テーマ
THEME
主となる旋律(メロディ)のこと。あるいは主題のこと。
ティアドロップ型
漫画に出てくるような涙のしずくを逆さまにしたようなデザインのフラットピックを示す呼称。メーカーによって微妙にデザインが異なる。
低音弦
ギターではもっとも細いから順に1弦2弦3弦…と呼ぶ。低音弦とは、そのうち4弦から6弦のことである。
テイク
TAKE
ジャズなどでよく使われるテイクワン(テイク1)、テイクツー(テイク2)、テイクファイブ(テイク5)といったものは、録音した順序である。つまり、テイクワン(ファーストテイク)といえば一発目だし、テイクファイブだと5回目となる。
ディグリー
DEGREE
音程をあらわす単位。日本では
ディスクレビュー
Disc Reviews
レコードやCDを実際に聞いてみて、その感想などを述べたもの
ディスコグラフィー
DISCOGRAPHY
レコード一覧のこと。biographyやgeographyの-graphyは、〜記や〜録のことであるので、ディスコグラフィーといった場合は、レビュー記事はとくに必須ではないかもしれない。
ディゾナンス
音程のうち、2つの音がさほど調和しないものを不協和音程 / ディゾナンスという。
ディミニッシュ
ディミニッシュコードのこと。
ディミニッシュアプローチ
リハモの手法のひとつ
曲中のあるコード進行が「全音上行または下行」だった場合、その間にディミニッシュコードを挿入できる。
(例)
  • 全音上行:Cmaj7 → Dm7   <リハモ後>   Cmaj7 → C♯dim → Dm7
  • 全音下行:Bm7 → Am7   <リハモ後>   Bm7 → B♭dim → Am7
  •   
このとき挿入されるディミニッシュコードパッシングディミニッシュという。但し、全音下行進行の間には挿入できないときがある。使い方は難しいが、感覚的に気持ちよければOK、ダメなら使わないということで判断しよう。
ディミニッシュコード
DIMINISHED CHORD
主に短3度づつ積み上げられた四和音コードのこと。減七の和音減四和音
ディミニッシュスケール
DIMINISHED SCALE
シンメトリックスケールの一つ。全音半音の繰り返しで構成されている
(key=C)
C  D  E♭ F  G♭ A♭ A  B  C
ディミニッシュトライアド
DIMINISHED TRIAD
根音 + 短3度 + 短3度の音程で積み重ねられた三和音のこと。同義語として減三和音がある。トライアドの項を参照されたし。 ギターではトライアドのまま使用されることはほとんどない。
テイルブロック
エンドブロック(本体下部の側板の接合を補強する部材)のことなのだと思うが...
ディレイ
山彦のような効果を与えるエフェクターのこと。リバーブのような余韻とはちょっと違う。
回路により、デジタル・ディレイやアナログ・ディレイがある。 エレガットへの効果としては、リバーブよりもディレイの方が使えると感じている。ディレイタイムを小さく、フィードバックを少な目にして、原音に厚みをかける用途で使っているのですけど。
デクテット
DECTET
10重奏のこと
テクニック
technique
ギターを弾く技術のこと。
どうも日本人はテクニックというと技術ではなく技巧の方をイメージしがちです。竹馬にも自転車にも乗り方(乗る技術)があるようにギターにも弾き方(弾く技術)があるのは当たり前で、それを知らないと弾けない、乗れないのは当たり前なのです。
なのに、ハートで弾いているとか、わけのわからないことをのたまう方々が多くて嫌になる。練習しなくても弾けるとか、色々とおっしゃる方々の話は丁重に聞き流しましょう。そんな話は何の役にも立たない話ですから。
デゲルバン氏病
腱鞘炎の1つ。母指を伸ばす腱が手関節の母指側で炎症を起こしたもの。デゲルバン腱鞘炎や狭窄性腱鞘炎と呼ばれる。
デセプティブケーデンス
Deceptive cadence
ドミナントコードからトニックコード以外に解決すること。偽終止も同じ意味。
鉄弦
スチール弦のこと。あるいはスチール弦を張ったギターのこと、つまりフラットトップギター
鉄弦ギター
スチール弦を張ったギターのこと、つまりフラットトップギター
デッドストック
DEAD STOCK
普通にいうと死蔵品、つまり売れ残り、不良在庫ということなのだが、現在では販売されなかった未使用の中古品とか、売り切れのことを示すこともある。ですから、デッドストックとあったら、在庫を確認しないと実は売り切れの意味だったという場合もある。
テトラコード
TETRA CHORD
完全4度音程にある2音(核音)の間に2つの音を配置して、4音音列としたものをテトラコードという。通常 テトラコードは2つ連結されて利用されるが、そのときに2つのテトラコードの上端と下端が重複して連結されることを接続型(コンジャクト)といい、1全音間隔で連結されることを分離型(ディスコンジャクト)という。
テトラッド
TETRAD
4声からなるコードのこと。わかりやすくいうと、ルート+3度+5度+7度の音からなるコードのこと。ちなみに海岸線にならんでいるのはテトラポッドである。
デモテ
デモテープのこと。
こんな中途半端な略し方しなくてもいい。略語使っている方はかっこいいつもりだろうけど、傍で聞いていると「こいつら、頭悪いんだろうなぁ」って感じる。言葉遣いもセンスのひとつだと思うので、略語のセンスで演ってる音楽のセンスまで低く見られてしまうよ。
デモテープ
自己紹介用あるいは自分宣伝用に、自身の歌や演奏を録音したテープのこと。そりゃ、ナマの演奏を聞いてもらったほうがいいのが、そんな機会はめったにないし、チャンスも時間も自分の身体だって有限なのだ。
ちょっと前からテープではなく、MDが良く使われるようになって、近頃ではムービークリップだったり、MP3ファイルだったりすることの方が多い気がするがそれでもデモテープと呼ぶのだろうか。英ソニーBMGミュージックエンターテイメントだったと思うが、ある年からテープやCDなどの物理メディアによるデモテープの受け付けを終了し、代わりにブログでデジタルデータの投稿を受け付けることにしたらしい。
そろそろデモテープに変わる新しい造語が作られることになるでしょうね・・・、もしかしてもうあるのかな?
デュオ
2重奏のこと。ギター2人のこともギターデュオというし、ギター+他の楽器ギターデュオと呼ぶことがあります。
デュオ=DUOが、デュエット=DUETの略語だとカン違いしている方がまれにいるようですが、デュオは略語ではありません。2重奏デュオで2重唱がデュエットです。・・・違いがわかりますよね?。ただ近頃は2人組のことをなんでもデュオと言っているようですけど。こういう日本人のルーズさって好きになれない。
デュガンピック
デュガン社(シャルル・デュガン)製のハンドメイドピックのこと。原材料として木製や石、獣骨のものがあったりする、とても高価なピックである。近頃はデュガンタイプなるものも市場には出回っているようである。
シャルル・デュガンは、フランスのジャズギタープレイヤーのようです。
デュナーミク
DYNAMIK(独)
曲やフレーズ中に起承転結のようなものを見出して、その情感や感動の変化を音の強弱で表現すること。対して、テンポの緩急で表現することをアゴーギクという。
クラシック音楽において、器楽曲では楽譜上指示のない大げさなアゴーギクが近年は許容されない傾向にある。デュナーミクが演奏者の裁量に任される範囲が大きいことと比較して、アゴーギクの自由度は低い。
デルリン
フラットピックに使用されている素材のひとつ。デルリン=米国デュポン社の製品名でポリアセタール樹脂のこと
テレキャスター
アメリカのフェンダー(Fender)社で、1951年に発売された世界最初(量産としては)のソリッドボディエレキギターの名称。本当は1950年にブロードキャスターの名称で発売されたが、すでにグレッチ社がこの名称を商標登録していたため、テレキャスターに改名された。実のところ、Broadkaster(グレッチ)/Broadcaster(フェンダー)とスペルが違っていたのだが、やはりいろいろな力関係で改名されたのでしょう。
転回
スケールコードの構成音の順列を変えること。
(1) コードの場合:Dmaj7を例にすると、構成順はD,F#,A,C#であるが、1〜3弦の2フレットを押えて、4弦から1弦まで引きおろした時のコードの並びはD,A,C#,F#である。これが転回形である。ギターでよく使用されるコードの場合、よく使われるコードフォーム転回形のことが多い。
(2) スケールの場合:「ドレミファソラシド」の第3音からの転回形は「ミファソラシドレミ」となる。
転回形
コードスケールの構成音の順序が変えられた(転回された)もののこと
電気ギター
ほとんど使われることはなくなったが、エレクトリックギターのこと。
テンション
TENSION
(1) ギター弦の張りの強さのこと。の張りの強さは、音量や音質、音色にもかかわってくるし、弾きやすさにも影響するので一概に張りが強い方がいいとも、弱いほうがいいともいえない。
(2) 演奏者自身の緊張感やそのステージ、演奏が及ぼす緊張感などをテンションという
(3) テンションノートのこと。
テンションノート
TENSION NOTE
本来は三和音に含まれない音なのだが、四和音のほうがよく使われるため、四和音に含まれない音とされることが多い。
転調
曲の途中で、基調(元の調)から新調(別な調)に転じること。お約束なパターン(短調から長調とか、半音上昇、全音上昇など)は誰がやっても問題ないが、唐突な転調(意外性の強い転調)はへたくそな作曲家がやるとなにやってるんだ?となり、矢野顕子あたりがやるとその裏切られ方がかっこいいとなる。
デント
DENT
打痕のこと。ギターボディに何かをぶつけてできたへこみのこと。どう考えてもキズのように思うのだが、ヘコミとキズをわざわざ区別している場合が多いようである。
テンポ
TEMPO
テンポとは拍子を刻む速度のことである。
リズムと混同されることがあるが、リズムとは音の時間的進行の構造のことである。つまり音の長短と拍子の強弱が結びついたものであり、速度とは直接関係がない。
テンポルバート
tempo rubato
音楽では「自由な拍子で」の意。ソロギターや少人数バンドのイントロなどで使われるとちょっと格好いい。ソロギターで全部ルバートだったりすると、ちょっと最後まで聞きつづけるのは辛いと感じてしまう。