ろ
- ローアクション
- 弦高を低くセッティングすること。近頃はアコースティックギターでもかなりローアクションにしている人が増えた。わたしは弦がビリつくのであまりローアクションのギターは好きではない。
- ローインターバルリミット
- これより低い音域で2音を弾くと本来共鳴するはずの2音でも濁って聴こえるという限界のこと
- ローズウッド
- マメ科 / インド、ブラジル、インドネシア、赤道アフリカ、タイで産出。バラの香りがする高価で貴重な美しい木の総称。ブラジリアンローズウッド(ハカランダ)、インディアンローズウッド(パリサンドル)、シタン、パオロッサなどがある。堅く粘りがあり狂わず虫にも強いが、比重が高く大変乾燥しにくい。
- ローズウッド全種が規制
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すべてのローズウッド、ココボロ、ブビンガがワシントン条約 附属書IIにリストアップされた関係で、2017年1月2日以降、輸出入する場合は許可が必要となったようです。附属書Iじゃないので、いきなり全面禁止というわけじゃないけど、徐々に色々なところで規制がかかるようになりそうです。
こうなると代用材に代わることは当然というわけで、マーチンのローズウッド指板は、カタロックス材に変更のようです。他のメーカーも追従するのでしょうか。 - ローズ指板
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指板にローズウッドが使用されていること。
フェンダー社製のギターやベースの話の中でよく使われる用語であり、特にストラトキャスターについて語るときによく使われるようである。テレキャスターについてはどうだろう…、わたしはテレキャスターはメイプルだと思っている - ローゼット
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サウンドホール周りの装飾=ロゼッタのことだと思われます。
ロゼッタの項を参照されたし。 - ローゼットインレイ
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サウンドホール周りの装飾=ロゼッタのことだと思われます。
ロゼッタの項を参照されたし。 - ローテンション
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テンションが低いこと。主に弦の張りの強さが弱いことを示すときに使われる。
ナイロン弦では弦の張りの強さで(張りの強い方から)ハイテンション、ミディアムテンション、ローテンションと分けられる。ただ、メーカによって弦の張りは一様ではなく、あるメーカーのミディアムテンションよりもあるメーカーのローテンションの方が張りの強いことは普通にある。 - ローフレット
- 指板の低いフレット位置のこと。人によって、どの位置なのかが異なるが、5フレット以下をローフレットということが多いと思う。
- ロープロファイルネック
- ロープロファイルとは低扁平率のこと。この場合、ネック断面の断面幅に対する断面高さの比率(扁平率)が低いことを指す。広義に解釈すると薄めのネックということになる。
- ローポジション
- 指板の低いフレット位置のこと。人によって、どの位置なのかが異なるが、解放弦を含めて5フレット以下をローポジションということが多いと思う。
- 六角芯
- スチール弦の巻弦の芯線に使われるもので、芯の断面形状が円ではなく、六角であるもの。スイス製やスウェーデン製もある。
- 六角レンチ
- アジャスタブルロッドの調整に使う工具。大抵、色は黒で断面が六角形の針金上のものがL字になっているような工具である。組み立て式家具のボルト締めにもよく付いてくる。
- ロクリアンスケール
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LOCRIAN SCALE
全音階の第7音であるシの音を中心音とする調性であるロクリアンモードに使用される音階であり、全音階の第7音から第14音を順番にならべた音階である。 関連: イオニアンスケール、ドリアンスケール、フリジアンスケール、リディアンスケール、ミクソリディアンスケール、エオリアンスケール。
アヴェイラブルノートスケールのひとつ。(key=C)ロクリアンスケールが通常使用されると思われるVIIm7-5コードは長調の時にはあまり使用されないが、短調のトゥファイブは
C D♭ E♭ F G♭ A♭ B♭ CIIm7-5 > V7-9となり、ロクリアンスケールが使用できる。このときの V7-9 に対するアヴェイラブルノートスケールとしては、オルタードスケールやハーモニックマイナーP5thビロゥが想定できる。
もしくは、長調のトゥファイブに対して、短調のトゥファイブに対するアヴェイラブルノートスケールを使うという手法も考えられる。つまりトゥファイブで一旦短調に転調し、トニックコードでまた長調に転調したような感覚になる。 - ロクリアンモード
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LOCRIAN MODE
ロクリアンスケールを主体として、その性格や性質(調性の項を参照)が反映された調性のこと。中心音として12の音(1オクターブないの全ての半音)が使用できるため、12のロクリアンモードがあることになる。 - ロゼッタ
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現在においてはサウンドホール周りの装飾のことであるが、元はサウンドホールに嵌められた透かし彫りの装飾のついたもののことをロゼッタと呼んだようです。ロゼッタとはイタリア語でバラあるいは小さなバラのことなので、元の透かし彫りの装飾の意味が本来のものであったと推測されます。
口輪、あるいは口輪飾りともいう。 - ロッド
- トラスロッドのこと。金属性のモノがほとんどであるがまれにエボニーロッドなど木製のロッドが使用されていることもある。
- ロッドカバー
- ネックに埋められているトラスロッドの先端がヘッド部で露出しているときにその先端部を隠すための目的で付けられているカバーのこと。トラスロッドカバー、アジャストカバー、アジャストロッドカバーともいう。
- ロマ
- ロマは、インド北西部のパンジャーブ地方が起源の遊牧民族で、1000年程前から西方への移動を開始し、トルコやギリシアを経て14世紀にヨーロッパに入った人たちのことで、現代では定住生活者も多い。日本ではジプシーとして知られる彼等だが、ジプシーにはエジプト人、あるいは移動生活者、放浪者という誤解、偏見および差別的な要素を含む事から彼等の自称としてロマが使用されるようになった。
- ロマンティックギター
- クラシカルギターの一つで、主に19世紀に作られていたギターのこと。19世紀ギター。 あるいは、その形式で作られたギターのこと。
- ロングスケール
- エレクトリックギターの弦長の種類。フェンダーのストラトキャスターやテレキャスターに代表される324mm(25+1/2inch)スケールのこと。あるいは、324mmをレギュラースケールとして、それよりも長いスケールのことをロングスケールと呼ぶこともあるようである。
- ロングテノン
- セットネックの継ぎ方のバリエーションとして、ネックの端がフロントピックアップ辺りまで達していることをロングテノンというようです。アコースティックギターではなく、ソリッドギターやセミアコの継ぎ方と言ったほうがいいかもしれません。