BOOK BAR 4 > おかえりのすけ宅 > おかえり、あのね。
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2003.5.30 @ センリャクにまんまとのりのり
辺見庸『永遠の不服従のために』に続く、『サンデー毎日』連載「反時代のパンセ」の第二弾単行本『いま、攻暴のときに』を手にとる。表紙の写真に吸い込まれたから。
煽動的な色とことばがいやだなと思いつつ、荒々しくも静かに奥にひきこむ写真のフレームとなってみえてきて、いい。無知なやつらに買わせるための装幀センリャクに、まんまとのりのりであります。装幀:岩瀬聡、写真:中平卓馬。
2003.5.28 @ 分冊してください
みづゑ編集部による『絵本のつくりかた(1)』で、藤井敬子氏がじゃばらにつなく製本ノウハウを写真入りで解説。必見。
手元に置きたいと思ったが購入せず。あなたのオリジナルの絵本をつくりましょう、と言って、「ホワイト・ブック」がくっついた二冊組なのだ。これが、邪魔。分冊したらどうですか。
2003.5.27 @ 北園克衛関連本、追加
昨年秋以降に発行された北園克衛関連書籍、雑誌を、bookbar4楽天ブックスの「北園克衛の写真にかくれていたモノ」に追加したのでご参考ください。こうやってみると、バックナンバーを自社サイトで売る版元がずいぶん増えた。結構なことです。
2003.5.26 @ 北園克衛「図形説」展 神戸にて
来週末、神戸元町で北園克衛展が開かれる。今月10、11日に大阪大学で開かれた記号学会大会の特別展示に続いての「その弐」展となる。場所はブック・カフェ 「CORENOZ」。企画運営の中心となった小野原氏のプライベート・サイト「石を投げた距離に」で、障害物あるいは誘惑者にぶちあたってからおでかけになるとより楽しめるでしょう。小野原さんの詩集『表面張力』(思潮社2000)から、わたしが大好きな「夏のにおいのするお湯」の冒頭をちょっと。
「夏のにおいのするお湯を葉でだしたものを/一番夏のにおいのするものにかえてきて、とおもう」
2003.5.25 @ 『愛について』
谷川俊太郎氏の初期詩集『愛について』(1955/東京創元社)が、英訳付きの新装版として港の人から復刊。
蓄光ビニールカバーに虹色箔タイトル。素材の選択が物理的に悪すぎる。カバーを重ねたときについたんだろう、どの冊子のカバーも内側に箔のチリがこまごまとくっついて、きたなくみえてしまう。「愛は昼も夜も光り輝いている」ことをあらわす装幀ですと版元は記すが、説明しないでちょうだい。
大きい判型(タテ298×ヨコ184)はうれしい。ゆったりと、よめる。
なかの一篇、「朝」から一行。「朝は味噌汁をすするすべての口」
2003.5.24 @ 「きたそのかつえに」
川越のあしび舎へ、國峰照子オブジェ展(〜5/31)をみにいく。鈴木東海子、江代充、中本道代、吉田文憲、新井豊美、角田響子、そして國峰照子各氏による「詩の声と歌とpiano」と題した朗読会をきく。
圧巻は、國峰さんが1950年代に、「キタソノカツエ」七音を音列として曲にしあげた「きたそのかつえに」という作品の演奏。角田さん(國峰さんのお嬢さん)と奏でるピアノ曲のなんと躍動感あふれ軽やかなこと。最初で最後のライブだと國峰さんはおっしゃるけれど、それはダメです。初演に立ち会えて、ほんとうにうれしい。
「きたそのかつえに」については、関富士子氏の「rain tree」をご参照ください。
帰りに本川越駅に降り、「知識の広場、(有)中央堂書店」で立ち読んで、チシキをひろげた。
2003.5.21 @ キャッチアンドリリース、だと
わたしはいっときバス釣りしました。ルアーが珍しかったから。もちろん食べなかった、キャッチアンドリリーース。外来種の強い魚をゲームと称してわざわざリリース、そうすることがいかにもスマートなゲーマーでかつエコ・モードなつもりの恥。
秋さんたちはずっとこの問題をひきうけてきた。キャッチアンドリリースってなにげに口にしました(↓)が、かいつまむ自分がヤになります。この後に及んで中国にバスを放流する日本の団体ってどうよ?中国にバス釣りに行こうツアーとか。
2003.5.19 @ 置き傘、置き本
帰りがけに突然の雨。置き傘がありがたい。自分で置いた傘である場合もあるけれど、誰かが置いた傘を借りて、翌日返す場合もある。
ブック・クロッシングのイタリア版が、ラジオ番組とサイトで展開中とか。
ブック・クロッシングで最近の東京を探すと、先週月曜日に都ホテルに一冊リリースされている模様。キャッチしますか。
2003.5.16 @ なにかどこかが変わった
自由が丘の東京書房(昭和23年創業)さん、床を木目調に張り替えましたか?
2003.5.14 @ 完璧道具
バーミックスやクリステルなど、調理器具の輸入販売をするチェリーテラスの代官山店に併設(昨年6月オープン)された食と料理の図書室「Cherry Terrace book corner」は、一度登録すれば誰でも利用できる。うまそーきれいーな料理本がずらりでしょう?と思っていたが、それだけではないらしい。洋書700、和書800册のなかには、「調理器具」本もかなりあるとか。
どんな道具もいざ買うとなるといろいろ悩む。魚のうろことりだってたいへんだ。セレクトショップにいくでしょう、百貨店にいくでしょう、通販をみるでしょう、メーカーに問い合わせるでしょう、やっと決めるでしょう、それで100パー満足なんてないからね。全くヒトは何年生きているのやら。いいかげん、完璧な道具がいくつかできてもよさそうなものなのに。
2003.5.12 @ パソコンなくてもメールマガジンを読みたいかたに
まぐまぐ発行者が執筆したメルマガを冊子にした「まぐまぐ文庫」の実験販売が、三ヶ月限定ではじまっています。「パソコンがなくてもメールマガジンが楽しめる!」っていうんだけど。
「リアルタイムパブリッシング」と名付けた、ebook-print.comによるプリント+中綴じ製本で、『遊歩人』などと同じ方法。
2003.5.11 @ 肉屋の庭
めったに買い物には行かないが、最寄りの肉屋は大事な店です。
今頃、庭からはみ出た山椒の若芽をそっとつまんで筍などに添える。夏。窓が良く開き木製の豹のオブジェが道行くひとを睨むのを見つめ返す。秋。柿がぼとぼと通りに落ちて汚いなーとか言う。クリスマス。店先に飾るツリーがちかっちかっとしょぼくてすばらしい。正月。馬鹿息子が帰ってくる、知らないひとだけど。春、通りに落ちたての牡丹をタイミングよく拾って帰り水に浮かべる。すばらしい肉屋。習字も教えている。この春もまたありがとう。
2003.5.9 @ 幽霊かお化けか。そしてシネテン
94年の『モルグ』を同監督がリメイクした『ナイト・ウィッチ』をCSで。幽霊屋敷とお化け屋敷の違いという感じ。どっちもいやだけどどっちかにどうしても入れと言われて泣く泣く選ぶのならわたしは幽霊屋敷でとっとと失神してしまいたい。
『モルグ』は当時、シネマテンで観た気がするけど違ったかな。WAVE〜ABC〜誠志堂〜俳優座、普通のレイトショーよりちょい遅めのシネテンに、ビールを飲んでから入れるのがよかった。95年に俳優座トーキーナイトと名前を変え、さらに俳優座シネマとなったが、ついぞわたしはその名では呼ばぬまま、今年一月に休映。残念。
2003.5.7 @ カゴ持ってレジに並ぶのがいや
渋谷旭屋書店が改装してました。中央レジの混雑を横目でみながら旧建築棚前の奥のレジでさっさと会計するのがよい気分であったのがついにレジは三機くらい並列されて出口にひとつにまとめられた。3997円の買物で10007円をレジで渡すと「まずはおおきいホウからいち、に、さん、し...」と、きみコンビニでバイトしてたわねえらいわでもうっとおしいわ的口上で釣りをいただく。買物の極意はゆっくり選んでさっさと会計、の場合もあるがそうでない場合もある。本屋でレジにカゴ持って並ぶのがいや。
2003.5.6 @ 紙見本
『d/SIGN』4号、発行元が筑波出版会から大田出版へ。製紙メーカーとのタイアップが増えたようです。青山だか竹橋だかで短冊見本みたってわかんないもの。
今号は鈴木一志氏による「印刷工場の校正テーブル」の写真(P60)がいい。
2003.5.5 @ 金魚部は厳しい
久留幸子×高岡一弥両氏による『kingyo』は、うつくしすばらし盛り沢山で大人気ですが、金魚部的にはどうしても見すごせない問題がある。それは、岡本かの子の『金魚撩乱』を収録していることを過剰にリコメンドするのに、松井佳一 せんせいの『科学と趣味から見た金魚の研究』が参考文献にはいっていないのは甘い、と言うひとが、いつまでたっても出てこないことです。なので、ここで言います。それは、甘い。
ところで『金魚屋古書店出納帳』は、きんとと文庫さんがモデルなんですか?ぜんぜんちがうか。
2003.5.4 @ 目が点
そういえば申込んでからずいぶんたつのになかなか届かない、羽良田平吉氏のリトルマガジン『点国』。催促の電話をしようと資料を改めてみると、「創刊号は、限定1000部ですので、お早めに御注文ください。完売につき配本できない場合、こちらからご連絡さしあげることはございませんので、ご了承下さいますようお願い致」されていた。残念で目が点の国です。
2003.5.3 @ 牛とナイルと電光掲示板
通りすがりにcow booksへ。合田佐和子『ナイルのほとりで』を買う。『眼玉のハーレム』(1988/Parco出版)前年刊行のエッセイ。信代ちゃんの写真も絵も登場。ADは中林博彦。
店内の流れる電光掲示板、きょうはなんて書いてあったんだろう。結局棚ばかりながめて一周し、読もうと思っていつも忘れる。
2003.5.2 @ 立ってなさい
ブッシュさんの戦闘終結宣言とやら。じしんまんまんほこりたかくハッピーな。あいのてを待つ抑揚にカンシュウは立ち上がって拍手する。次のシーンにうつるとカンシュウは再び坐っていて、ころあいよろしく立ち上がってまたほこりたかき拍手をおくる。たった20分、きみたち立っとけばいいじゃない。めんどくさいやつら。
2003.5.1 @ まいど小鰺
先週末小鰺を一山、いくらか忘れた。380円とかそんな感じか。刺身、焼き、空揚げ、南蛮漬仕込み。今夜はその南蛮漬を。うまいね。やわらかい。唐辛子忘れたのでしょうがたっぷりでいい味。塩、酢、肝心。
あの日魚屋のおっさんは、隣で若いカップルに蟹を売りつけていた。コラおっさん、日曜日最後の暇にまかせて......と周囲の誰もが思っていたが、なぜか二人は蟹を買ってしまう。うまかったですか。うまかったでしょう。ほんとはうまくなかったと思うんだけど。いっか。いいよ。蟹だし。派手だし。わかりやすいから。

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