ライトエイジドフィニッシュ
グロスフィニッシュが経年して少し光沢がなくなったような風の仕上げにすること
ライトゲージ
スチール弦ではの太さで(太い方から)ヘビーゲージミディアムゲージライトゲージエクストラライトゲージと分けられる。ライトゲージは細めでフィンガースタイルではよく使われるゲージである。ただ、メーカによっての太さは一様ではなく、あるメーカーのミディアムゲージよりもあるメーカーのライトゲージの太いことは普通にある。
ライトハンド
ライトハンド奏法のこと。
ライトハンド奏法
右手によるタッピングなどのテクニックのこと。概論的には普段右手ではやらないことをやる奏法ということになるのであろうか。
ライナーノート
レコードやCDに入っている解説書のこと
近頃の輸入盤CDを買うと付いていませんが、むかしLPを買うとかならずジャケットサイズのこれが入っていてそれがなかなか読み物としてよくできていたり、そのライナーノートを頼りに次に買うレコードを選んだりしたものです(遠い昔の記憶)。
ライニング
LINING
表板側板の間、および裏板側板の間に貼り付けられた部材のこと。
側板曲線を安定させ、接着の補強(のりしろの役目)をする。フラットトップギターの場合、大抵は側板のカーブと同じように曲げられた木枠のようなものが使用されており、その部材(ライニング材)に溝が切られているものが多い。クラシカルギターの場合、ペオネスと呼ばれる木片を側板のカーブに合わせて貼り付けてあるものが多いと思うが、中にはライニングが使用されているものもある。溝付きのライニング(カーフィング)が使われているものやソリッドな溝なしのライニングが使用されているものの両方を見たことがある。
ラウンドショルダー
ギターを立てて置いたときにネックジョイントされている胴部あたりを人間に見立ててショルダー部(肩)といいます。そのショルダー部分が、なで肩というか、ネックに対して引いた直線に対して丸みを帯びたような形をしているものをラウンドショルダーといいます。
ラウンドトップ
表板が中央に向かって、盛り上がりふくらんでいること。アーチトップと同じ。
ラウンドバック
裏板が中央に向かって、盛り上がりふくらんでいること。アーチバッグなどと同じ。
オベイションギターのように表板にラウンドしたボディがついているようなものもラウンドバックと呼ぶ。また、ラウンドトップクラシカルギターはあまりないが、ラウンドバッククラシカルギターはオーストラリアのルシアーが作ったものでは多く見られる。
ラウンドボード
ストラトキャスターテレキャスターローズ指板で、ローズの薄い板をワンピースネックの曲面に合わせて貼り付けるスタイルの指板のこと。
ラウンドホール
正円のサウンドホールのこと。正円といっても、およその話でどこからが楕円なんだ・・・なんていう人はいないと思いますけど。クラシカルギターでは、あまり楕円のサウンドホールのものを見かけません。ワイスガーバーやブフシュタウナーでときどき見かけるくらいかな?
ラウンドワウンド弦
円い芯線に、やはり円い巻き線を巻き付けたもの。フィンガリングノイズがでやすいが音は良い。
ラグタイム
ragtime
1890年頃から1920年頃までアメリカで流行ったピアノ音楽の一つ。代表的な作曲家としては、スコット・ジョプリンが有名。
ラスゲアード
主に右手のの甲側をに当てて、掻き鳴らすようにする奏法のこと。
ラッカー仕上げ
胴部がラッカーで塗装されていること。ラッカーとは、ニトロセルロースまたはアクリル樹脂を溶剤に溶かしたもの。
ラッカー塗装
ギターの胴部塗装のひとつで胴部をラッカーで塗装すること。ラッカーとは、ニトロセルロースまたはアクリル樹脂を溶剤に溶かしたもの。
ラティスブレイシング
表板の力木構造で、格子状に組んだ木材やグラスファイバーなどを力木とした構造のこと。ワッフルバーブレイシングも同じ。クラシカルギターではG・スモールマンが代表的な製作家である。
多くの場合、ラティスブレイシングでは1ミリ未満の厚さにまで薄く削られた表板を使用することが多いようである。また、その振動をオミットさせないために側板裏板を厚くする場合も多いようであり、そのうえ裏板をアーチ上にしているものも多く見られる。
ラティスのいうのは、方形の枠に対して45度傾けて組んだ斜め格子の骨組みのことで、木製で軽量かつある程度の強度が求められるフェンスとしてよく利用されるラティスフェンスのラティスと同じ意味です。
ラベリング
音名付けのこと。絶対音感によって聞き分けた音が12音の音名のどれかをいい当てる能力のこと。
ラミネート
何枚かの木を張り合わせること、もしくはそのようにして作られた板のこと。つまり、薄い板を何枚も張り合わせてある程度の厚さおよび強度のある板を作ることである。ギター材に関してはベニヤとは言わないようである。
合板プライウッドともいう。
ランチボックス
アメリカのZT Amplifiers社が、製造・販売を行っているギター用コンボアンプ Lunch Box のこと。
185mm×250mm×112mmという大きさで、4.3kgという重さにも関わらず、200wの出力があるという。