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_ 当面昔からのteacup掲示板またはniftyの掲示板をご利用下さい。niftyのほうが、ある程度ログが取っておけるからいいのかな?なおVirtual Ave.の掲示板ログは、ローカルでは保存してあります。
_ ヤモリのほうも、ちゃんと出てきた。湖で亡くなった同級生の家を守ることになった駆け出しの文筆家が、家や庭、木々や草花、犬、狐狸、はては河童や桜鬼などと交感する。意識的に律しているのであろう、ひとつひとつ短めの文が、余分な感傷や湿気を排している。そのため題材はしっとりしているのに、読んだ感触はジメつかず、この人独特のそこはかとないユーモアが生きていると思った。珍しく主人公が若い男性であることと、時代が百年ほど前という設定で自ずと漢字が多いこととで、長野まゆみを思い出さないではない。装幀は和風で、本のボリューム、中味とよく釣り合った美しい出来になっている。ひっくり返したり、カバーを取ったり掛けたりして手と目で味わった。実は人には本(という形態)ふぇちと言われる。大層気に入ったので、すぐ読み返したいと思った。
_ 余談であるが、梨木香歩、長野まゆみ、高楼方子のお三方は、いずれも年齢が同じくらいで(高楼方子さんが最年長か)、見た目も割合小柄で、優しげだが芯が強く頭の回転が速そうな、似たようなタイプだと思う。もちろん作品はそれぞれに違う。私にとって感覚が一番しっくり来て他人事とは思えないのが高楼方子。
_ 1931年出版、当時のニューベリー賞受賞作品という。貧しい絵師のもとに子猫が住むことになる。絵師は涅槃図を描くよう依頼され、仏陀の生涯を瞑想して追体験する。さて涅槃仏を囲むあらゆる動物たちの中に猫だけはいないと伝えられているにもかかわらず、子猫「福」の無言の願いによってついに絵師は涅槃図に猫を描き加えてしまう…。作者は日本にも来たことがあるとのこと。舞台はインドでも中国でもいいように思うが、全体の楚々として清貧な雰囲気はまあ日本かな。福ちゃんは、それは愛らしいが、喜びのあまりにせよ、極楽に行くにせよ、全猫の名誉を雪いで息絶えちゃうのは気の毒。訳は『望楼館追想』の訳者、古屋美登里さんで、心配りが感じられる優しい仕上がりになっている。
_ 『のはらクラブのこどもたち』(夏)、『のはらクラブのちいさなおつかい』(秋)に続く冬の巻。昨年の講演会の際、「これから続編を出すのだけれども、冬だから何を取り上げたらいいか難しくって…!」と言っておられた。雪の上の足跡や、木の実、蔓、かまくらなどなど。サイロの中味は私も初めて知った。でも高殿さん、やっぱり「わこちゃん」ってどうしてもブタの子ちゃんに見えちゃうんだけど…!
_ もう空が青くて青くて、出勤の道々、空ばっかり見てた。このところずっと運動のため歩き。
_ 先日、母のグループホームから連絡があり「この前ソファからずるずるっと滑り落ちた(多分…目撃者なし)後、しばらくしてから足だの腰だの脇腹だの(一定しない)が痛いと言っている、しかしさわっても、見た目にも何もないので、湿布をして様子を見ていたが、3日経っても時々痛いと言うので、できたら整形外科を受診してくれないか」とのこと。この電話を受けたのは先週の土曜「二つの塔」を見た後だった。その晩、映画は楽しかったのにどういうわけか気が重く、なんでだろう?とよっく考えたらこのことで、思い出した瞬間どーっと落ち込んだ。月曜も火曜も水曜も木曜も金曜も目一杯予定が入っていて休めないんだってばっ。子供の保護者会だって忙しくて行ってないちゅうに…。
_ 翌日曜に様子を見に行ったが「どこか痛いところある?」と訊くと母は「誰が!?あー、私?別にどこも痛いところなんかございません」とニコニコしている。「あっそう。…湿布してるのはどこだっけ?」と言うと「ここここ。ソファから滑っちゃって痛くしたのよ」と、あばらの辺りに湿布が貼ってあるのを見せてくれた。「ここだけ?そう、どこで滑ったの?」「そこで」とスタッフが教えてくれたのと同じ場所を指す。まるっきり忘れていると言うわけではないが、ちょっと斜めから訊かないと話が出てこない、いつもこういうパターンの問答だ。看護師さんが言うには熱もないし腫れてもいないから骨折ではないそうだ。筋でもひねったか?あるいは若いときにも一度布団上げをして肋骨にヒビが入ったことがあり、老若を問わず肋骨はひょんなことで折れると聞くから、またそんな所かも知れないとも思った。昨日都合をつけて姉が整形外科に連れて行ってくれ、レントゲンの結果どうやら一番下の肋骨の圧迫骨折とのことだったが、治療は湿布と痛み止めのみである。あー軽くて良かった。最初は家族が受診させるにしても、以後の経過観察のための受診はスタッフが連れて行ってくれるそうだ。保育園での事故と同じに、施設内の事故だからだろう。
_ それとは別に、母は最近ちょっとしたトラブルメーカーらしい。他の入居者の居室のドアが開いていると、ふーっと入ってしまって、部屋をいじっているらしいのだ。ベッドの乱れや机の上にものが出ているのが気になって好意で入っていき、入ってしまえば自分の部屋だという気がするのだろう、「あらこれ、見たことないけど何かしら」とでも思って手にとって持ってきてしまうようだ。本やリモコン、洗濯物など、最近は眼鏡を持ってきてしまい、スタッフが気がつかないうちにレンズが外れて欠けてしまっているのを後で発見したと聞かされた。他の入居者も最近ではドアに手がかかると「○○さんが来たっ」と閉めてしまったり、「○○さんここはいいから(あっちへ行って)」と自衛し始め、そのやりとりが発端になって口論まがいになったりすることもあるらしい。グループホームだけに、集団生活に支障を来すようになったら退所である。こういう形で「集団生活に支障」の心配をするとは思わなかった。まだ要介護2なんですが、もう先の心配をしなくちゃいけないのか。各部屋は元々カーテンの色が違い、部屋の形もちょっとずつ異なっているのだが、どうせなら壁紙とか色合いとか雰囲気とか、思いっきりそれぞれ全く違った内装にすればいいのにな。
_ スタッフの方と話した後で母の所に戻ると、母とウマの合わない入居者の方が母と私に憎々しげな視線を投げ「とても信じられないわねッ」と言って去っていく。訊けばそこにあった籐のようなカゴに挿してある造花の薔薇を指して「これ私が作った、と言ったら『とても信じられないわね』と言うのよ」という。「ええっ、この薔薇、お母さんが作ったんじゃないでしょ?」「アラ私が作ったのよ」「えーっ、そうなのォ?」「そうよ。これよ、このカゴよ」お、おかあさん、指はしっかり薔薇を指してるじゃないか。「お母さん、カゴを作ったのが私だって言わなきゃダメだよ、こんな造花を作ったなんてそりゃ私だって信じられないよ〜」「だからカゴだって言ったのよ」(疲)もちろんそれは出来合いのカゴで、母が作ったものではない。昔、数年のあいだ籐細工を習っていたのが大層面白かったらしく、今でも母には楽しい思い出として残っている。それで、そこに置いてあった籐のカゴが目についたとき、頭の回路は「こういうのを昔たくさん作ったなあ」から始まって「これは私が作ったカゴだ」になっちゃったのだろう。おまけにすぐ人と張り合いたがるので「そんなもの(薔薇)作れるわけないじゃないの」「嘘なんかじゃないわよ、私が作ったのよ」「ふんッ、とても信じられないわねッ」というやりとりになったのだろう。あーホントに子供みたい。
_ 月曜頃から、のどがイガイガと怪しかったが、ついに昨夕から咳、鼻水の症状が出始め、けさからは声嗄れだ。会議中にかかってきた電話をとるのに、ひそひそ声が出せなくて困る。でもこの声だと、ひどい風邪なのに無理して仕事をしているように見えるから得かも。
_
『MOE 3月号 特集ロード オブ・ザ リング 王の帰還』/白泉社
『e−とらんす 3月号』/バベル
_ 久しぶりの『MOE』、『王の帰還』のストーリーがどうなっているのか気になって。ところが、あらすじにいわく
_ 「(略)ゴラムに、自分のなれの果てを見るようでつい優しい態度をとる、フロド。ゴラムが正直にガイド役を果たすと信じられないサムには、フロドの優しさがおもしろくなく、彼らの旅には小さなトラブルが絶えません(略)」
_ えーっ。いや、嘘って訳じゃないよ、でもこうじゃないよ。なれの果て…?おもしろくなく…?ひでーっ(T.T) 映画自体は色々な情報からみると、それなりのストーリー展開になっている模様。いよいよ来週公開です。ていうかもし行けるのであれば明日(先行上映)だけど明日は行けないのよ〜。
_ 多分初めて買った『e−とらんす 3月号』800円は「翻訳者インタビュー「SFの伝道師」大森望さんが語るSF世界の広がりと深さ」と「特集 柴田元幸」が目当て。前号からの若島正、巽孝之のひと月ごとの交代連載もおもしろそうかな?大森さんの項では、えーっこれも、これも、こんなのも新潮社時代に大森さんが手がけたのだったの〜っ、と今更ながらにハイ脱帽。
_ 風邪の他に、ここのところ興味がやや読書以外の方に向いているせいもあって、読書に時間が余り割けず遅々として進まない。読めばそれなりに大層面白い。ようやく表題作。「リューベツァール」とは「蕪数え」のことだとか。
_ Patricia A. McKillip/"Alphabet of Thorn"/Ace
_ 2/1発売予定のがうちにもやっと届いた。この前の新刊の時は発売日に届いたのにな。またまた今回もKinuko Craftのカバー絵が大層美しい。
_ イバラード展@ピンポイントギャラリーは、「その日、ここから展」。イバラードの初期の小品などによる、イバラードの周辺を彩る作品展だ。ようやく最終日である今日の午後になって行くことができたが、やっぱりファンを中心に、小さいギャラリーは混雑している。ファン投票によって制作するということになった「スタディルーム」を、おもしろくあれこれ解説しながらどんどん描き進められる井上先生を、やっぱり皆シーンとして見ていた。なかなか絵の制作風景を見るような機会はないので大変興味深かった。
_ ビーバーのロザリオのソナタから9曲抜粋しての演奏である。スコルダトゥーラといって通常とは異なるチューニングのヴァイオリンで演奏されるのが特徴だ。この曲自体は以前から非常に好きで、CDも何種類も持っているが、この曲ほど演奏者によってそれぞれの演奏スタイルが違うのも、珍しいのではないか。「どうなんだろう、色物じゃないのかしら」と危惧を抱きながら出掛けていったら…。チューニングによって3本の楽器を使い分けた演奏は、色物スレスレになりかねない、しかし私にとっては大受けの演奏だった。ビーバーには鳥の声などを模した奇妙で奇抜な曲がいくつかあり、演奏のせいもあって(Manze)それらは彼の作品中ではむしろヘンな部類にはいるのかと思っていたが、今日の演奏を聴くと、そういう部分を含めたものがかれの曲なのだなあと感じた。彼の生きた時代では彼の音楽は社会の中でどういう位置づけにあり、彼がどういう視点や考えでこれを作曲したのか、宗教と音楽の関係(作曲家はどう宗教を利用したのか?)など、作品と背景をもーっと知りたくなった。それにしてもビーバーの曲が歴史のどこかで消滅しないでほんとに良かった。ところでsonataXIで、A線とD線を駒の下でクロスさせて入れ替えるのは、十字架や磔刑とは無関係な、音楽上、チューニング上の都合だけなのかしらね?曲順ではすでに「復活の奥義」の部分ではあるのだけれども。
_ という名目で、ママさんのめったに見られないお姿を拝見する会。このごろ皆さんには結構ご無沙汰なので、久しぶり!場所は船橋の点心系のお店。お茶とお茶道具が豊富!店の内外にたくさん飾ってある趣のある絵もまた目を惹く。ここで粘りました5時間!食べるものもお茶も気持ちよくおいしい。口もなめらかに回るはず、皆さんたくさんしゃべりました。
_ (再読)以前から持ち歩いていて電車に乗ったりするときにチビチビ読んでいたのだが、やっと昨日と、今日船橋に着く直前で終わった。うーん!昨年暮れからスタージョンを続けて読む機会があり、こうして同時期に読むとまた感慨もひとしおだ。この最初と最後の枠は、口調のせいもあって、読み始めるときにまずSF的テイストを感じる一つの要因になっていると思う。さほど注意深く読まずとも、「ん?」と思った部分が後で効いてくるので、そういう意味ではスタージョンは大変フェアだ。帯にみんな書いてあるから言っちゃうが、わあっ、実は吸血鬼小説だったのか!と、そうかそうだったのかという感じでおもしろく終わろうとする…ここに至ってどうやらそれきりで終わる人も多いと思う。が。おしまいのどどどっと話が解決する辺りで、急にアップしたテンポにそのまま流されてしまった人(吸血鬼小説だったのか!と平和に納得しちゃった人)は、最後の方だけ注意深く読みましょう!
_ 上記『きみの血を』を読んでまだ何分も経たないうちに、話題は布ナプ(byヒラマドさん)へ。「おお、すごいタイミング。ついさっき、電車の中で『きみの血を』再読し終わった所だったんだよー」と言うと半分は納得のうなずき、半分は「『きみの血を』ってそういう話なの〜?」きのうチラッと寄ったクレヨンハウス@青山にも、布ナプ売っていました。昨今の隠れた流行なのねえ。
_ やっと読み始めた。初めからこの主人公はいつもより活動的な感じを受けた。マキリップと森、城は自然に結びつくが、実は海も頻繁に出てくる。私が山人間なせいかどうしてもアンテナが森、木々のほうに行ってしまうと言う事情もあるかも知れない。マキリップと海のつながりはどんな風なのか知りたいなあと思う。
_ へへー、オックスフォード恋しさ。ちょうど立ち止まったクレヨンハウスの棚、しかもばっちり目の前に差し出されたような位置にあったので買ってしまった。いいなあみんな英語が堪能で。狭くて馬車が止まっているのがふさわしいようなグロスター・グリーン(長距離バスのステーション)…なんてほんとにその通りなんだよ〜。この著者は「カレッジ」と表記しているけれど、確かに現地では「コレッジ」と言っているのよね。訛りのことを言うなら、急に「問題」と言うから何かと思ったらMondayのことだったり、お昼にセルフのお店でパイのお金を払おうと思ったら「パイは後で」と言われて「いやだー、いま食べたいのになぜに後でー」と悩んだらそれは「パイは後で」じゃなくて「後で払って(pay afterwards)」だったとか…。ペイをパイとおっしゃったんですね、田舎のほうでおばさんが。市内にいっぱいある図書館のことは「ライブラリ」でなくほとんど「ライブリ」と聞こえた。あー絶対にまた行くのだ。(ところで前回も感じたのだがヒースローで、それまでは皆、人をよけるにも、ぶつかりそうになっても「Sorry」と実にきちんと声をかけあっていたのに、一歩中に入ってしまうと、イギリス人らしい人まで皆、ドスドス無遠慮に無言でぶつかって来たり、押しのけていったりするのは何故〜。)
_ いつもより分からない単語が多い気がする(;.;) 家で読んでいるので辞書の稼働率が高い(いつもは分からない単語は全〜部すっとばして想像力で読む)。7章に差しかかったところ。王に女王に、世継ぎに、学者に魔法使い、いつも似たようなメンバーを揃えながらよく新作ごとに全然違ったお話を紡ぎ出すこと!魔法使いVevayの夫(なんだと思う)Gavinが素敵だなァ。
_ 16歳になる孤児Nepentheは、十二の国を統べる一の国Raineの石造りの都の奥深くにある図書館の司書らに育てられ、様々な文書の解読や翻訳に携わっている。あるとき茨の棘のような知られざる文字で書かれた本を手に入れた彼女は、見るなりその本の虜になってしまう。本を彼女にもたらした魔法修行中の若者Bourneは彼女の虜になり、彼女もまた。ほとんど忘れ去られた古の物語を、その茨文字は語っているらしい。折しもRaineは、幼いと言っても良いほど年若い女王の戴冠式を迎えたばかりだ。古の王とその従妹の物語とNepentheの話、そして魔法使いの話が交互に語られる。司書らは孤児をアルファベット順で命名し、Nepentheの前に来た者はMで、次の者はOで始まるのだ。Nepentheとはどこかエジプト風に聞こえる。とあるシャムの王様は自分の子供の名さえアルファベット一文字で済ませちゃったけれど、司書だけにそれよりはちょっと頭を使ってるかな。
_ なぬー、ナイジェル・ケネディが「日本大学カザルスホール」のお披露目でコンチェルトを弾いたってえ、私物化だぁ(って、カザルスホールは日大の私物になっちゃったのだけど)。ケネディはどういう関係で出演したんだろうね?
_ 私は今度の日曜に見に行くのだが、gooでメイキングとかアンディ・サーキスのインタビューとかが見られる。ただし本編を見るまでは余計な情報は御免と言う方はご注意。
_ 崖に造られているRaineの岩の都の、崖を遙かに下った洞窟で、一の国の初代の王Mermionが武具を身につけたまま眠っているという。ほとんど忘れ去られた言い伝えによれば、王国の危機にあたって彼は目覚めて剣をとるのだ。魔法使いVevayは、若い女王が新しく戴冠した今、言われなき危機感を抱きつつ、平原のむこうの魔法の枢軸Floating Schoolに赴く。魔術師Felanの魔法により月の光の中で見たヴィジョン、その中でMermionは目覚めた!この部分の緊張は、Vevayじゃなくても肌が粟立つ。
_ なんとか長男、二浪は免れた模様。本命はまだこれからだけれどね。アルコール抜きビールで気持ちだけ乾杯した。そういえば一昨日、職場で思わぬ人が「実はうちには受験生がいて…」というので、へぇ〜この人って同年代だったんだ、とちょっと驚いたりした。もっとも向こうも驚いたかも。
_ 今日は長男が別なところの受験なので、郵便局から届く通知をぜひ受け取っておいてくれと頼まれた。それを幸いにまた一日お籠もりで読書。すると、ええ〜っ!と目を疑うようなことが明らかに…!どどど、どうしてぇ?古の王とその従姉妹の話が面白くなってきた。いつにも増して入り組んでいる話。ふうっ!
_ 見てきました。もう、言うことなし。いや、そりゃ原作とは違うところやカットされている部分(余計な部分も)はいっぱいあるが、それにもかかわらず、とりあえず言うことなし。PJ以下これを作ってくれた人たち全員に心から感謝!あとはロングバージョンと脳内補完、そしてやはり原作読み直しに頼ろう。3時間半ほとんどず〜〜っと泣きっぱなしで、あすになってもきっとまぶたが腫れていることでしょう。何と言ってもセオデン〜!ガンダルフとピピンがミナス・ティリスに差しかかるところや、烽火の所なんて、感動のあまりぶっ倒れるかと思った。しかも、The EndですよThe End。これで終わりなんだ。…あしたからどうやって現実に復帰しよう。抜け殻状態になりそうだ。
_ とりあえず一、ニ点だけ(反転)。灰色港(すーばーらーしーいー)でキアダンと思しき姿は見えたが、ぜひあそこでは、エルフの3つの指輪の存在を明らかにして欲しかった。それから、パランティアという言葉を使わないのはなぜだ?原語じゃ言っているのに。あんなに美しい言葉を用いないなんて罰が当たる。ミスランディアという名が聞けたのは素晴らしい。やっぱりきりがないので今日の所はこれで止めておく。
_ 昨日のこの番組は、「王の帰還」の名をかぶせて、ヨーロッパの古代文明のことをやっていた。中味自体は大変興味深く見たのだが、指輪物語がヨーロッパの神話伝説に直接の源を持つかのように繰り返し解説していたのが大変気に入らない。大元をたどればそういうこととも言えるかも知れないが、何と言っても、トールキンが自分自身で神話を丸ごと創り出しており、その中にこそこの指輪物語というものが含まれるのだということが全く抜け落ちている。彼が創出したその神話の源が古いヨーロッパの神話伝説にある、という言い方をするならともかく、許せん〜。
_ いまプライベートのレッスンをやっているほうの英語、先生はとっても良いのだが、元締めのほうがこれ何だか分からない。商売しているのか、お遊びなのか、学生さんのおままごとみたいだ。どうも噂芳しからぬ黒幕が大元にいるらしい(2ちゃんで仕入れた)が、現場の社員(多分)は皆それなりに「いいひと」である。でもスタッフの対応がメッチャクチャ〜。必要があると主にメイルでやりとりをするのだが、これまで数回の用件ですんなり済んだ試しがない。下は単純なメイルの送り先のミスとか、先生と落ち合う日時場所決めのすれ違いなどからはじまって、上はどの先生にどの生徒がついてどういう状態にあるかまったく管理できていないと言う話まで。
_ 顧客(生徒)情報の管理システムはともかくとしても、商売でメイルを使っているくせにこれだけ対応がスットコドッコイなのは初めてである。返信はこのアドレスへ頼むと何度言ってもだめ。こちらの返信をきちんと読まないでわざわざ私が都合が悪いと言ってやった日時にアレンジしてくる。このレベルのミスを繰り返す。説明を求めても、苦情を言っても、その場はとりあえず始末するが、具体的な解決策を示すことが出来ない。どうも論点がずれていて全然問題が解決しないのだ。話の通じなさ加減には、まるで何かの宗教団体か?というような印象すら受ける。悪意が感じられないだけに、よけい始末が悪い。いっそやめちゃってもいいんだけど、安いプライベートレッスンというメリットがあるから利用しているのであって、また新たにそういうサービスを見つけるのも面倒だしシャクでもある。普段は全くスタッフとはかかわる必要がないからよいが、ちょっと何かあるとき(先生の一時帰国とか変更とか)の単純な連絡をとるだけで、なぜか必ず先方のミス続出となり超ストレスフル。やっぱりやめちゃったほうがいいかねえ。うちの連れ合いに商売の診断してもらったらどうかね(^-^)/
_ Nepentheが魅入られ解読している茨文字の古い本が露わにするものはなんなのだろうか?征服欲の亡者であった古の王は、その従姉妹の魔法の力によりさらに時間と空間をこえた世界の征服に乗り出そうとしていた。一方早くも属国の反逆にさらされようとしている若い新女王は、当人も、回りの魔法使いらも関知しなかった力を秘めているようだった。やっと2/3を過ぎ、謎解きはクライマックスへ…!
_ わーん2ちゃんの映画板のスレ早過ぎて追いつかない(;.;) 寝不足の罠。現実復帰に難儀しています。ここでやっぱりひと言(反転)それにしても、まっすぐ階段でフロドにあんなこと言わせるなんて、あれはひどすぎ!!!!サムがかわいそ過ぎる。立ち上がって「ひどーい!!!!」と叫びそうになったよ。それから灰色港では誰かと誰かはちゃんと指輪をはめているんだという情報あり。見えなかった(;.;)次回リベンジ
_ あと一章…!なのに時間切れで寝なくちゃならない。真相が明らかになって行く瞬間の最後の数行は、鳥肌もんでした。しかしその後にまたマキリップ流の逆転が。サイベルの終盤で、サイベルの元を離れた獣たちが、しかし思い思いに戦場に赴く、それを知った時のあの感じ。
_ とか言いつつ、寝酒を飲みながら最後の一章を止められなくて、本をぱたんと閉じたら2時半をとっくに回っていたのだった。どうりで今日はやたらに眠かったはずだ…。
_ ついに、古の王とその従姉妹である力ある魔法使い「顔なき者」、茨文字の本、それに魅入られたNepenthe、そしてRaineの若い王女の関係が明らかになる。しかしNepentheは、古の強い魔法の言いなりになることを拒み通し、自分の選択を貫く。これまでの流れから見るといくぶん小さくまとまったエンディングではあるが、自分の意志に逆らって押しつけられた運命をあくまで嫌い、自分が自分であることを選ぶヒロインの姿は、マキリップが好んで描き続けているものだ。古の王Axisがちょいと可哀想。時の彼方でさぞ逆上しまくっていることでしょうよ。
_ プラチナファンタジーの第二弾だが、これはFTかなあ?と言いつつ、そのじつSFセミナーの特別企画あなたのお気に入りハヤカワFT文庫に投票しようとしてもいざ絞って行くと10に満たないと言う私なのであった。6作か7作はすぐ決まるのでとても10作では足りないなあ、と最初は思ったのだが、そのあとがドングリの背比べ状態で、トップグループとの差が大きく、残りの3,4作が「これ」と絞れないのだ。うぅーむ。けっこうFTのお世話になっているはずなのにこれはどういうわけなのだろう。それはともかく。まだ主人公はやっと海に出たところだが、懐かしいSFテイストを味わっているところ。
_ 娘と一緒に、「王の帰還」2回目。仕事はしっかり休んださ。またもやボロ泣きで、終了近くから頭は痛くなり、気持ち悪くなってしまうほどだった。先日同様バファリンと立体マスクがお役立ち。終了後マスクなしでは目と鼻が真っ赤に腫れて外を歩けないのでした。ハンカチは先日より薄手のものを持っていったのが失敗だった。タオルハンカチなのに。何と言ってもやっぱりセオデンだし、ガンダルフとピピンのミナス・ティリス入城だし、烽火が次々に峰々にともるところだし、王様がたの出撃前の士気を鼓舞する演説だし…!それに、デネソールに頭を下げてオスギリアスに出撃するファラミア〜。
_
小ネタやカメオ出演などのいくつかを確認。PJはあっさり分かった。(以下ネタバレ反転)
【やっぱり心残りだったこと】指輪とともに落ちていくゴラムに「まーい・ぷれしゃ〜す!」と言わせて欲しかった。フロドはサムに帰れと言って欲しくなかった。【エルフの三つの指輪】灰色港でガンダルフが赤い石の嵌ったナルヤ(火、キアダンからガンダルフに譲られる)を公然とはめているのはちゃーんと映っていた。LOTRの最初のように3人の手が揃っているとかアップになるとかがあるんじゃないかとか思ったのが浅はかだった。ヴィルヤ(風、エルロンドが所持)は、エルロンドがそれらしき指輪をはめているのが見えたが、もしかしてこれいつもはめていたりする?【デネソール】やっぱりあのキャラは…。執政としての長い歴史を背後にもち、息子たちを愛し期待し同時に失望もし、しかもパランティアの魔力に…という複雑な要素は確かに難しいとは思うが…。【そのほか】戴冠式でアルウェンが白い旗の陰から顔を出すところから後のエルロンドの顔が本当〜にいい顔(;.;)、隣にいるのがグロールフィンデルとは知らなかった。蜘蛛の糸に包まれた繭状のフロド、ものすごーい美形ですが、ずっと目を開けているのにワンシーンだけ目を閉じていたのは、それに気付いた観客が「フロドは死んでない」と気付くようにとの配慮かそれとも?ほかにもホビットの代役の顔が無修正だったり、槍が、小道具が…という無修正シーンもあるので、このお目々も単なるミスかも。しかしピピンの、ゴンドールのお小姓の制服が最高にかっこいいっ!
ハアまたきりがありません。
_ 追補編だの歴史地図だのフロドの旅だの、そして王の帰還だの。時間の前後関係やら何やらが段々映画と原作とごっちゃになってきそう。一つ発見したのは、ファラミアが戦争後エオウィンと赴くところは、北イシリエンじゃなくてむしろ南だと判明した。初読以来ずーっと北イシリエン(ヘンネス・アンヌーンのあたり)だと思いこんでいたが、オスギリアスより少し南、ミナス・ティリスから大河を挟んだ向こう岸のエミン・アルネンである模様。他にも覚え違いや長年の間の記憶のすり替えがいろいろあるのだろうなと思う。
_ また翻訳を読むと、王様がたはもちろん、登場人物の多くはいかにも王侯貴族、それに連なる者らしい言葉づかいをしていてかっこイイ。一方、映画のように、今まさにここで起きている事件らしく生き生きした言葉づかい(多分)なのもいいなあ。
_ メリーがセオデンに、ピピンがデネソールに、それぞれ仕えたいと申し出る部分は、いつ読んでも感動的だ。でもいつも、どうしても逆のコンビの方がいいような気がして、ついそのように思いがちなのだ。映画でも同じ(烽火シーンはどうしてもピピンですが)。
_ しかし2ちゃんスレの早いこと早いこと。映画板、本スレ、小ネタとかいろいろ、とても追いつかないわー。苺クリーム食べたい。さてまたネタバレ感想ひとつ。【家に帰れ】もうここではフロドには、サムのことを思いやるだけの余裕は全くなくなっている。それを表すためのワンシーンだと思う。けれどもだからと言って何もサムをあんなに悲しませるようなことをフロドに言わせなくても。あのサムの泣き顔ったら…。その一方、原作キャラのサムなら、それでも半ば盲目的にフロドを気遣って、一旦帰るそぶりをしても付いていっただろうが、とも思う。
_ 2回目を見てから以降、一層どっぷりはまり中。ゆうべ〜今朝なんかしっかり夢が中つ国だった。しかも朝方めずらしくトイレに起きたり<3時間半の映画じゃあるまいし(^_^; また近日中に行かねば。さすがに今週は休むわけに行かないけどいつ行ったらいいんだろう。
_ 今夜は2ちゃんの映画板も記念すべき第111章のスレが立つ模様。何と言ってもビルボ111歳だからね。しかし指輪のどのページを開いても、1分以内に目の縁が赤くなって来ちゃうとは、重症だ。
_ 昨日の帰宅時、前の晩の雨と風で洗われた綺麗な夕空にひときわ目を惹いたのが、月齢2.7の月とその下方に滴る金星だった。余りの美しさに何遍も何遍も振り返りふりかえり帰った。こんな時は特に、東へ向かって帰るのが本当に残念。今日はさらにそれより月と金星が接近して見えるとのことで、期待して職場を出た…が、うっすら雲がかかり始めていてさしもの星も月も見えない。帰宅してしばらくしてから諦めきれずに窓から覗くと、見よ、いくぶん霞のかかった月と、溶けた金の雫のような金星とが、レースのような木々の枝の上に燦然とかかっているではないか。喜んで息子たちに早く見るようにせかしたが、「うん」と言ってチラッと目をやって「見た。」とだけ言うのだった。
_ 限定版DVD付きロード・オブ・ザ・リング /王の帰還初回限定版が届いた。DVDは未見、CDは素晴らしいです。フルートがゴールウェイで、歌がルネ・フレミング、例のピピンとアラゴルンの歌はそれぞれ中の人が歌っている。エンディングの曲Into the Westも涙ものだ。皆が言っているように、ジャケットなどはとっても素敵なのだが、DVDはプラ台座に嵌っているのに、CDは紙の封筒状の所にえらくギッチリおさまっているので、録音面に思いっきりさわらないと抜き出せなくて、傷が付くのではないかとヒヤヒヤものだった。DVDと場所を交換するか、あるいは別なケースを用意したほうがいいかもしれない。これじゃいかにもMDに落とせってことみたいだ。涙目になりつつ聴いているそばで、長男が「ここのところはまるでダース・モールが暴れてる所みたいだ。ホラホラっ、頭の中はダース・モールモードだよケケケ」と次男と笑いこけているので興ざめ〜。せっかく友人からもらった今月いっぱいの映画鑑賞券あげないぞぉっ。←王の帰還ずえったい見てきなさいと申し渡してあるのだ
_ なんか、英語にしろ日本語にしろこれじゃないものを読んでいた気がするのだが、現在すっかり指輪モードなのでどんな本にせよ読むのが容易でない。いっそ指輪の原書を読めばあ?と言う声もなきにしもあらずだがそれはそれ、老後の楽しみに…。ちなみに「王の帰還」のセリフなんて、3部作の中で一番わかんなかったってば。セオデン(命)のDea〜th!!とかアラゴルン=エレスサール(このとき原作じゃ既にエレスサール王が通る、と先触れには呼ばわらせていたのだからね)のnot toda〜y!!とかそういうのは誰でも分かるだろうが。それはともかく、同じ人の文ばかり読んでいては進歩がないようにも思うが(あっそういえばメリングの新刊も買ってあったんだっけ、どこ行ったかしら)、またまた表紙に惹かれて手に取った。一足でも先に読みたい気持ちもある。話は一人称で進む。薔薇の藪の蔭にひっそりと湧き出す清水は薔薇と石の匂い。裸足のRoisの足指もじっとりと森の湿り気を踏んでいるのだろうか。たまらん。
_ 逝ってきますた。わーん2ちゃん語が伝染しそうだ(指輪映画板は連日1スレずつ新しくなっている)。今日もいつもと同じシネコンだけれど、なぜかこれまでで一番小さいスクリーン。しかも、連れてきた次男のとなりの若い女の子が、やたらにクスクスクスクス笑う。シェロブの攻撃の所ではわっと声を挙げる、ゴラム墜落シーンでもクスクス声を立てて笑うのである。かと思うと時々鼻をすすってもいる。どういうバカ女じゃ?映画終了後見たら、若い子どころか小学5,6年の子だったのでまあしょうがないかと許したけれども、「よかったでしょ!」とか言っていた母親の人は、せめて声を立てるなぐらいの耳打ちはして欲しかった。私は通路側だったが、通路を挟んだ隣の男性、しょっちゅう携帯に呼び出されるらしく何度も何度も席を立つので気が散る。また、何席か前でケータイを開いてネット?始めた客が一向に止めず、そのやたらに明るい画面が視界に入って気になって堪らない。あまりに止めないので業を煮やして席を立っていって「迷惑だから止めて」と言いに行った。即座に止めたが、さすがにビックリした顔をしていた>そうでしょうねえ。さてエンドロールでようやくサルマンのイラストの確認もでき、よかったよかったと思いながら出口に向かっていたら、前の方に座っている男性の「すいません。ずっと揺らしていたって言う自覚はなかったんですが」という神妙な声。よく見なかったが多分隣の席の人に、貧乏揺すりか何かをし続けていたのを咎められていたのだろう。笑っちゃったが、そりゃ近くの席の人はたまらないよねえ。というわけで暗闇の3時間半、ほかにもきっといろいろあったに違いない。次は、今回はさほど評判の高くない吹き替えかしら?それにしても戴冠式シーンのエルロンドは、見れば見るほど良いお顔…!
_ 今度は火曜深夜に腰椎の圧迫骨折(症状はひどくない)とのこと。何だかかんだか、姉と行き違いがあり激しく疲れる。Aと言う状況ならAなりの、BならBなりの対応をしてくれるようにと話をしたのに、なぜかAに対してBということに「電話して頼んじゃったから、それでいいんでしょ」????何故やー。その後のグループホームのスタッフからの電話と食い違っているし、またも「子どものお使い」かー、とげんなり。今朝姉から再度電話があったが、サッパリワケわからんで、けんか腰になってしまった。そんなこんなで今日はスタッフとあれこれ話をしたため都合4時間滞在し、帰宅が9時を回ってしまった。一日文句も言わずつき合ってくれた次男、ホントにありがとうねー。
_ このところ購入本をつけるのをすっかり怠っているので、さっぱりわからなくなってしまった。以下順不同、購入日不明、抜け多し。
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ブルース・スターリング/『塵クジラの海』/ハヤカワ文庫FT
ケリー・リンク/『スペシャリストの帽子』/ハヤカワ文庫FT
フィリップ・プルマン/『神秘の短剣 上』/新潮文庫
フィリップ・プルマン/『神秘の短剣 下』/新潮文庫
ソーニャ・バーネット/『木曜日に生まれた子ども』/河出書房新社
オトフリート・プロイスラー/『真夜中の鐘がなるとき』/小峰書店
オトフリート・プロイスラー/『地獄の使いをよぶ呪文』/小峰書店
テリー・ビッスン/『ふたりジャネット』/河出書房新社
J・R・R・トールキン/『指輪物語 「中つ国」のうた』/評論社
野尻抱影/『続 星と伝説』/中公文庫BIBLIO
キアラン・カーソン/『琥珀捕り』/東京創元社
タニス・リー/『バイティング・ザ・サン』/産業編集センター
ロバート・リード/『地球間ハイウェイ』/ハヤカワ文庫SF
_ 圧倒的にカタカナの著者ばかりだとやっぱり思う。『琥珀捕り』が「次に読んでオーラ」を強力に放っている。この装幀は山尾悠子の『ラピスラズリ』や『山尾悠子作品集成』などを手がけた柳川貴代さんで、今回も美しいものになっている。結構なお値段だったので、買うときに「ええい、しょうがないなあ!」と気合いが必要だった。
_ 日中つけているFMでやたらに「閏年」「閏日」と連発しているが、いつも2月29日ってこんなに騒ぐっけ。
_ @ぴあに会員登録して、丸の内ピカデリー1のRotKチケット1枚を予約した。子どもたちは誰もつき合ってくれないの。ここや六本木ヒルズが、この辺りの劇場の中では音響とスクリーンの評判が良いようなのだ。
_ 何年か前からぴあ会員ではあったが、ネット経由でのチケット購入は初めて。先日RotKの公開前夜に一作目から連続上映してそのまま深夜のRotK公開に突入、というイベントの募集がありはなはだ興味はあったが、このシステムを介してだったので、勝手が分からないこともあって見送った。もし当選したとしてもオールナイトじゃとても行けなかったこともある。さて会員登録し、指示に従って予約終了したら、会員IDと向こうが言ってきた紙発券番号をプリントアウトして、あとで近くのファミマへ行ってFamiポートというキカイに入力して紙発券。映画館によっては現地に発券機?があるらしい。
_ しかしネット予約できるのはいいけれど、座席が自由に指定できない。「列:ぴあ、席番:○番」、つまり現在空席のぴあ枠のうち一番いい席を取りました、という表示になり、実際の座席がどの場所というのは分からないのだ。またいちいち紙発券するのが面倒だし、指定席料(200円)や発券手数料(ファミマで100円)がかかるのが難だ。マイカルみたいに、ぴあを通してでなく劇場に直接予約出来るといいのにね。マイカルは座席の候補が3種類表示されてそこから選ぶことが出来るし、人気作品は全席指定なので1800円+手数料100円で済む。各種割引も効くようになるとなお良いのだが(学割等はもちろん効く)。現地に早く行って並ぶというのが辛い身にとっては、若干の手数料を払っても居ながらにしてチケットが取れるのは嬉しいので、どんどんシステム改良されることを望む。どこやらのイープラスみたいに手続きが煩わしいのはゴメンだけど(以前携帯電話でチケット予約したら、たどり着くまでにさんざん時間がかかって通話料だけで600円くらいかかり、プラス配送料500円とられた)。
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