う
- ヴァーチュオーゾ
- virtuoso:名人、大家、巨匠といった意味で芸術に関してよく使われる。特に音楽の技巧上の名手を指して使うことが多い。
- ヴァンプ
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VAMP
ごく簡単なリズムパターンによる伴奏のこと。間奏として、リピートの前に置かれたりする。 - ヴィオロン
- ポルトガル語でギターのこと。特にナイロン弦ギターを指す言葉。ポルトガル語圏であるブラジルの音楽において、ヴィオロン奏者といったら、普通はナイロン弦ギターを弾く人のことのようである。
- ヴィブラート
- 音を揺らす=音の強弱を変化させるのではなく、音高を上下に振幅させる効果のこと、あるいはそのテクニックのこと。ギターの場合、弦を張った方向に対して、垂直に揺らす方法と水平に揺らす方法の二通りがある。
- ヴィルトゥオーゾ
- virtuosoのイタリア語読み。というか、ヴァーチュオーゾが英語読みである。名人、名手と呼ばれる域の演奏家の意味。
- ヴィンテージギター
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VINTAGE GUITAR
単に古いギター…………と書きたかったのですが、そうなるとオールドギターになってしまうわけで、「VINTAGE=年代ものの、古くて値うちのある、由緒ある」なわけですから、そういったギターのことなのでしょう。
ただこれもあくまで主観なので、それを認識した方が良さそうです。 - ヴィンテージトナー
- グロスフィニッシュのトップが弾きこまれて、エイジングトナーよりももう少し濃く飴色がかった風に仕上げること。
- 上駒×
- 【誤読】 うえごまや、うえこまではなく、かみごまが正しい読み方。ナット、上駒(かみごま)の項を参照されたし。
- ウェザークラック
- ウェザーチェックと同様に「塗装された木材の塗装面のひび割れ、特に経年変化によるもののこと」を指す場合もあるし、人によっては「塗装面だけのひび割れだけではなく木材にまで影響が出ているモノ」をウェザークラックという場合もあるようである。
- ウェザーチェッキング
- 塗装された木材の塗装面のひび割れ、特に経年変化によるもののこと。ウェザーチェックと同じ。
- ウェザーチェック
- 塗装された木材の塗装面のひび割れ、特に経年変化によるもののこと。ウェザーチェッキング。
- ウエスタンギター
- マーチンのDシリーズ(ドレッドノート)のような大きなボディサイズのフラットトップギターの呼称。日本独特のものと推測される。日本でフォークギターというとマーチンの000(トリプルオー)のような割と小さいサイズのものが一般的だった時代に、大きなサイズのものをフォークギターでなく、ウエスタンギターと呼んでいた時期がある。記憶は曖昧だが、テンガロンハットをかぶって和製カントリー&ウェスタンらしきバンドがはやった時期があり、そういったプレイヤーが主にドレッドノートのようなサイズのギターを使用していたことからこのように呼ばれたのだろうか?
- ウォーミングアップ
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WARMING UP
主運動の準備のためにする運動のこと。準備運動。
主運動を行う前に低い強度の筋肉への負荷から運動を開始し、徐々に身体の諸機能を主運動に適応させることである。ギターの練習なんかでケガしたりや病気になったりするはずはないと、ギターを弾かない方々やギターを始めて間もない方々(あるいはギターの練習に対して偏った考えを持っている方々)は信じているかもしれないが、それがそうでもない。何より大切なのは急にやらないやりすぎないことである。普段やらないスポーツを急にやったときのようなはっきりとした筋肉痛は起きないのだが、はっきりとわからないところ(あまり自覚症状のないところ)で同じように筋肉が悲鳴をあげている。 - ウォルナット
- クルミ科の広葉樹。高級家具材として有名。ギターでは側板や裏板の材料として使用される。まれにネック材として使用されることもある。
- 歌伴
- 歌の伴奏をすること。読みは「うたばん」。
- 裏板
- 胴部裏面の板のこと。読みは「うらいた」。うらばんでは裏番みたいなので注意したい。バック、底板
- 裏甲
- 裏板のこと。近頃はあまり使用されなくなった用語のひとつ。読みは「うらこう」。バック
- 裏コード
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増4度代理の拡大解釈により、リハーモナイズされた結果、元コードと本来代理関係にないコードが使用されるときにそのコードのことを裏コードと呼ぶ。まれに増4度代理そのものを裏コードと呼ぶこともあるようである。
Dm7 → G7 → Cmaj7 <リハモ後> A♭m7 → D♭7 → Cmaj7となったとき、D♭7はG7の代理コードであるが、A♭m7はDm7の代理コードではないため、裏コードと呼ばれる。
- 裏進行
- 増4度代理によりリハーモナイズされたコード進行を、元のコード進行に対して裏進行と呼ぶときがある。ときとして、裏進行のほうがあまりに一般的に使われるせいでいつのまにかどっちが裏なのかわからなくなっているときもある。
- 裏力木
- 裏板に接着されている力木のこと。目的としては、やはり補強と思われます。あと、効率的な振動の拡散や伝播のためにつけられているものもあると思います。
- ウルテム
- 熱可塑性ポリエーテルイミド樹脂の別称。耐久性と弾力性に優れた素材でピックの材料に使用されることがある。
- ウルテックス
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ジム・ダンロップのウルテム製のフラットピックの原材料名。
トーテックスと同じように表面加工が違うのかもしれないが、材質はウルテムです。 - ウルフトーン
- ギターに限らず、響鳴板あるいは響鳴胴を持つ多くの弦楽器に現れる不正な共鳴現象のこと。状態としては、音がつまったり、あるいは逆に大きく出たりする現象を伴う。不正な共鳴現象であるが必ずしも不良であるとは言い切れない。
- ウレタン仕上げ
- 胴部がウレタンで塗装されていること。ウレタン塗装とはポリウレタン樹脂を溶剤に溶かしたもので塗装すること。
- ウレタン塗装
- ギターの胴部塗装のひとつ=胴部をウレタンで塗装すること。ウレタン塗装とはポリウレタン樹脂を溶剤に溶かしたもので塗装すること。
- 運指
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楽器を演奏する際の指の運び。読み方は「うんし」で正解。ゆびづかい、フィンガリング。
左右いずれの「ゆびづかい」も本来は運指なのだが、左手の「ゆびづかい」のみを運指として取り上げている場合も多い。運指の工夫で弾きやすさが変わることはよくあるので、新しい曲を練習するときなどは特に運指を意識するようにしている。まれに表現の必要性からアクロバティックな運指が必要になることもある。
弾きやすさという面から運指を考える場合もあるが「ギターを弾くことが目的なのではなくギターで表現することが目的」と考えると、表現を主とした運指を意識したいと思う。 - うんちく
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ある分野について"たくわえた知識"のこと。漢字で書くと薀蓄あるいは蘊蓄になるのだが、薀も蘊も蓄も「たくわえる」の意味になるようである。
ウェブサイトで練習方法やコツを語ろうとしても、体格や性格の違いなどもあって簡単に説明できないし、映像で見せてもやり方がわからない人もいるし、事細かに説明しようとすると能書き垂れているように言われてしまう。
それにネットで質問してくる奴って大抵、急にうまくなるコツとか、1日でできるようになる方法とか、非常識な質問が多い。 結果、「ネット見てないで練習しろ」という回答になってしまうのは仕方のないことだと思う。
それに対して、知っているくせに教えないとか思うかもしれないけど、ネットに限らず、情報なんてものはギブアンドテイクのはず。それが、教えて君やロムくんは取っていくだけなので質問に回答することになんらメリットがなく、情報を提供する側のモチベーションを下げてしまう点でただただマイナスである。