2009年11月13日金曜日

民間船は安全だと言う思い込み

護衛艦の弾薬を「大量の爆発物」と危険視する思い込みの弊害 : 週刊オブイェクトで見かけたエントリー。おかしな事を言う人がいるんだね。おかしな事を言っているのは長崎県平和委員会であり、scopedogとか言う人である。危険性は護衛艦搭載の火薬類数トンとLNGの数千トンでは比較にならない。詳しくは知らないがLNGタンカーって冷凍機を積んでいて、圧力上昇を抑えていないのかな?圧力容器の中に入れて輸送しなければならないLNGと、常温常圧で輸送可能な弾薬では、それだけで安全性が違うように思えるのだが。

こういう「軍事用の船舶=危険」「民間の船舶=安全」という思い込みを持つのは勝手だが、科学的根拠のないと言うか、間違った意見を表明すれば叩かれるのが当たり前なんで、それ自体は結構なことだね。ただバカはバカを連帯保証するからねぇ、こういうバカ見解を論拠にまたバカが意見を表明するのは憂慮すべきだが。まあ、長崎県平和委員会とやらが政治的偏向のためなら科学的事実をねじ曲げる集団であることは分かった。長崎県、好きなんだけどなあ。

自然、天然という言葉に弱くて、添加物や化学なんとかは嫌だと言う人は俺の身近にもいるからよく分かるんだが、自然の物で毒などは一杯あるわけで、そもそも防腐剤なんてのは自然の細菌やカビが作り出す毒を阻止するための物な訳なのだな。論理的には上記の話と似てるかなあ、と思います。とまあ、関係ないような関係あるような話を書いて締めましょう。

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2009年3月28日土曜日

南アフリカのAIDS

幻影随想さんより。アフリカの風土病だったAIDSが爆発的に世界に広まった背景には、アフリカの開発があって”キンシャサハイウェイ”という道路が整備されたために、人の交流・移動が進んだためだという話を読んだことがある。エボラウィルスについての話だったか。しかしそれも今やとんでもないことになっているのだな。

俺はコペンハーゲン・コンセンサスが絶対だとは思わないが、地球温暖化対策が人類の一番の課題であるかのような、そしてそれに対する批判を議論せずに封じ込めるような(言い換えると宗教的な刷り込みに近い)今の論調には大きな違和感を持っている。CO2削減などと言う事にどれだけ意味があるのか、みんな定量的に理解しているのか?それに対する費用対効果を理解しているのか?きわめて情緒的に考えているんじゃないのか。”人の命を救うことの意味”はさておいて、南アフリカのAIDS対策の方がはるかに安い費用で効果を上げられることは明白であるが、なされていないことをもっと考えた方がよいだろうね。

日本の「○○ちゃんを救う会」が億単位で募金を集めて、外国の移植手術を待つ子供達を金の力で押しのける一方で、ワクチンがないために死んでいく膨大な数の子供達。これに対するのと同じ様な違和感がある。

一言で言うと「お金の使い方、間違ってんじゃねーの?」と言うもんだがね。ま、俺個人の金じゃないからなあ。CO2削減も募金も善意の集合体なんだろうけど、「地獄への道は善意で敷き詰められている」と言う警句を思い出すのである。

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2008年7月7日月曜日

地球温暖化ってそんなに問題か?

洞爺湖サミット直前だからこそ読んで欲しい本つうことで注文しちゃったのだが、当然ながらまだ読んでいない。しかし前からそうじゃないかな、とは思っていたので良く読んでみたい。読む前にこのインタビューの中にある、コペンハーゲンコンセンサスを見てみると面白い。温暖化対策よりやるべき施策として、HIV抑制や栄養失調対策があげられている。もっともなことだと思う。いつの間にかそれらより二酸化炭素を削減することの方が重要なことのように、政府マスコミ挙って宣伝してる、ってのはどんなものだろう。

シャモニーの村が小氷期に氷河の進出に脅かされたと伝えられている。14世紀から19世紀にかけての寒冷な時代は今より良かったのだろうか。温暖化とは何かが分からずに温暖化対策をするってのはどんなものだろう。今の布教活動のような温暖化議論というのには違和感を感じざるを得ない。死ぬ死ぬ詐欺に近いものを感じるんだよなあ。もっとやるべきことあるだろう、って感じ。

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2008年4月4日金曜日

こういうフジテレビは偉いと思う

フジテレビが江原啓之のインチキを認めた。江原スピリチュアルは「非科学的」とフジテレビと言うことだが、誤りを認めたところは偉い。この辺が開き直りしかできないTBSとは違うところだな。

スピリチュアルと言ってるオカルトは必ず集金に向かう。「誰にでも隠れた才能がある」「あなたの前世はこんなにすばらしい人だ」なーんてのは正に俗耳に入りやすい言説なわけで、聞いていやがる人はいないだろう。だけどよく考えてみよう。誰にでも才能がある?そんなわけ無いだろう(笑)こういうのを真に受けるのが、超能力開発なんかに金を払う金づるとなるのだ。「科学で全てを説明することは出来ない」ってのは事実ではあるのだが、だからといってオカルトを信じるところに飛躍するのは馬鹿のやること。全てを説明することは出来ない、ってのは「現在では」ってのを付けないとな。現在分からないことを分かるようにするのが自然科学の研究なのだから。

頭が悪くて自然科学が分からない人間にオカルトは忍び寄ってくる。それは正しいからではない。お金の匂いと、馬鹿な人間の自尊心が呼び寄せるのだ。

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2008年3月11日火曜日

疑似科学と高橋尚子

高橋尚子「スッキリ」年内にマラソンで再起つう話だが、この「スッキリ」はトイレですっきりの意だろう。高橋尚子がレース中にトイレへ行ったのは皆が知るところだ。ところで高橋尚子をスポンサードしているファイテンという企業をご存じだろうか。トルマリンとかマイナスイオンと同じ疑似科学を商品にしたインチキ企業である。この企業がインチキであることは今回の高橋尚子がいみじくも証明した。肝心のレースで体調不良ってなんだい?ファインテングッズは役に立たなかったのかい?

日本が自然科学を疎かにしたつけが今回ってきている。高橋尚子は全てにおいて間違った行動を取っている。このことを理解する必要があるな。

まあ支那なんぞで毒野菜を食えば体調が悪くなるのは自明の理。支那でトレーニングした高橋が無様な末期をさらしたわけだ。

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