イオニアンスケール
IONIAN SCALE
全音階の第1音であるドの音を中心音とする調性であるイオニアンモードに使用される音階であり、全音階の第1音から第8音を順番にならべた音階である。アイオニアンスケールと書かれることもある。
ド   レ   ミ   ファ   ソ   ラ   シ   ド
全音┘└全音┘└半音┘└全音┘└全音┘└全音┘└半音
関連: ドリアンスケールフリジアンスケールリディアンスケールミクソリディアンスケールエオリアンスケールロクリアンスケール

アヴェイラブルノートスケールのひとつ。メジャースケールと音列は同じである。
(key=C)
C  D  E  F  G  A  B  C
イオニアンモード
IONIAN MODE
イオニアンスケールを主体として、その性格や性質(調性の項を参照)が反映された調性のこと。中心音として12の音(1オクターブないの全ての半音)が使用できるため、12のイオニアンモードがあることになる。ただし、イオニアンモードモードジャズにおいては使用されない。
異弦上同音
ある音高の音を出す方法が複数あること。つまり4弦2フレットのミと同じ音高のミが、5弦7フレットや6弦12フレットでも出せるということであり、ギターの最大の特徴のひとつと言ってもよい。ピアノは1鍵1音。
板モノ
ソリッドギターのこと。対してホロウギターのことは箱モノという。主にJazz族が使う用語のようである。
移調
曲全体をそのまま、ある音程だけ上方または下方に移し、曲の調性を変化させる作業のこと。曲の途中で変わることは、転調という。
移調楽器
記譜音(楽譜に記譜された音)と実音(実際に奏される音)が違う楽器のこと。テナーサックスのドレミのkeyはB♭だし、アルトサックスの場合、E♭になる。ベースやギターも楽譜上はオクターブ高く記譜されるため、移調楽器のひとつである
弦受
ナットのこと。読みは「いとうけ」
近頃はまったく使用されることはないが、かつてナットのことをこう呼んでいたことがある。
移動ド
キーがハ長調だろうと、ホ短調だろうと、そのキー根音をドと呼び、その音を出発点とした音階をド、レ、ミ、ファ、...と辿っていく方法を移動ドという。このときのドレミファソラシという音階の各音に付けられた名を階名という。 固定ド
糸蔵
ヘッドのこと。読みは「いとぐら」
あまり使用されることはないが、ヘッドのことである。
弦蔵
ヘッドのこと。読みは「いとぐら」
あまり使用されることはないが、ヘッドのことである。
糸杉
cypress
ヒノキ科イトスギ属の総称で、日本では糸杉と呼ばれる。シープレスセイヨウヒノキと呼ばれることもある。 ギター側板裏板に使用される。特にフラメンコギターでは代表的な材である。
糸巻
を巻きつけてチューニングを合わせるモノ。弦巻と書くときもある。かならずしもヘッド側にあるわけではない。ペグ
弦巻
を巻きつけてチューニングを合わせるモノ。読みは「いとまき」。かならずしもヘッド側にあるわけではない。ペグ
イパネマの娘
The Girl from Ipanema
アントニオ・カルロス・ジョビン 作曲のボサノバナンバー(1963年)。ボサノバというとすぐにこの曲が取り上げられるくらいに代表的な曲(になっている...、これって日本だけの話なのだろうか)。ちなみに原題はイパネマから来た娘...つまり、ルイジアナママみたいな内容だと思ってよい。
異名同音
C#とD♭のように音名は異なるが、実際には同じ音であるもの。エンハーモニック
異名同音変換
異名同音に置き換えること。エンハーモニックチェンジ
イングルマンスプルース
スプルースの種類の1つ。別名ホワイトスプルースと呼ばれる白いスプルースのこと。スプルース材の中でも柔らかいのが特徴のようである。
インスト
インストゥルメンタルミュージック(=ボーカルのいない楽器のみの演奏のこと)の略称
インストアライブ
CDショップの大型店舗内で行われるライブ演奏のこと。ようするに販促キャンペーンの一環ということでしょう。
インストゥルメンタル
INSTRUMENTAL
インストゥルメンタルミュージック(=ボーカルのいない楽器のみの演奏のこと)の別称
インストゥルメンタルミュージック
ボーカルのいない楽器のみの演奏のこと。カラオケとは違ってボーカルパートが抜けているわけではなく、インストゥルメントだけで演奏された曲なのでインストゥルメンタルミュージックという。ただ、クラシックではまずこういった呼び方はしない。ジャズでもあまりしないような気がする。それにクロスオーバー、フュージョンに至っては歌モノを探すほうが難しい。つまり、普通なら歌が入っているようなジャンルの音楽を歌なしでやるとインストゥルメンタルミュージックとなるのだろうか。あるレーベルではインストゥルメンタルミュージック=ヒーリングといった括りにされているし、ここらへんの区分はやはりあいまいである。
インストゥルメント
INSTRUMENT
器械、器具、計器といったもの。音楽では楽器のことを指すようである。
インストソロギター
ギター独奏=ソロギターのこと。ギターインストソロギターインストと同じ。
インターバル
INTERVAL
ちょっと間を置くとかいうことでインターバルを取ったとかいうが、音楽の場合は音程のこと。
インタープレイ
INTER PLAY
数人で演奏するときにおいて、各プレイヤーが他のプレイヤーの発する音を注意深く聞き、互いに影響しあいながら演奏していること。その相互作用をインタープレイという。
インディアンローズウッド
インド産のローズウッドのこと、別名 パリサンドルパリサンダー、パリサンドルローズウッドともいう。日本ではローズウッドを総称して紫檀と呼ぶ。
インテンポ
IN TEMPO
音楽では「譜面どおりの正確な拍子で」の意。つまり、しっかりした(きっちりとテンポが維持された)リズムに乗っていくこと。
イントロ
INTRO
序奏=イントロダクションの略。メロディ(テーマ)の前に置かれ、その曲への期待をもたせるもの
インブリッジ
ブリッジの中にピックアップが埋め込まれていること、またはサドルブリッジの間に埋め込まれていること、インブリッジピエゾアンダーサドルピックアップも同じ。
インブリッジピエゾ
サドルブリッジの間に埋め込まれているピエゾのこと
インプロヴィゼイション
IMPROVISATION
即興的に音楽演奏すること。耳、イマジネーションによって、コード進行に対して、閃いたフレーズ(音の並び)を即座にギターの指板上に展開し、演奏できるテクニックを持っている人間ならば、理論など知らなくてもインプロヴィゼイションできる。そのような優れたプレイヤーをわれわれはたくさん知っているはずである。
インレイ
INLAY
胴部の縁(バインディング)やヘッド指板に施された貝や木片による象嵌(ぞうがん=埋め込み細工)のこと。木象嵌(もくぞうがん)以外に、アバロン白蝶貝による象嵌も有名。