
■□ 04_ 雑誌2(70年代) □■
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新しい<にんげん>の生活資料 だぶだぼ 28号
    
1974.9.20
編集発行人:森 洋
発 行:スピン
表 紙:宇野亜喜良
レイアウト:田中一人
カット:栗原徹
特集:だれも集めなかった世界の迷信、おまじない、呪文、秘薬
佐藤充彦/石丸忍/伊藤タダヲ/日野皓正/五輪真弓/いしだあゆみ/小室等/谷岡ヤスジ/岸部シロー/森岡良子/奥成達/鈴木紀夫/佐伯俊男/藤圭子/三上寛/あがた森男/吉田光彦/長谷邦夫/沢渡朔
P11
新しい<親子>がはじまっている 親となった私が思うこと 奥成達
★資料室注:
上写真は左が子、右が父の奥成親子。なお『25 WAYS OF TIME Yosuke YAMASHITA』1994.9のなかで「...わが家の”洋輔”も今年とうとう22歳になりました。...」と感慨にふけっている。詳しくはこちらをどうぞ。
★資料室推奨関連本:当資料室と直接関係ありませんが。ブルース・オズボーンの写真集『Oyako』。 |
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月刊ニューセルフ 10月号
(達度4=古書店で探せるかも)
1976.10.1
編集兼発行人:末井昭
編集:(株)セルフ出版
発行:(株)日正堂
表紙モデル:原ケイ子
表紙撮影:杉浦正志
荒木経惟/秋山祐徳太子/林寛子/斉藤博/沖耕一/田中小実昌/嵐山光三郎/吉田光彦/三上寛/池田福男/八城夏子/伊東元/亜久土保/上村一夫/佐藤エリコ/鈴木花子/岡田まゆみ/鈴木まゆみ/木元ユキ/緑夏子/奥成達/安西水丸/松本孝
P66 架空的ニッポン人のための「オナニズム→純愛→革命のすすめ」 奥成達
...もしキミが「革命」をやるのだ、「純愛」をやるのだ、「オナニスト」になるのだ、という固い決意なら、これではあかんのだ。もちろん「恋文(こいぶみ)」でなければならない。返事を待つことしばし。その間、キミは返事が来るか来ないか悶えるのである。これは絶対に悶えなくてはいけない。...非能率、この無駄こそオナニズムのこころなのである。ストレスためてダラシナクいこう!そしてメタフィジカルな靴をはいて夜の闇へ一人没入しようではないか。
(イラストレーション:ふじ沢光夫)
★資料室注:
発行者の末井氏の『素敵なダイナマイトスキャンダル』をどうぞ。『ニューセルフ』発行→奥成達との出会い→『小説マガジン』発行の経緯が。この翌月号の『ニューセルフ』から「冷し中華思想の研究」連載スタート。
★資料室注:この本は河上進氏より拝借、ありがとうございました。
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花椿 no.324
(達度4=古書店で探せるかも)
1977.6
発行:資生堂出版部
表紙デザイン:鬼沢邦
表紙写真:十文字美信
土屋耕一/水野卓史/仲條正義/金戸聡明/増井和子/奥成達/与田弘志/伊藤佐智子/宗左近/押尾明子/村上征雄/高賀冨士子/坂本正夫/有泉静江/田村義彦/山田宏一/安達洋次郎/村井和章/大森忠/塩野七生/安原和夫/萩原佳一/真砂秀朗
P2 水着のエロティシズム 奥成達
...水着には下着以上にエロティックに見える瞬間が、多々ある。それは、水着が本来的な機能を逸脱する瞬間である。たとえば、はかないひもでささえられた水着のパンティが、泳ぎに耐えて水から出て来た時の、今にもとれそうな瞬間。あるいは、ビキニを付けてもおかしくない女性が、シンプルなワンピースに身体を包んで、突然と現れたりする時など。そんな時、ぎょっとするほどのエロティシズムを感じるのは、僕だけだろうか。
★資料室推奨関連HP:資生堂花椿CLUB |
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面白半分 筒井康隆編集 10月号
(達度4=古書店で探せるかも)
1977.10.01
編集人:土屋健
発行人:佐藤嘉尚
発 行:面白半分
表 紙:杉村篤
山下洋輔/タモリ/マッド・アマノ/豊田有恒/永井豪/筒井之隆/佐藤嘉尚/星新一/小松左京/半村良/筒井康隆/田辺聖子/但見裕子/高橋孟/秋竜山/嶋岡晟/眉村卓/青木雨彦/白石顕二/奥成達/伊藤典夫
P142
インサイド全冷中 「多分、ボクはカウンターの、そう、丁度ヘリの」 奥成達
P69
「ついに面白半分も”文庫”を創刊!!この本は、絶対口にしてはいけません。大きな声で読んだあと、忘れて下さい。”面白半分文庫”第4回配本『いうたらあかんディクショナリイ(下)』」
★資料室推奨関連HP:web新潮のマッド・アマノ
★資料室注:
ということで作ってみたのがこれ↓。
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いうたらあかんディクショナリイ(下)
 (達度2=bookbar4販売部で買えるよ)
編 者:開高健/
発行者:佐藤嘉尚/
発行所:面白半分/
デザイン:や組
作り方の説明もなかなか丁寧なのだが、なんと綴じ方にいたっては二種類あげている。どんな感じか、気になるでしょう?そんな貴方のためにこちらを御用意いたしましたヨ。
★資料室注:
なお『面白半分』1977.6号(詳しくはこちらをどうぞ)には、「木目が美しい一見デラックス家具風 面白半分文庫専用ケース」が、とてもデラックスについていた。いずれ作ってお見せしましょう。
★資料室推奨関連HP:開高健 釣り人語らず |
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面白半分
(達度4=古書店で探せるかも)
1979.10.01
P17 セッションはまだつづいている 奥成達
...という宣言をして、全冷中は今年の四月八日に死んでしまいました。...冷し中華思想がどうのこうのということよりも、みんながひとつのセッションをやっていて、その途中でなんとなく、セッションが終わりに近づいたぞ、ということがすでに暗黙のうちに了解できていて、そのままジ・エンドになったんです。...ボクらがやったセッションのなかでは、わりと冷し中華は長い曲だったということはできます。
...ボクらには三年前からソークメナーズという草野球チームがありますが...このチームのメンバーを中心に”ソークメナーズ・ファミリーバンド”というフリーのバンドをつくってる...”東京在住十年以上の中年が吹く民俗音楽”といってるんですよ。
...ボクらの場合はほとんどジャムセッションとしてのおもしろさだけですからね、飛び入り大歓迎だったわけですよ。ところが、案外、飛び入りしてくる人が少なくて...その辺のところを啓蒙するだけの説明の不足が、あったといえばあったかもしれないけど...自分たちがセッションやってるのを、自分が横で啓蒙するほど、イヤなことはないもんね。恥ずかしいよ、自分の詩を解説してみせるようなもんだから。...
いま、ボクらは、ファミリー・バンドで楽しく、まじめに遊んでいるわけですよ。でも、このドレミファも吹けないような人間が集まったバンドはひとつの、現代の音楽のアンチテーゼになっちゃうかもしれませんね。...
★資料室注:それぞれご参照ください。「全冷中死亡宣言」、「ソークメナーズ」。
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