アール・クルー
Earl Klugh
Jazz、ギタープレイヤー

ナイロン弦ギターによるジャズ・フュージョンの演奏において第一人者と言ってもいいギタープレイヤーである。ナイロン弦ギターを弾いているが、チャーリー・バードのようにクラシカルギターのベースがあるわけではなく、チェット・アトキンスの影響が大きいようである。
代表作としては、3枚目のアルバム「Finger Painting」が有名。 最初に弾き始めたのがクラシカルギターだったせいもあって、クルーがいまでもやっぱり好きです。「Finger Painting」なんか何百回聞いたかわからないし、テーマ部分だったら、このアルバムのはいまでもほとんど弾けてしまうくらいですね。
クルーの独特のナイロン弦の音が好きなんです。驚くのは、ライブハウスの映像なんかYouTubeで見ると、フェンダーのアンプにタカミネのエレガットを直に差し込んでいるのにいつものクルーの音がしていることですね。これはもう衝撃でした。単音をフレーズを弾くときにpimを使うところも含めて、多大な影響を受けていると感じています。
アル・ディメオラ
Al DI Meola
Jazz、ギタープレイヤー

70年代半ばにチック・コリアのリターン・トゥ・フォーエヴァーに抜擢され、その後、パコ・デ・ルシアとの競演や、スーパーギタートリオなどが有名。
アルバロ・ピエッリ
Alvaro Pierri
Classic、ギタープレイヤー

あのパリ国際ギターコンクールの優勝者でもあるピエッリは、ロベルト・アウセル、エドゥアルド・フェルナンデスと同じく、アベル・カルレバーロに師事したプレイヤーの一人です。
ロベルト・アウセルもうまいけど、ピエッリは本当にうまいです。
アンドレス・セゴビア
Andres Segovia
Classic、ギタープレイヤー
1893/2/21〜1987/6/3

ナイロン弦の発明への協力やギターによるバッハの演奏など、クラシカルギターにおけるセゴビアの影響は多大。
イエラン・セルシェル
Goran Sollscher
Classic、ギタープレイヤー


※英語表記なので正確な表記ではありません
スウェーデン出身で、ボーリンの11弦ギターによるバッハやバロックもの、あるいはビートルズナンバーのアルバムが有名。正直こんなふうにバッハが弾けたらいいなと思ってしまう。
エグベルト・ジスモンチ
Egberto Gismonti
Jazz、ギタープレイヤー

単にギタープレイヤーととりあげることはためらわれるほどブラジルが誇る世界的なマルチプレーヤーであり、ブラジルインストゥルメンタルミュージック界の巨人と称される。初アルバムは1969年の「Egberto Gismonti」。ギターにおいてもナイロン弦8弦ギター10弦ギターだけではなく、スチール弦複弦を有する独自のスーパー8ストリングギターなどによる独特の音楽世界を構築している。
ウォルフガング・ムースピール
Wolfgang Muthspiel
Jazz、ギタープレイヤー
1965/3/2〜

オーストリア出身
かなり前にパラディスを使っていると聞いたので興味を持ってCDを買った。ミック・グッドリックに師事したようである。最近特に気に入っている。
私よりも少し若いが、昔とはかなり容姿が違って見える(笑)。
ジャンゴ・ラインハルト
Django Reinhardt
Jazz、ギタープレイヤー
1910/1/23〜1953/5/16

近頃、マヌーシュスウィングなどがかなり流行っているようなのでジャンゴの名前はよく聞くようになった。大抵そういうときに知ったかクンはジャンゴの左手の話をする。他人に語るごとに指が減るようなので、いまにジャンゴの左手はドラえもんと同じになる...(ネット上ではもうなっているかもしれない)。
ジョー・パス
Joe Pass
Jazz、ギタープレイヤー
1929/1/13〜1994/5/23

アルバム「Virtuoso」シリーズなどを聞いてもらうとわかるようにジャズにおいてソロギターというスタイルを確立させた人。また、歌伴も非常にうまいプレイヤーだった。
ジョン・アバークロンビー
John Abercrombie
Jazz、ギタープレイヤー
1944/12/16〜2017/8/22
アメリカ出身
最初に聞いたのは、タウナーとのデュオ「サルガッソーの海」でした。
亡くなってしまってとても残念です。
ジョン・ウィリアムス
John Christopher Williams
Classic、ギタープレイヤー

同姓同名の作曲家 / 編曲家がいるので注意が必要(あの人、ギターも弾くんだぁとか、すごいよねぇ、映画音楽も作るんだからなどと言っている時は大抵混同している。)
クラシカルギターファンたちにはギター界のプリンスと言われているが、もうそんな歳ではないのでそろそろ違う呼び方をしたほうが...。
ジョン・マクラフリン
John McLaughlin
Jazz、ギタープレイヤー

マハビシュヌ・オーケストラやシャクティの伝説のリードギタリストでもある。オリジナル・シャクティの頃にマクラフリンが使用していた共鳴弦付き&スキャロップドフィンガーボードシャクティギターが懐かしい。
補足: マクラフリンと入力すると、いまだに枕不倫と変換されてしまうことがよくある。
ステファノ・グロンドーナ
Stefano Grondona
Classic、ギタープレイヤー

オスカー・ギリアの高弟ということもあり、セゴビアから「ディアス、ギリアとともに私の弟子の中で最も優秀な奏者のひとり」とか、「彼はファースト・クラスの芸術家である」といった賛辞をもらっている。この点についてはセゴビアの身内びいきとしてもよいが、それでもグロンドーナはまちがいなく現代を代表するクラシカルギタープレイヤーの一人である。それにトーレスやブーシェでコンサートやレコーディングする数少ないプレイヤーです。
タック・アンドレス
Tuck Andress
Jazz、ギタープレイヤー

ギター&ボーカルのデュオ「タック&パティ」のギタープレイヤー。一人バックバンドと言ってしまえるような、まるで多重録音のようなギタープレイを多重録音なしでやってしまえるギタープレイヤーとしても有名。
チャーリー・バード
Charlie Byrd
Jazz、ギタープレイヤー

ナイロン弦ギターでジャズを演奏するスタイルから、一部の連中からはキワモノ扱いを受けていた時期もあるが、近頃はボサノバをアメリカに紹介したギタリストとして、またモダン・ジャズ・ギターの開祖チャーリー・クリスチャン直系のギタリストとして語られることが多い。そのうえ実はジャンゴ・ラインハルトと共演したこともあるらしいという。
チャーリー・パーカーがバードという愛称で呼ばれるため、チャーリー・バードをチャーリー・パーカーのことだとカン違いしている人たちも少しだけいるようだが、当然のように全くの別人である。
デビッド・ラッセル
David Russel
Classic、ギタープレイヤー

1953年スコットランド生まれ。2011年現在としては最高のクラシカルギタリストの一人と評価されているといっても過言ではないだろう。
ナルシソ・イエペス
Narciso Yepes
Classic、ギタープレイヤー
1927/11/14〜1997/5/3

日本ではイエペスの弾いた禁じられた遊びがあまりにも有名。また10弦ギター(クラシカルギター)を考案したことでも知られている。 日本の、特に一部のクラシカルギター好きにとって中傷の対象になっている点がとても残念ですが、20世紀を代表するギタリストであることは間違いありません。
ビレリ・ラグレーン
Bireli Lagrene
Jazz、ギタープレイヤー

若かりし頃、ジャンゴ・ラインハルトの再来とまで言われた神童。といっても1966年生まれなのでもう40代半ばですが、13〜14歳でデビューアルバムを出しているので30年選手の超ベテラン。アル・ディメオララリー・コリエルとスーパーギタートリオとしてライブをやったこともある。
ビル・コナーズ
Bill Connors
Jazz、ギタープレイヤー

チック・コリア率いるRTF(リターン・トゥ・フォーエバー)の初代ギタリスト。
フェレンツ・シュネートベルガー
Ferenc Snetberger
Jazz、ギタープレイヤー
マイケル・ヘッジス
Michel Hedges
FingerStyle、ギタープレイヤー
1953/12/31〜1997/12/1

アコースティック&エレクトリックギタリスト。現在のフラットトップギターフィンガーインストというスタイルを構築した人。そのためかアコースティックギターの革命児と呼ばれることも多い。彼のタッピング変則チューニングに影響を受けていないフィンガースタイルのプレイヤーはほとんどいないのでは...(無論、彼よりも上の年代のプレイヤーは除く)。
わたしがフィンガースタイルからフェードアウトする前に、マイケル・ヘッジスを聞いていたら、今とは方向性が違っていたかも知れません。ただ、最初のアルバムが1981年ということなので、1978〜9年頃すでにアル・ディメオラを聴いてしまっていたので、ちょっとなかったですね。
マヌエル・バルエコ
Manuel Barrueco
Classic、ギタープレイヤー


キューバ出身。かつて黒船にも例えられたこともある。アルアイレの多用による均一な音とリズムの揺れの少なさというか、タメの少ない演奏はやはりインパクトがありました。ギターというよりもピアノ的な感じがしましたね
ただ、一部の方が言うように「アルアイレなので音が…」と思ったことは全くありません。
村治佳織
Classic、ギタープレイヤー

非音楽系女性誌でギターを「爪弾く妖精」と紹介されたり、あのデッカと契約したりするし、いろいろな意味で日本を代表する(ある面においてはアイドル的な)クラシカルギタリスト。別に皮肉でアイドル的と言ってるわけではないし、そういう存在がいていけないとも思っていないし、単なるアイドルとも思ってはいない。これまでのアルバムについての私見を申し上げるとアランフェス以外はなかなか良かったと思っている。
山下和仁
Classic、ギタープレイヤー

純クラシカルギターファンと自称される方々には音色が・・とか、演奏がアクロバティックすぎるなど賛否があり評価はさまざまです。確かに展覧会の絵や火の鳥新世界なんか聴いても、どうやって弾いているんだ?と疑問に思うことはある。音楽としてどうなんだという話はそういう話をしたい方々にお願いするとして1ギター弾きとしては、山下和仁のようなギターでこの曲を弾くんだぁというチャレンジャー的なところが好きです。近頃のビートルズ集やバッハでもそのテクニックはあまり衰えを感じさせてはいない。
ラリー・カールトン
Larry Carlton
Jazz、ギタープレイヤー

ジャズ、フュージョン系ギタリスト。ミスター335と呼ばれたフュージョン界最大のスターと言ってもおかしくない有名ギタリスト。代表曲であるルーム335はあの時代にギターを持っていた人たちのほとんどがちょっとは弾いてみたはず。
ラリー・コリエル
Larry Coryell
Jazz、ギタープレイヤー

ジャズ、フュージョン系ギタリスト。ジャズにフィードバック奏法を持ち込んだと張本人?。それ以外にもオベイションでシエラザードやボレロを演ってみたり話題に事欠かないギタリストである。数々のギタリストが歳を経て、小難しくなったり、達観していく中であいかわらず「あっ、コリエルだ!」とわかるアドリブを展開するまさに永年のギター小僧である。
ラルフ・タウナー
Ralph Towner
Jazz、ギタープレイヤー

ジャズ、ECM系のギタリスト。オレゴン(グループ)のギタリストでもある。 ホームページはこちら→http://www.ralphtowner.com/
あまり個人的な想いは書かないようにと思っているが、わたしがスチール弦からナイロン弦にもちかえるキッカケを作ったプレイヤーでもある。彼の「ソロ・コンサート」というアルバムは本当に衝撃的だった。一度聴いていただきたいと思うプレイヤーである。
ローリンド・アルメイダ
Laurindo Almeida
Jazz、ギタープレイヤー

ブラジル/サンパウロ生まれ。L.A.4のメンバーとしても知られている。
渡辺香津美
Jazz、ギタープレイヤー

渡辺香津美さんについて書き始めるとキリがなくなってしまうので、ここでは何も書きません。
個人的なお奨めアルバムは、ギタールネッサンスシリーズではなく「エスプリ(Esprit)」です。