す
- スーパーチップ
- 旧来、ナイロン弦は弦をブリッジに巻き取って固定していました(簡単にいうとしばっていたんですね)。近頃ではこんな固定用のボールエンドみたいなものも売られている。 ダブルホールと同じ効果で、音が鮮明になるという評価もあります。
- スーパーロクリアンスケール
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ロクリアンスケールの第4音がフラットになった(つまり半音下がった)ものをスーパーロクリアンスケールと呼ぶ。
(key=C)オルタードスケールやリディアンセブンススケール、メロディックマイナースケール(上行)の別モードということができる。
C D♭ E♭ F♭ G♭ A♭ B♭ C - スイープピッキング
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SWEEP-PICKING
エコノミーピッキングの拡張版のようなもの。
エコノミーピッキングが弦を移動時にダウン&ダウンまたはアップ&アップとピッキングするように、3弦以上にまたがるピッキング時に、ダウン&ダウン&ダウン・・・や、アップ&アップ&アップ・・・とピッキングすること。 - スカーフジョイント
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材料同士の木口を斜めに切断し、接着剤で接合するジョイントのこと。
切断部分の傾斜をゆるくすることにより、接合材の強度は素材の強度にほぼ等しくなる程度にまでなるが、材料の損失が大きくなる欠点がある。ネックとヘッドのように角度を持って作られる部位の場合、木材の繊維方向に沿わない方の部位の強度が低くなるため、双方が木材の繊維方向に沿うようにスカーフジョイントされることがある。 - スカルプチュア
- アクリル製の人工爪(スカルプチュアネイル)のこと。自爪の上にアクリルパウダーで作る人工爪(義爪)のことで、ネイルチップと違い、取り外しはきかない。歯医者で使う仮り歯と同じような原料なので強度はかなりある。但し、消毒などきちんとやらないと自爪にカビが生えたりするので注意が必要らしい。シロウトが安易にやらないほうがよい。
- 杉(スギ)
- スギ科 / 日本、北米で産出 。色は淡紅色、赤褐色。とてもいい香りがし、材質は温和で柔らかく、縦方向に割れやすい。生長が速いため、植林、造林に適している。北は青森から、南は屋久島まで生育し、南に行くほど色濃く硬いと言われている。産地の名を取り、秋田杉、吉野杉、日光杉、屋久杉(縄文スギ)などが有名。屋久スギなど樹齢二千年を超えるものもある。欠点としては節が多いことがあげられる。北米産のものは米スギと呼ばれ、代替品として利用されることが多い。
- スキャロップ改造
- 指板をスキャロップ(フレットの間がえぐられたように)に改造すること。
- スキャロップ加工
- 指板をスキャロップ(フレットの間がえぐられたように)に加工すること。もしくはブレイシングをスキャロップドブレイシングにすること。
- スキャロップド加工
- 指板をスキャロップ(フレットの間がえぐられたように)に加工すること。もしくはブレイシングをスキャロップドブレイシングにすること。
- スキャロップドフィンガーボード
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SCALLOPED FINGERBOARD
SCALLOP にはホタテの意味があり、ホタテの貝殻の表面のような波形に加工されたフィンガーボードをスキャロップドフィンガーボードといいます。ちょうどフレットの間がえぐられたように加工されることになる。 - スキャロップドブレイシング
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表板のブレイシングを波状に削り取った形状にすること。
わざわざそうなっていないブレイシングのことをノンスキャロップドブレイシングということもある。 - スクエアショルダー
- ギターを立てて置いたときにネックがジョイントされている胴部あたりを人間に見立ててショルダー部(肩)といいます。そのショルダー部分が、いかり肩というか、ネックに対して直線を引いたような形をしているものをスクエアショルダーといいます。
- スクラッチ奏法
- 弦をピックなどでこすってノイズを出す奏法のこと。
- スクラッチプレート
- ピックガードやゴルペ板のこと。
- スケール
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SCALE
(1) 音の並びのこと、あるいは音階を演奏すること。厳密にいうと違う意味なのだろうが、スケール=音階と思っても間違いではない。
(2) 弦長(=弦の長さ)のこと。メーカーや楽器の種類によって意味合いが異なり、ナットから12フレットまでの距離を表示してあったり、ナットからブリッジまでの距離を表記してあったりする。それに表記方法も単位がmmだったり、インチだったりもする。 - スケールアウト
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SCALE OUT
サーバの数を増やすことでサーバ群全体のパフォーマンスを向上させること...ではなくて
そのときのコードあるいはコード進行にフィットするスケール外の音を含むスケールを意図的に使用すること。「単に外れたわけじゃないよ。わかっててはずしたんだよ」という言い訳のこと。実際のところ、どこまでが意図的でどこからが間違いかはわからないんだけど、スムーズに外れてスムーズに戻ったらそれはスケールアウトである。
もっと簡単に言うとなんとなくそっちに行くのが楽しそうだから行ってみたけど、やっぱり帰ってきたよというがスケールアウトです。
ただ、意識してスケールアウトするのは結構難しくて、意外とアウトしたつもりがちょこちょこっとテンションノートを使っただけぐらいにしか回りには聞こえないことが多い。明確にスケールアウトさせるとなると半音上(または下)のスケールに平行移動ぐらいしかないかもしれない。とくにドミナントセブンスやトゥファイブに対してのスケールアウトは…、まずスケールアウトには聞こえない。 - スケールノート
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SCALE NOTE
スケール(音階)を構成する各音のこと。音階音。ダイアトニックスケールはスケールノートが7つのスケールであり、クロマチックスケールはスケールノートが12つのスケールである。 - スケールフォーム
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SCALE FORM
左手指によるスケールの押さえ方。スケールを順に押さえるときの左手指のポジションのこと。ギターの場合、フォームで覚えておけば指板に沿って平行移動するだけで違うキーのスケールになるため、フォームで覚えるのが重宝される。ワイドストレッチを含んだフォームとか、横移動を含んだフォームとか、さまざまなスケールフォームが考えられる。 - スケールブック
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SCALE BOOK
コードブックがコードフォームを載せているように、スケールのフォーム(左手のフォーム)を載せている本のこと。 - スケール練習
- 音階をなぞる練習。メカニカルトレーニングのひとつ。一生懸命 スケールを早く弾く練習を毎日繰り返しても、何故かアドリブができない・・・、ということもあってこういったメカニカルなトレーニングは不要だという人もいる。しかし、バットの持ち方を知らないで野球はできないし、ラケットの持ち方を違えてテニスもできない。つまり、人間はやったことのない動きは基本的にできないのだから、練習したことのないフレーズは弾けないのである。そう言った意味でメカニカルなトレーニングも必要である。
- スコア
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SCORE
総譜のこと。クラシックでいうと管弦楽や合唱などのすべてのパートをまとめて、ひと目で全体がわかるようにしてある譜面。古典ではオリジナルスコアと異なることが多い。 - スコルダトゥーラ
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SCORDATURA
弦楽器の変則調弦のこと。弦楽器全般の用語であり、ギターについても使われる。 - スタインウェイ
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Steinway and Sons
アメリカのピアノメーカー 「Steinway and Sons」のこと。ここが現代グランドピアノの基本を確立したらしいということなので、ギター弾きの方々もこれくらいの有名なメーカーは(ギターメーカーじゃなくても)常識としておいた方がよいであろう。 - スタックアンプ
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アンプ部分とスピーカー部分でそれぞれ独立したキャビネットに分離されたアンプのこと。
この独立アンプ部をアンプヘッド(ヘッド)ともいう。 - スタックタイプ
- スタックアンプのこと。
- スタンダードチューニング
- 標準のチューニングのこと=1弦から順に、E,B,G,D,A,Eとチューニングすること。
- スチールギター
- スチール弦を張ったギターの呼称ではなく、スライドギターのこと。普通、台や脚の上に寝かせてスライドバーを使うスライドギターのこと。
- スチール弦
- 主にフラットトップギターやエレクトリックギターに使用される弦のこと。
- ストライドギター
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STRIDE GUITAR
ストライドピアノ(ストライドラグ)のようなスタイルで弾かれるギターのこと。代表的なプレイヤーとしてはガイ・ヴァン・デューサー(Guy Van Ducer)。ストライドピアノというのはどういうスタイルかというとあまりそちらのほうは詳しくないのだが、単純にいうと、かなりジャズよりの(ジャズピアノの影響をうけた)ピアノラグスタイルらしい。よく知られているラグはオルタネイトベースで弾かれるが、ストライドピアノだとウォーキングベースだったりする。 - ストライド奏法
- ストライドピアノ(ストライドラグ)のようなスタイルでギターを弾くこと。
- ストラップ
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STRAP
ギターを肩からさげて使うためのショルダーベルト状のもの。近頃はあまりはやらないが、ストラップの片方にはエンドピンに通すための穴&切れ目があって、もう片方にはヘッドに縛るための紐のようなものがついていた。しかし、このストラップのつけ方は意外と弾きにくくて、エレクトリックギターと同じようにネックのヒール部分にストラップピンをつける人も中にはいた。テイラー社製の場合、フラットトップ(ナイロン弦)ギターにもネックのヒール部分にストラップピンがついていて、何かそれを見ると不思議な気持ちになる?。 - ストラップピン
- ストラップを止めるためにギターに付けられたピン状のもののこと。エンドピンもストラップピンである。かつて、エンドピンではないストラップピンをどこにつけるか、ネックヒールの横か、ネックヒールのカカト裏か、それとも側板か、といったことがちょっとした論争になった時代もあった?。
- ストラトキャスター
- アメリカのフェンダー(Fender)社で、1954年に発売されたエレキギターの名称。
- ストリング
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STRINGS
ギターに張る弦のこと...、ちょっと当たり前すぎる - ストリングポスト
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STRINGS
ペグのうち、弦を巻きつける部分の呼び名。巻軸あるいはペグポストともいう。
ポストに切込みがあって、それに弦をはさむようにして巻きつけるタイプのポストもあるが、多くのものはポストを貫通する穴があいており、そこに弦を通してからポストに巻きつけるようになっている。 - ストリングマスター
- カナダのプレイリーテック・イノベイションズ社が発明?して、アリア(荒井貿易)から発売されることになったモーター内蔵/自動ペグ巻き上げ機能付きデジタルオートチューニングメーターという代物。つまり、チューニングメーターを内蔵したモーターワインダーというものらしく、弦を弾くと勝手にペグをモーターで回してチューニングしてくれるという画期的だが、本当に必要なのかと思えるような装置。
- ストリングワインダー
- 弦の交換時に糸巻をクルクル回すのを助ける道具で、ペグにこれをかぶせるとまわし易くなって早くペグをまわせるというもの。ハンドル部分に弦を切るためのカッターが内蔵されているようなものもある(ダダリオ製)
- ストレッチ
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STRETCH
ストレッチとは手を広げる動作のこと。そこから、左手を広げる動作を含むコードフォーム、フィンガリングのこと。まれにストレッチコード、ストレッチフォームと呼ぶ人もいる。 - ストレッチコード
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STRETCH CHORD
左手を広げる動作を含むコードフォームのこと
人差し指から小指までが5フレット以上になるフォームのことを指すことが多いようである - ストレッチフォーム
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STRETCH FORM
左手を広げる動作を含むスケールフォームのこと
人差し指から小指までが5フレット以上になるフォームのことを指すことが多いようである - ストローク
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右手で弦を弾く動作のこと。
弾きおろす=ダウンストローク、弾き上げる=アップストロークの2つの動作からなる。あるいは一本の弦だけを弾く動作をピッキングといい、それに対して、複数の弦を弾く動作をストロークというときもある - ストンプボックス
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STOMPBOX
エフェクターのこと。なんか、こっちの呼び方の方が世界では一般的なのかな?! - スパニッシュギター
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クラシカルギターやフラメンコギターのようにナイロン弦を張ったギターの総称。あるいはクラシカルギターおよびフラメンコギターのこと。
日本ではこの呼び方はあまり使われないようである。 - スパニッシュフライ
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SPANISH FLY
スパニッシュフライ by エドワード・ヴァン・ヘイレン。まさか、ナイロン弦でタッピングするなんて、ましてそれでソロギターを弾いてしまうなんて誰もが想像もしなかったことをやってしまったヴァン・ヘイレンの曲。わたしにとって、あまりのインパクトに結局挑戦しなかった曲の1つ
ちなみにスパニッシュフライとは虫の名前であるが、それを成分とした催淫剤の呼称にも用いられる。 - スプーンネイル
- 爪の状態や症状の一つで、爪が長くなるに従って、だんだんと中央部分がへこんで反り返るように生える状態のこと。そり爪とも呼ぶ。
- スプルース
- マツ科 / 北米、ヨーロッパで産出。木理はやや粗。心辺材の差はあまりなく、白色から淡黄褐色。軽く軟らかで、加工しやすいが、強度がない。ヒメコマツやエゾマツの代用として、建具、ドア、木型などに大量に使われている。ベイトウヒ、ハリモミ、エゾマツ、シトカスプル−スなどを総称して、スプルースと呼ぶこともある。
- スペア弦
- 予備の弦のこと。わたしの場合のほとんどのギターケースの中にスペア弦が入っている。
- スペイン
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SPAIN
ジャズファン&プレイヤーがスペインといったら、それは国名ではなく曲名のこと。作曲者はチック・コリア。火花バチバチ系のギターデュオ or トリオでは定番中の定番。ぜひ、コード進行とテーマは覚えておきたい。ただ、テーマの後半部のリズムがなかなか厳しいのでかなり弾きこんでおかないと恥ずかしい演奏になるかも。おすすめアルバムは「スペイン / ミシェル・カミロ&トマティート」。カミロのピアノと、トマティートのフラメンコギターという取り合わせだが、すごくかっこいい。名演!! - スポルテッド
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SPOLTED
木材に入った模様のようなものひとつだが杢ではなく、水分やカビ、細菌などが木材に染みこんで斑のような模様を形成していること。スポルテッドメイプルが有名。 - スラー
- なめらかに、音と音の間を切らずにつなぐこと。そのように説明されるため、スラーとレガートの区別がつかない。あるフレーズやリックをなめらかに弾くこと、そういう気持ちで演奏することをレガートといい、レガートに演奏するためのテクニックとしてスラーがある。ギターでは、スラーとは左手だけで音符をつなげる技術をいう。
- スライド奏法
- 左手で任意のフレットを押えてピッキングした後に、別の音に対して押下したまま上行または下行するテクニック。グリッサンドも普通は同じ意味であるが、別な意味合いで使われることもあって、2音間がスライドで結ばれていた場合、スライドでは最初の音だけを弾いて、グリッサンドでは最初と終わりの2音とも弾くといった違いがあるときもある。またスライドの場合は、A〜Bという開始と終了の音がきっちり決まっているのに対して、グリッサンドでは、A〜とか、〜Bといった使用法もある。
- スライドバー
- ガラス製もしくは金属製の筒状の道具であり、弦の上で滑らせるようにして奏するもの。別名「ボトルネック」とも呼ばれる。
- スラブボード
- ストラトキャスターやテレキャスターのローズ指板で、1959年〜1962年頃に採用された、指板とネックの接着面が平らなローズウッド指板のことを指す。そのため、指板が厚くトラスロッドの穴に指板の接着面がかかっていることが特徴らしい。その後、ローズの薄い板をワンピースネックの曲面に合わせて貼り付けるスタイル(ラウンドボード)になった。
- スラント
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SLANT
斜めに傾けること。近年ちょくちょく見かけるようになった用語である。サドルがスラントしているとか、ピックアップをスラントしてつけてあるなどといった使われ方をよく見かける、どうしてわかりやすく斜めにと言わないのだろうか。 - スランテッドフレット
- フレットが傾けてあること・・・なのだが、これではわかりにくい。1, 2フレットあたりでは1弦側より6弦側の方がヘッドよりに傾いていて、7フレット付近で直角になり、それ以降は1弦側より6弦側の方がブリッジよりに傾いている・・・つまり、6弦側が扇状に開いた格好でフレッチングされていること。結果として、1弦と6弦の弦長が大きく異なることなる。スラントフレット
- スラントフレット
- フレットが傾けてあること・・・なのだが、これではわかりにくい。1, 2フレットあたりでは1弦側より6弦側の方がヘッドよりに傾いていて、7フレット付近で直角になり、それ以降は1弦側より6弦側の方がブリッジよりに傾いている・・・つまり、6弦側が扇状に開いた格好でフレッチングされていること。結果として、1弦と6弦の弦長が大きく異なることなる。スランテッドフレット
- スリーコード
- トニックコード、サブドミナントコード、ドミナントコードの3つのコードの総称。一般的には主要三和音のことであるが、主要三和音の「三和音」は3つの和音という意味ではなく、三和音(トライアド)の意味であることに注意。
- スリーピース
- マーティンのD35の裏板のように、3枚の板を横に接いであるもの。ネックでも3ピース、5ピースと横に(フレットと直角に)接いであるものがある。
- スリーフィンガー
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フィンガースタイル奏法のひとつで、親指、人差し指、中指の3本で弾く。スリーフィンガーピッキング。
人によっては小指や薬指を表板に付いて固定して弾く人もいる。主に親指がベースノート、残りの指でコードトーンやメロディを弾くスタイルである。
フィンガースタイルでは代表的な奏法のひとつとして、かなり大きなテーマとしてとらえているが、単に薬指を使わないだけ...とも言えるわけなのだが。 - スルーネック
- ネックが胴部の中心にまで入り込んでいる、あるいはネックの両側に胴部が貼り付けてあるようなネックのジョイント方式
- スロッテッドヘッド
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Slotted HeadStock
クラシカルギター風の...つまり、ヘッドに穴が空いていて、フレットと平行に弦を巻き込んでいくタイプの糸巻のついたヘッドのこと。スロットヘッド。
対して、フラットトップギターに多く見られる穴の開いていないヘッドはソリッドヘッドという。 - スロットヘッド
- クラシカルギター風の...つまり、ヘッドに穴が空いていて、フレットと平行に弦を巻き込んでいくタイプの糸巻のついたヘッドのこと。スロッテッドヘッド