うか(09)
人工雨、日本編(11)
空中金魚(13)
防ぐのが礼儀(14)
炭化菜種降りしきる花火大会(18)
屋久島の森に(28)
宇宙人と妖怪(30)


2001年 07月
くだらナイ→すまナイ(02)
やっと処分したっていうのに(03)
「ドキドキ」を見て体の頼りなさを (05 )
観本旅行(06)
おでかけには「じろう」を(1)
『ラッチョ・ドローム』(12)
いってきますじろう問題(15)
これは本なのですか(16)
「本は傷んだら修理すればいい」(17)
「うまい」か「おいしい」か(19)
エーッ○エーッ○エッ○ホイ○ッ○(23)
新聞折本第三号(25)
ネコとシャクシとキミと(26)
自由カラは逃走できない不自由(29)
夏はこれからだってば(30)


2001年 06月
ダダ書房店主に惚れる(04)
日焼けサロンじゃあるまいし(07)
製本アトリエ記11 (08 )
図書館には何を探しに行くか(10)
『ミリオンダラー・ホテル』(13)
人間を本に変える銃(14)
スクラップ帳をスクラップ(16)
死を待たずにとる魚拓が失うもの(17)
辞書である前に本でもある(20)
さくらんぼの味(24)
ああやっぱジンセイって(27)
金魚部第二回秘宝展(28)
図書館オチの古本(30)


2001年 05月
SPACE ODYSSEY(06)
新入部員は銀魚(09)
製本アトリエ記10 (10 )
「本コ」誌第一期終了につき(15)
never 金魚(16)
日に月に媚びず。(19)
ベストセラーがバカバカしくなっちゃって(20)
新聞を3回折って本にする(21)
『地獄の黙示録』(24)
新聞本の祖父は「くそ」と詩をかく(26)
「言葉はサーファー」説(27)
ナはテイをアラワスか(28)
祝いの席には花火か蜘蛛か(31)


2001年 04月
言いそびれ(04)
宅配から机配へ(06)
金魚部、無念(07)
一般市民ですけど(12)
書肆啓祐堂誌「黄金の馬車」(16)
切手詰め本(18)
「五点支え法」実験装置(19)
東京国際ブックフェア2001(21)
花ぎれ、できた(23)
おかえりのすけ事件2(24)
『ツバル』 (25)
探し選び奪う退屈(28)
ぶらりの卒業(30)


2001年 03月
カフェでふと(01)
日記の積み重ね(06)
忘れてはならない直感。(10)
「荒俣まぼろし堂」最終目録(11)
『キャラバン』(13)
『あらかじめ失われた恋人たちよ』(14)
ナヲナノレ(16)
記憶はひとの身体に間借りして(18)
後ろからやってくる(23)
夢は誰がみているか(25)
第一回金魚部秘宝展極秘開催(26)
図書券の使いかた(27)
閉店間近に耳ダンボ(31)


2001年 02月
窒息おかえりのすけ(01)
恐縮は笑い飛ばす(04)
他人様の土俵で燦然と輝いてしまうNIKE(07)
ダダな漢字(12)
へん平時代(15)
雨の筋に傘は目盛る(18)
『シュリ』(20)
タエコ・リズム(22)
NONでシールを貼ってもらおう!(23)
プロ紙に敬意を表した本(25)
ウリポな文学者の皆様へ(26)
万能web出版(28)


2001年 01月
初詩集『心配の速度』(06)
4×4 = 8 vs 365-6=358(08)
図書館ホテル(10)
中村文庫(14)
発禁と戦い、秘められた名作を(19)
" BOOK BLESS YOU. "(24)
ダイヤル・ビーチへ行こう(31)


2000年 12月
缶詰文庫(01)
星の王子さまが観た星空(05)
砂時計のくび(14)
目論書本(18)
新聞折本プロジェクト(20)
金魚部に西洋の旦那が(22)
環太平洋的に詩集(27)


2000年 11月
『グロリア』(02)
同級生が有名人になってしまった場合の卒業文集(03)
真空凍結乾燥機を入れてくれ(05)
がっくり(06)
カンガルーとおやじ(12)
吹き出し、開放(13)
銀杏書房(16)
『ラテンアメリカ光と影の詩』(20)
いかに多くの「思わずできたもの」(22)
おかえりのすけ事件(23)
「いんちき」とは何かを『桂離宮』に識る(24)
なかったことに(26)


2000年 10月
度忘れの度合い(31)
『ブレア・ウイッチ・プロジェクト』(28)
本の系統樹(23)
「もいました。」(22)
『馬的思考』、一冊置いとくヨ(21)
疲れた筒(20)
分別快楽(18)
プラスチック部(12)
『ガタカ』(11)
『キカ』(03)


2000年 9月
はみだす飛び出し絵本(25)
文庫本をローンで買いたい(20)
めくるめく書籍目録の誘惑 (19)
『ポール・ボウルズの告白』(14)
みんな平らになりたい (13)
『ひかりのまち』(08)
9月1日はパタフィジックに(01)


2000年 8月
虚言僻を伴う脳の病気の後遺症の証拠(08)
あなたの信頼に背くわたし宣言(11)
「シツレイ」の効果(16)
『モジュレーション』(17)
bookmark 4とbook bar 4 (20)
@(24)


2000年 7月
目玉に食塩水を~(04)
「今日」あたし、ダメかも。(05)
些細な気まずさの克服(09)
" code " のバッグ(15)
電気スタンドマン(18)
地図通りだ!(30)


2000年 6月
共感しなくちゃいけない脅迫(03)
期待のかたち(05)
「頭痛いので休みます」(06)
人サマのリサイクルをする葬儀やのバイオ度(12)
バービーの脚が指に(15)
ゴダール『映画史』(16)
合理的なプロレタリヤ医学(21)
『ミラクル・ペティント』(26)
『フルスタリョフ、車を!』(29)


2000年 5月
TOTOの味噌汁(15)
『エグジスタンズ』(24)
『棺桶の中で宙返り』(28)
『足にさわった女』(29)


2000年 4月
万年青春映画の恐怖(05)
死因を調べてもらう料金(07)
凸=H2cm、 20×20でいこう(20)


2000年 3月
『スリーピー・ホロウ』(07)
さぶいぼセンテンス(10)
実感のリロード(16)
セルフ・パブ『共生虫』(28)
『ストレイト・ストーリー』(30)


2000年 2月
生まれ変わったらmusicianになる(13)
泡の中身(15)
人が言わないことを否定する(16)
plastic book(21)
接続語の「ぶっちゃけた話」(23)





2001年08月31日

■直接知らせる
BOLジャパン、bk1と業務提携したそうです。
BOLはオープンした頃に数回閲覧したが、なんだか頁が重かったなぁという印象、その後はメルマガを購読してたけど惹かれる記事がないので一度も見ていない、確か。
マスコミ発表後すぐにこうして一般客に一斉同報できるっていうのはほんと便利ですね。夕刊やニュースを見るまえに直接知らされるほうが、気分はいいでしょう。記念(?)のサービスがあるかもしれないから今夜はちょっとのぞいてみましょう。ひどいねぇ、客って。


2001.08.30 ■宇宙人と妖怪
まだ見ぬ宇宙人や妖怪は、想像するひとによっていくらでも愉快なヤツラに仕上がるもんだ。例えばパーヴェル・クルシャンツェフ監督の『火を噴く惑星』は、金星を舞台に1961年に製作されたスバラシイSF映画で、そこに出てくる生物や謎の金星人、そしてジョンのふるまいに私達は脱帽脱力しきりなわけだが、江戸の日本の妖怪どもにもチョウ脱帽脱力しきり、なんとこの夏新顔十一種が初公開となったのですヨ。
その発見者でもある湯川豪一さんに、新聞折本第五号を蔵本いただきました。国立歴史民俗博物館の「異界万華鏡」展で、発見した絵巻を展示された模様や、妖怪そのものの写真も見れるようになってますのでどうぞお楽しみください。この夏の猛暑のキオクをぶっとばしてしまいましょう。
2001.08.29
■そこで待ったをかけてもナー
私がよく使う図書館ではずいぶん前からセルフコピーだったけどみなさんのところはどうですか。
著作権法上は、本等をコピーするときには著作権の承諾が必要、ただし個人的に限られた範囲で使う目的(30条)、図書館利用者の調査研究のための一部複製(31条)等に限って、例外を認めているわけだが、日本書籍出版協会と日本雑誌協会は、本が売れない一因になるとして猛反発、だそうです。
なにを誰がどうコピーしたのかをチェックしたところでそれが解決されるわけないし、その手間があるなら図書館のかたにはもっと他の仕事していただきたいし、コピーまでして手元に置かれる本はすばらしーではないか、表彰してしまいましょう。
本を買うこととコピーとることはちっともかち合わないと思うんですけどどうでしょう。 とにかく、こういう場面でそういう風に待ったをかけてもなんだかナーと思いました。
2001.08.28
■屋久島の森に
しばらく療養されていた山尾三省氏が、本日亡くなられたそうです。残されたものに時間をかけて寄り添っていきたいと思います。
2001.08.26
■太陽が怒る
しばらく余裕がなくて更新せず失礼しました。身体は無事であります。
ひとくぎりついたので極楽寺や長谷寺散歩をし、稲村が崎で夕陽でもながめようと出かけるが、フル装備したカメラ集団に襲われてうんざりする。お楽しみなのはいいけど、ささやかな研究心もいいんだけど、なんでこんなに横柄に、なごむ人達の前に立てるのかわかんない。こんなココロのひとにいい写真なんか撮れるわけない、50センチやそこら立ち位置を変えたってたいしたかわんないんだヨ〜ダ、でもまぁせいぜい金つぎこんで消費を担ってもらいましょう、なぞ私ばっかり文句たらたら言って場所を移動する。結構私も性格悪いナと落ち込む。
夕陽は厚い雲にやがて覆われてしまいました、ばちがあたったのです、太陽が、怒ってしまったのです。
2001.08.18
■炭化菜種降りしきる花火大会
恒例の世田谷×川崎大バトル多摩川花火大会は、警備のひとが多いし歩道橋は通行止めだが、人出が少なくてベストビュ〜ポジションもゆったり。昼から強い風に小雨降るも時間通りスタート。
世田谷はアンパンマン柄を連発し、途中で80年代風の音と光のぺーじぇんと、みたいなことをやってちょっとはずしており、川崎はシンプルな一色バンバンあげを繰り返していてあぁ今年のバトルは久々川崎だねぇなど言っていたやさき、打ち上げ場所が民家により近い川崎側が、強風のために終了予定10分前に中止となってしまった。(6000発中まだ半分もあげてなかったっていうけどじゃぁ残りの10分はどんなことになってたんだろ)
まぁ中止にもなるよ、というくらい、風下側で口を開けてバカヅラさげた我らに、火を持ったままのものも含めて様々なモノが降り注ぎ、「妙」にエキサトしたのであった。
今年は前後の時間がとれず誰もお招きできなくてゴメンなさい。おわびに落下物をお見せします。細かいつぶつぶは火薬をまるめるときに芯にするという菜種だろうか。
2001.08.14
■防ぐのが礼儀
ゴキブリが出た。二匹も。でかい。怖い。なんてことだ。ゴキジェットしゅーしゅー、臭い息苦しい、何と言ってもあとの掃除がたいへん。
このゴキブリ、実は美術館や博物館でも一番やっかいな害虫だという。駆除のためにこれまでは化学薬剤を使うのがスタンダードだったが、人体のみならず美術品にも悪影響を及ぼすとあって、昨今は「無酸素法」なる方法がとられることも多くなったという。これを開発した杉山さんの記事が、新聞折本第四号となりましたので見てね。
害虫、とか、駆除、ってのはヒトサマが言うだけ、そんなこと言うまえに予防するための工夫をすることが礼儀ってもんでしょう、ということを知らしめてくれる、が、やっぱりゴキブリは、まっすぐ突進するから怖いです。
2001.08.13
■空中金魚
煮ても焼いても食えない金魚が空を飛んでいる、ということで、空中金魚さんが金魚部にいらっしゃいましたのでおミシリオキを。名のいわれ、及びお写真などチェックくださればおわかりですが、着物をカジュアルに着てあそぼう満載のサイトが関係しているのであります。
つっこまれるといけないのでイチオウ言いますが、金魚は昔、食して美味なりとの記述あり。
2001.08.11
■人工雨、日本編
朝から雨が降りそうだったが奥多摩湖へ。途中からシトシト。久しぶりの雨だし、雨の日に出かけるなぞめったにないのでこれもまたヨロシ。が、雨はしだいに強くなり、浮き橋に着いたころにはどしゃぶり。お腹もすいたので食事処に避難してビール。
やがて雨はあがり、浮き橋も渡りトンネルもくぐり土砂崩れ跡にも手を合わせうたたねもして夕方、今夜は祭りで花火もやるというから、神社にお参りしてヤキソバとビールを買い、愛宕山のシルエットを濃い霧に浮かばせる花火をゆっくりあおぐ。山々に長く反響する音を聞いていると、こんなに木々が繁って柔らかい感じだけどあぁ地球は硬いんだなぁと思う。
今日ここ小河内ダムでは人工降雨システムを稼動させているのだ。「ヨウ化銀を溶かしたアセトンを霧状にしたものを燃やし、人工降雨機の煙突から空に噴き上げ」るんだそうだ。その効果の程度は公式には発表されていないけど、アオコで青汁状態の湖面をかきまぜながら、たぶん人工の雨を浴びて悦に入る。
そういえば韓国では六月にドライアイス法がとられたのだった。あれから二ヶ月、今朝も私はやっぱり時間に追われてシャワーをジャージャー浴びている。
2001.08.09
■クモの糸をどう使うか
クモの巣の糸はシルクよりずっと強くて弾性があるんだそうだ。だけどクモはまとまるとお互いに殺し合いを始めてしまうので、ヒトサマの便利のための飼育はままならなかったんだそうです。
じゃあその強い糸をつくるクモの遺伝子を組み換えてしまオウ。ということで、ドイツの Institute for Plant Genetics & Crop Plant Research がその遺伝子をジャガイモやタバコに組み替えしてシルクのたんぱく質を作ることに成功し、スパイダー・シルクとして工業生産をめざしているという。(SmallBizメールVOL.13より)
すばらしいとは思うけど、もし頭が良かったらそういう実験に夢中になるよなーとも思うけど、そんなに強い糸作ってどーすんのワタシタチ、でもある。記事は「防弾チョッキや航空機の部品への用途がひらけそうだ」と、書く。
今週の「らいおんはーと」によると小泉総理は子供のころ竹竿に針金を丸くうちつけ、そこに新鮮(!)なクモの巣を張ってそれでセミを捕ったらしい。「これだと、セミの羽を痛めないで捕れる」んだそうです。
2001.08.07
■覚えやすさ
あるところでは私は「タンクのひと」と呼ばれ、あるところでは「ブックバー」と呼ばれ、「ああ、タンクのね」とか「ああ、ブックバーのね」とあいづちを打たれ、それっきりホントの名前を呼ばれることなく終わり、それを繰り返して呼び名になっていくんだろう。
相変わらず私はお店の名前というものを覚えず、「いわしや」(開店当初いわし料理がおいしかった店)とか「営魚中」(という看板がかかっている店)とか「くのいち」(スタッフがくのいちみたいな店)とか勝手に言うので、誰かにその店を教えるときや、電話してまだ開いてるかどうか確認するなどがいつまでたってもできない。
そんなことでまた今日も行きそびれた店の前で、ホントの店名と電話番号をメモする。だけどこのままでは店の名前から探すことができないわけだから、どーするつもりだろうと思う。と、バイト募集の貼り紙に「担当仙藤まで」と書いてあり、店名の由来がわかる。するととたんに、店の名前を完璧に覚えてしまった。
名前とは不思議なものだ、っていうか、頭の中って、面白い。
2001.08.06
■強いか弱いか
そしらぬ顔をしていた友人Aが某ブランド好きであることがわかり、「なんだ、実はブランドに弱かったわけネ」と皆でバカにする。正々堂々ブランドに強い友人Bが、Aが買ったバッグをいろいろ説明している。かつて質屋に入れた時の値段まで言い、それをどんなひとにどんなシチュエーションでもらったのかというところに話が進む。このあたりからだいたい半分は作り話になるのだが、面白いから構わないで笑う。
ところでAはブランドに「弱く」、Bはブランドに「強い」。弱いの反対は強いなのだが、弱いがだんだんちょっと弱いになり、次にちょっと強いになって最後は強いになることをよく体感できた夜だった。
2001.08.04
■『チェブラーシカ』69-74/ロシア/ロマン・カチャーノフ
98年京都で個展「イワイフミライフマン展」、今年2月には大阪で「Tip Collection」を発表しているイワイフミの「ライフマンシリーズ」の一編が併映、「死ぬってどういうこと?」と聞かれて困ってしまうおかぁさんは是非一緒に観ましょう。パタフィジックです。
さてチェブラーシカ。目の閉じかた、シャパクリャクの口の開けかた、堀った土のもりあがりかた、雨の落ちかた、水面の泡etc、なんとも愛おしい。チェブラーシカがプレゼントされた「子供のかえる」がとても子供っぽくて、皆笑ってましたね。公式サイトでは「ロシアンピロシキ」によるチェブラーシカの原画を手掛けたシュワルツマンの展覧会レポートもあり充実。
最近いろいろミスがめだつと噂しきりのユーロ、やっぱり今回も終了前に明かりがつきましたヨ、いいかげんにしてね。
2001.08.03
■横顔ばっかの金魚
金魚部、若干強引に拉致して入部いただいたかた、あり。
金魚の絵を描くときに、わたしなど横顔(?)がもっぱらなんだが、上顔、つまり上から眺めた図をさらさらと描くひとがいる。後者のほうが金魚の動きがかもしだされて風情があるのは間違いなく、なんで私の金魚は横顔ばっかなんだろうとかなしい。人並みに金魚すくいもやったんですけど。
2001.08.02
■はっきり看板
コンビニ「他人の傘を持ち帰らないでください」/地下を掘っている工事現場「落とすな、落ちるな」/レストランのトイレ「汚すな。神が見ている」
はっきりしていて、よろしい。
2001.08.01
■実感なら伝わるノヨ
「妻をなくした老人の前にあらわれた白い犬。この犬の姿は老人にしか見えない。それが、他のひとたちにも見えるようになる場面は鳥肌ものです。何度呼んでも肌が粟立ちます。
”感動の1册”。プレゼントにもぴったりです!!」
こんな場所でこの文章を読んでも別にどってことないだろうけど、これはある町の本屋さんが『白い犬とワルツを』を読んで気に入り、手書きで店頭に掲げた推薦文である。これがきっかけとなってこの本は「妙に」売れ、その売れ行きの異常さに注目した版元の担当者が願い出て、その推薦文をそのまま印刷して全国書店に配ったという。
書いたのは習志野市のJR津田沼駅前にある「BOOKS昭和堂」副店長木下和郎氏。『実感』は、絶対、伝わる。
2001.07.30
■夏はこれからだってば
ここ二日ばかり爽やかだったので、今日また暑くなって驚いてしまった。ミンミンゼミも高らかに鳴いて、考えたら夏はちっとも終わっていなかった。
2001.07.29
■自由カラは逃走できない不自由
巷にリサイクルショップは増えたが、例え不用品とはいえひと箱持ってって、300円ってとこですけどイイデスカ等言われ、引き取ってもらえるだけでもアリガタイとええ、お願いします、とは言うものの、トハイウモノノなんだかなーなのである。そんなことならいっそのこと最初っからフリーで引き取ってもらい、それを有効に使ってもらうほうがよっぽどいいと、今年にはいってからもっぱら持っていくのが「WE ショップ・たかつ」であった。
そこから暑中見舞いが届く。売上げから運営経費を差し引いた金額の90%をアジアの支援事業にあて、10%をWE21ジャパン・たかつ設立準備の活動資金にしている、とあり、月々の拠出金と提供品数が明記されている。かんぐるつもりならその実体は私にはよくわかんない、だけど、隣接するリサイクルショップと比べたら、私はここを選ぶ、ということだ。
今日の選挙だってはっきり言ってどうしたらいいのかわかんないけどとにかく選んで意を決めねばならぬ。ささやかな一票に悩んだりして、だけどやるべきこともやらずして文句言うのはサイテー、文句言わないもんって逃げるほど恩恵にあずかってないし、だからなんとか一票を投ず。そうか、キミはそう選んだか、と、逃げ場のない自分の選択にウッとする涼し〜い夜。
2001.07.26
■ネコとシャクシとキミと
自費出版をお手伝いしますって、ネコモシャクシモ言う。せいぜいどこよりも安く!早く!って、さしたる特徴もないところなんかよくやるなぁと思う。もともと特徴のない企業、会社、人、などないのに、なんでそこんところを知らんぷりするんだろう。
吉本興業が自費出版を応援する事業を開始。吉本の誰かがホスト役になって、大阪出身の経営者などと対話形式にし、吉本音楽出版が版元となって一般書店にも並べられるようにするらしい。「本への注目を集めるために吉本を利用してもらいたい」「元気がない大阪の人に読んでもらいたい」と、私自身にはちっとも関係ない話だけどサスガで潔良くて気持いい。
2001.07.25
■不審
夏休みシーズンに入りテレビで戦争特集が増えてきた。私が子供の頃は実際に体験された方々から直接話を聞くことが多かったけど、それもだんだんできなくなる。当然のこととはいえ、次の時代に語り継ぐのはわたしたちなんだよな...と、なんとなく頼りなくてザワザワしてくる。
様々な災害も同じだろう。被災された方々の不幸に対して、たまたまそれを免れただけの私たちは思いを寄せて語り継ぎ、皆でそれを活かすことしかできない。
新聞折本第三号は、阪神淡路大震災で被災した夫婦を取材し、オーダーメイド出版というかたちで本にされた熱田氏に蔵本いただきましたのでご覧ください。「折本を受取ったとき、いったい何が目的?と疑いました」と言われた。そりゃそうカモと思う。でも不審ジンブツではないことを御理解いただけたようで、よかったです。
2001.07.17
■「本は傷んだら修理すればいい」
本の展示というのはだいたい「触ってはなりません」や硝子ケース入りが多い。それは本ではなく展示物だからだ。まぁしょうがないといえばしょうがないが、なんなんだ?といえばなんなんだ?である。
先週まで東京・青山の「Gallery ART SPACE」で開かれていた恒例の『THE LIBRARY 2001』は本をテーマにしたオブジェでどんどん触ってね、だし、埼玉のうらわ美術館も展示の本の複製を作って自由に見れるようにしてあるのがうれしい。
同じように、写真集や写真家の資料を後生大事に保存してたまに写真展のときに硝子ケースに入れて出すんじゃなくて、同時代の写真家の資料をどんどん公開すべく活動を続けているのが、東京・四ッ谷にあった写真ギャラリー「モール」さんだ。今、函館に写真図書館を開設するために奔走されている。
このことが記事になった3月の新聞を折本し、第二号としました。「本は傷んだら修理すればいい」、これでしょう、やっぱり。