え
- エイジング
-
AGING
経年変化というより楽器の場合は年を経て熟成されることのようである。特に何年も引き続けることにより熟成することをエイジングという方もいる。弾かなくて年数を経た楽器と弾かれながら年数を経た楽器のどちらが本当に鳴りがいいかの答えは厳密にはでていないように思われます。私見を申し上げると弾かれないのに単に蒐集された楽器はかわいそうに思えます。 - エイジングトナー
- グロスフィニッシュのトップが弾きこまれて若干日焼けしてオレンジがかった色になった風に仕上げること。
- エイジング加工
- 古いギターのように加工すること。
- エイトバース
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8 BARS
ジャズの演奏スタイルの一つで、8小節ごとにアドリブ奏者が代わること。チェイスともいう。4小節ごとにチェンジすることはフォーバースという。 - エオリアンスケール
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AEOLIAN SCALE
全音階の第6音であるラの音を中心音とする調性であるエオリアンモードに使用される音階であり、全音階の第6音から第13音を順番にならべた音階である。 関連: イオニアンスケール、ドリアンスケール、フリジアンスケール、リディアンスケール、ミクソリディアンスケール、ロクリアンスケール。
アヴェイラブルノートスケールのひとつ。ナチュラルマイナースケールと音列は同じである。(key=C)
C D E♭ F G A♭ B♭ C - エオリアンモード
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AEOLIAN MODE
エオリアンスケールを主体として、その性格や性質(調性の項を参照)が反映された調性のこと。中心音として12の音(1オクターブないの全ての半音)が使用できるため、12のエオリアンモードがあることになる。ただし、エオリアンモードはモードジャズにおいては使用されない。 - エキゾチックウッド
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外国産木材(外材)のこと。
「貴重なエキゾチックウッドをボディに使用・・・云々」など何か特別な木材とか、希少な木材の意味で使われているような気もするが、元々は外国産木材の意味のはずである。 - エクストラライトゲージ
- スチール弦では弦の太さで(太い方から)ヘビーゲージ、ミディアムゲージ、ライトゲージ、エクストラライトゲージと分けられる。細い弦のため押えやすいが、その分パワーがなくなることは否めない。ただ、メーカによって弦の太さは一様ではなく「あるメーカーのミディアムゲージよりもあるメーカーのライトゲージの太い」といったことはよくある。
- エコノミーピッキング
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フラットピッキングの弾き方のひとつ。弦を移動する時に高音弦に向かう時は、ダウン&ダウン、低音弦に向かう時は、アップ&アップでピッキングすること。
ピッキングで手首を返してしまうとうまくいかない気がするのだが・・・。わたしはオルタネイト命だったため、これはほとんどできない。コードトーンをアルペジオする時まれにダウン&ダウンだけ使うことがあるくらい。 - エチュード
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ETUDE
声楽や楽器演奏の練習のためにつくられた楽曲。練習曲。芸術的にすぐれた作品も多い。 - エックスブレイシング
- アーチトップギターのブレイシングで、2本の力木をクロスさせたもの。
- エフェクター
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楽器とアンプの間につないで、楽器の音色に変化を与える機器のこと。
日本だと、たいていマルチエフェクターか、コンパクトエフェクターの2つに分けられる。
別称として、エフェクトペダル、エフェクトユニット、ストンプボックスとも呼ばれる。
この用語辞典ではアコースティックな楽器の話題をメインにしてきたため、ほとんどエフェクターについて記述していない。ただ、エレガットをバンドで使う際に使ってもよさそうなものについて少しだけ記述することにしました。 - エフェクトペダル
- エフェクター 参照
- エフェクトユニット
-
エフェクター 参照
ペダル式のやつはあまりこうは呼ばない気がする。ラックマウント式やでかい筐体のやつを呼ぶような気がする。 - エボニー
- カキノキ科 / インド、ミャンマー、タイ、スリランカで産出。黒檀。堅くて重く狂いが少なくてとても耐久性がある。唐木と総称される(タガヤサンも仲間)。成長は大変遅い。日本では高級仏壇に使用される。
- エリクサー
- 代表的コーティング弦メーカー。 ダダリオでもコーティング弦を出しているが、やはり持ち具合ではエリクサーの方が上ではないかと思う。ただ弦の音色に好き嫌いがあって、エリクサーを使わない人もいるようである。
- エルゴプレイ
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ギター支持具(=これを装着することで足台を使わなくてもヘッドを高い位置に保持できる道具のこと)の一つ。ギターを直角三角形に載せて支えたような形になるL型の器具であり、ギターには吸盤で装着する。
スコット・テナントがコンサートで使用したのを写真で見たことがある。スコット・テナントはネックアップを使うこともあり、ギター支持具を好んで使っているように思う....ただ体型的な問題で腰痛持ちなのかもしれないが(あくまで想像です) - エレアコ
- マイクあるいはピックアップを内蔵したアコースティックギターのこと。エレクトリックアコースティックギター。日本独特の略称のようである。
- エレガット
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マイクおよびピックアップを内蔵したナイロン弦ギター、あるいは同様にマイクおよびピックアップを内蔵したフラットトップ(ナイロン弦)ギターの呼称であり、日本独特の略称である。
エレクトリックガットギターという名称はないと思う(そう思っていたが、近頃は使われるようになったようです)ので、エレクトリックガットギターの略称ではなく、エレクトリックアコースティックギターの略称として、エレアコが使われるようになったときに、誰かが「じゃあ、ナイロン弦のほうはエレガットでいいか」となったのだろうと推測されます。
では海外ではどのように呼ばれているかというと- Nylon Acoustic Electric Guitar
- Nylon-String Acoustic-Electric Guitar
- Electric Nylon Strings Guitar
- Nylon String Electric Guitar
- Electric Classical Guitar
- エレキ
- 日本だけで使われていると推測されるエレクトリックギターの略称。
- エレキインスト
-
エレクトリックギターで演奏されるインストゥルメント音楽のこと。
エレクトリックギターのみではなく、バンドで演奏される場合が多い。 - エレキギター
- 日本だけで使われていると推測されるエレクトリックギターの略称。
- エレキアコースティックギター
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エレクトリックアコースティックギターのことらしい。
エレキだけ略する必要がどこにあったのだろうか。 - エレキナイロンギター
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エレクトリックナイロンストリングスギターのことらしい。
この略し方はすごいとしか言いようがない。そもそもガットギターはよく聞いたことがあるが、ナイロンギターという呼称を全く聞いたことがない。第一、アコギをスチールギターと呼べないし、違う楽器のことだし。 - エレクトリックアコースティックギター
-
マイクあるいはピックアップを内蔵したアコースティックギターのこと。略称としては良く使われるエレアコは、日本独特の略称のようである。
エレクトリックアコースティックギターとエレクトリックギターの違いは、曖昧な場合が多いが、生音でも使用可能かそうでないかで分けられることが多い。 - エレクトリックギター
- 楽器の生音ではなく、ピックアップにより弦振動を取り出しそれを電気増幅した音を主に使用するギターの種類。日本ではエレキギターと略することが多い。 主に以下のものに大別される。
- エレクトリックガットギター
-
【造語?】
エレクトリックナイロンストリングスギター=マイクおよびピックアップを内蔵したナイロン弦ギターのこと。日本では、エレガットと略称されることが多い。
というよりは先にエレガットって略称があって、エレガットって正式にはなんなの…で、エレクトリックガットギターという名称が出てきたような気がします。 - エレクトリックナイロンストリングスギター
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Electric Nylon Strings Guitar
マイクおよびピックアップを内蔵したナイロン弦ギターのこと。日本では、エレガットと略称されることが多い。 - エレベーテッドフィンガーボード
- バイオリンのように先端部分(ヘッド側ではなくボディ側)が表板から浮き上がっているタイプの指板のこと
- 遠位指節間関節
- 手指の関節で、もっとも指先の関節のこと。DIP関節。
- 遠隔調
- 近親調以外の関係にある調を遠隔調という。対義語としては近親調、関係調がある。
- 演奏
- 楽器を奏することのようだが、音楽においては音を出す行為すべてを演奏と称するため、歌を歌うことも演奏に含まれるようである。
- 遠達性
- 遠くで聞いても明瞭に聞こえるような音響特性のこと。遠鳴り。
- エンドピン
-
END PIN
ギターの尻のところに付けられたピンのこと。ストラップピン。主にストラップを止めるためにつけられているのだろうが、ギターを立てた(立てかけた)ときに胴部が床に接触しないように付けられているという意見もある。エレアコでは、ラインアウトジャックを兼ねていることも多い。人によっては、弦止めピン/ブリッジピンのことをエンドピンと呼ぶこともある。 - エンドピンジャック
- エンドピンが胴内部に付けられたピックアップの出力用ジャックを兼ねているもの。
- エンドブロック
- 本体下部の側板の接合を補強する部材のこと。
- エントリーモデル
- 特にギターだけに使用される用語ではないが、ある商品が性能や他の理由で価格の異なる複数モデルを展開していたとき、このうち初心者をターゲットとした製品モデルを指す。そのためエントリーモデルでは使いやすさや低価格性が重視されることになる。
- エンハーモニック
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ENHARMONIC
C#とD♭とか、E♭とD#のように名前は異なるが同じ音であること。元々の意味としては半音よりも小さな間隔であったが、現代の理論においては異名同音と同じ意味である。 - エンハーモニックチェンジ
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ENHARMONIC CHANGE
異名同音(エンハーモニック)に置き換えること。異名同音変換。