騒音
騒がしく不快感を起こすような音のこと。個人差や興味の度合いもあるため、単純に音量の問題とは言い切れない。
ただ、楽器演奏者にはかならず付いて回る問題であり、一部のウィークリーマンションなどでは、入居規定として楽器演奏不可と明記されている場合もある。
増音程
長音程または完全音程より"1半音分"広い音程である増音程。オーグメンテッドインターバル。
増音程から更に半音一つ広がると重増音程となる。
象嵌
かたどり嵌めこんだ工芸品およびその技術のこと。読みは「ぞうがん」。
ここでの象はもちろん動物のことではなく、象り(かたどり)のことです。ある物質の表面にほかの種類の物質で模様を象り、両者の硬度差を利用して嵌め込む技術及びその製品のことです。 英語ではモザイクというが、ギターの場合、インレイと呼ぶことが多いようである。
象牙
象の牙のこと。とくにアフリカゾウの上あごの門歯にあたる牙のことのようである。ギターナットサドルブリッジエンドピンピックの材料として使われることがある。1989年 ワシントン条約でアフリカゾウの国際取引はすべて禁止されました。
じゃ今現在日本には全く象牙が輸入されていないかというとそうではなくて、死んだ象から取った象牙はいいと日本は許可されているらしい。
象牙板
サドルに使用される象牙材のこと。近頃はあまり使用されない用語である。
象牙枕
ナットに使用される象牙材のこと。近頃はあまり使用されない用語である。
造語
既存する言葉の簡略や複合、他の用語や言語からの転用などにより新たに言葉が作られること。それが仲間うちの隠語となり、いつしか用語として認知されるに至ると、このサイトでも載せないといけなくなる。
増三和音
根音 + 長3度 + 長3度の音程で積み重ねられた三和音のこと。同義語としてオーグメントトライアドがある。トライアドの項を参照されたし
相対音感
基準音があたえられれば、相対的に音程を把握できる感覚のこと。無論「把握できる」ということなので、「単に気持ちいい(または悪い)」ではなく、短3度だとか、完全5度だとかがわかる感覚のことである。普通に音楽に携わっているとある程度は持っている(はずである)。レラティブピッチともいう
総単板
ギターボディを構成する表板横板側板)、裏板がすべて単板であること。オール単板ともいう。
ただ総単板が必ずしも良いということはないというのは自明の理であると思っているのだが、箱モノ楽器においては、単板上位論というか、単板信仰的なものがあって、どうしても合板=安物、単板=高級品という刷り込みができあがっているようである。
奏法
楽器の演奏方法のこと。
ハーモニクス奏法のようにある特定の発音方法だけを説明した奏法もあるし、クラシカルギター奏法のように広範囲に説明している奏法もある。
増4度代理
あるコードを、そのコードから増4度移動したコードで代理すること。裏コードと呼ぶこともある。元々はドミナントセブンスの代理関係で、G7とD♭7のように増4度の位置にあるドミナントセブンスが同じトライトーンを持つことから代理コードとして使用できたことから、その拡大解釈で他のコードについても、その増4度の位置にあるコード代理コードとして使用すること。
属音
音階上の第5音のこと。ドミナント
(key=C)
C  D  E  F  G  A  B  C
属調
ある調属音主音とする長調短調のうち、ある調調性が同じものを属調と呼ぶ。つまり、CメジャーとGメジャー、AマイナーとEマイナーなど
速度記号
五線譜の上に「♪=160」のように記述されている速度表示のことである。メトロノーム記号とも言うようである。最初に楽譜に記述した作曲者は、ベートーベンあるいはチェルニーであるとされているようである。
速度標語
曲の速度を示す言葉群のこと。レントやラルゴ、アンダンテ、モデラート、アレグロ、ヴィヴァーチェ、プレストあたりが有名か。無論、これが全てではない。
属七の和音
属音上に積み上げられた四和音のこと。ドミナントセブンス三全音という不安定な音程を持ち、非常に強く主和音に進みたくなる。G7を例にすると、G7の構成音はG, B, D, Fであり、そのうちBとFが三全音になっている。そのため、CとEの組み合わせ=つまり、C, E, Gの構成音を持つ主和音に進みたくなる。
属和音
属音上に積み上げられた和音のこと。和音の特長としては不安定な響きを持ち、主和音に進みたくなる。 ドミナントコード
底板
胴部裏板のこと。
それにしてもボディの一部分の呼び名はたくさんあるものだと感心する。近頃だと表板側板裏板というのが一般的だと思うが、古い本を開くと響板(共鳴板)/横板底板と書いてあるものも少なくない。
粗製乱造
雑な作り方で粗悪な品を、むやみに数ばかりたくさん作ること。
かなり昔、日本のギターがそうだった時代があった。決して繰り返してはいけない。
即興演奏
奏者が楽譜に基づかず(楽譜なしに)、即興的に作曲しながら自由に演奏すること
ソノケリン
インドネシア産のインディアンローズのこと。
インディアンローズをインドネシアに植樹して育てたものだが成長が早いため木理が粗い。乱伐のために良材が激減したインディアンローズの代用として広く用いられているらしい。
側鳴り
遠鳴り の反対語。そばなり。
簡単にいってしまうと奏者の近くで明瞭に聞こえること。
ソフトピック
ギター用 フラットピックで一番柔らかいやつのこと。ピック面には、ソフトではなく、シン(THIN)と書いてある場合もある。シンピックも同じ。
ソプラノペダルポイント
ペダルポイントのうち、2小節以上に渡ってトップノートユニゾンから動かないことをこういうときがある。
ソリアコ
セミソリッドギターのこと。セミホロウということもある。
ソリスト
独奏者、独演者のこと。当たり前のように使われているが、本当はやっぱりソロイストというのが正しい。
ソリッド
日本においてはソリッドギターの略称として使われることがときどきあるようである。
ソリッドアンプ
ソリッドステート・ギターアンプのこと。
プリアンプ部またはパワーアンプ部の両方の回路に、トランジスタやICが使用されているアンプのこと。 ソリッドステートアンプやトランジスタアンプと呼ばれることもある。
ソリッドギター
SOLID GUITAR
ソリッドギターとは1枚板あるいはラミネートされた板で胴部が形成されているエレクトリックギターの種類。まれに板モノと称する場合もある。音響特性に違いをだすために中空構造になっているソリッドギターもあり、それをセミソリッドギターあるいはソリアコと呼ぶこともある。
ソリッドトップ
表板単板のこと、あるいは表板単板ギターのこと
ソリッドヘッド
Solid HeadStock
フラットトップギターに多く見られる穴の開いていないヘッドソリッドヘッドという。
ソリッドボディ
1枚板あるいはラミネートされた板で胴部が形成されていること。
そり爪
の状態や症状の一つで、が長くなるに従って、だんだんと中央部分がへこんで反り返るように生える状態のこと。スプーンネイルとも呼ぶ。
ソルフェージュ
SOLFEGE
現代音楽では、音楽の基礎教育のうち視唱力、読譜力、聴音能力などを養う教育課程の名称のこと。元々は、楽譜を母音またはドレミの音節で歌う声楽訓練を意味した。
ソロ
独奏、あるいは曲の中でプレイヤーが単独でアドリブなどを演奏すること。みんながやりたがるうえに、やりはじめるとなかなかやめないので独走ということもある。できれば独創と言われたいモノだが...。一曲丸々、ひとりでやってしまうこともソロ(ソロプレイ)という。
ソロエテ
ARIA製のサイレントギターシンソニードの母体となっているギター
ギター名というよりこのギターを作っているメーカー名
ソロギター
ギター独奏のこと。無論、唄を歌ったりとかはナシで。近頃の流行の言い方をするとギタープレイヤーにとって、ミニマムな演奏スタイルのことということになるのか?
ソロギターインスト
ギター独奏=ソロギターのこと。わざわざインストと注釈をつけなきゃいけないほど、歌なしの独奏がマイナーなものだとは思わないのだが。