BOOK BAR 4 > おかえりのすけ宅 > おかえり、あのね。
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2003.6.30 @ 肉だ、肉
いい和食系飲み屋さんができたなーと思って通っているうちに、本日メニューに、なんとか肉なんとか肉が並ぶというパターンが続く。やっぱ、肉でないとやってけないですかね。
焼き物メニューが、かぶとか干物になるなんて終焉の匂いよ。おやじさんも無念でしょうけど、非力な客と判断されたわたしたちは立ち去るしかないわね。
2003.6.28 @ 見どころはどこ
紫陽花がぽっぽぽっぽ開くが、例年一番近所でみてきた紫陽花の枝が伐採されて、今年はアジぽっぽに気付くのが遅れた。そういえば今年の桜は、恒例の花見のいずれにも行けず、三島でみたんだった。特種製紙のPAM館にいった帰りだ。
美しくクリアなガラスばりの建物が話題になったが、実際みると紫外線を隅々まで招き入れ、UVカットしてあるんでしょうけれどなんだか不便そうだった(改装した、はず)。
ここの見どころはこれまで開発してきた特殊な紙そのものの展示だと思うのに、館内での扱いは地味。ダーマトの紙、東京オリンピックの射的用の紙、などなどなど、小ロットで厳密を要求される紙を、「国産第一号!」と意気込んでやってきた会社だから、ひとつずつの開発秘話がなによりすばらしいと思うんだがな。
2003.6.25 @ たてなが新聞広告
電車のなかは新聞でも本でもよく読める。なぜですか。終わりの時間がだいたいわかっているから? 文庫本なら五点支え法で、新聞なら縦半分に折って読む。そういえば新聞広告にはなぜ15段で横1/2サイズがないのだろう。なにか物理的理由があるのでしょうか。
2003.6.24 @ 三枚挟みの車内吊りはまぼろしですか
東急電鉄がこっそり延長して東武電鉄とつながったので、毎朝乗る電車の行き先が突然東武動物公園やら南栗橋になった三月某日はおどろいた。押上までつながります、とだけ言ってきたもんね、東急は。
東急臭、東武臭、それぞれ入り乱れる車内吊り広告がおもしろい。ある日、三枚挟みの吊りをみた。東急仕様の広告二枚の間に東武仕様の広告が一枚挟んである。どこかの駅で外側の一枚を抜き取るのか。どのタイミングでどう抜いてそして広告料はどうなってんのか気になって追っていたが、その後三枚挟みにはおめにかからず。あれはまぼろし?まちがい?どっちですか。
2003.6.23 @ 唇
サザンファンの勝手に25周年、真夏の秘宝館!inお台場なるイベントの広告が、第一回冷し中華祭りのものを彷佛とさせます。
2003.6.22 @ 漁業協同組合
三浦半島、城ヶ島へ。どうみても馬の背にはみえない馬の背洞門、近親感をもつが名前の由来がわからない釜島。地層みるもいいが、上に登ってグライダー広場で寝そべるのがこの島の最高。
どこに行ってもその土地を離れるときは夕暮れがよい。漁港はとくにいい。三崎はそのなかでもとくにいい。まちに灯りがともる。照らされたところが温かくて、そこには入っていけず、それがまた好ましく、おじゃましましたどーもどーもと家路を急ぐのがいい。
各地の漁協は表記を「ローマ字英語+魚の絵」化することをいまだやめていないらしい。城ケ島もそうだった。地名と業種が即わかる漢字表記がどう考えても一番わかりやすいのに。
2003.6.20 @ 秘かな愉しみ
1971年1月発行の『JAZZ批評』9月号の読者アンケート欄より
「ジャズは正に、ジョルジュ・バタイユが語る様な意味に於いて『内的体験』である。...ジャズのアナキイ性は、そこらのちゃちな政治論、哲学を越えた地点で語られる自由への本物の言語だ。ジャズのアナキイを回復する事が必要だ。...」中条省平(15才)川崎市上田中
中条省平の秘かな愉しみはこうして30年以上続いているわけか。
2003.6.18 @ 本屋の出張
ユトレヒトは六本木ヒルズのTSUTAYAへチャペック兄弟とチェコのブックデザイン展を持ち込んで出張中。Zdenek Primus編著の『art is abstraciton』(同盟展覧会の図録)は7月上旬入荷予定だそうです。
a2g+booksは来週末三日間、Gspaceに出張。サイトでは、背表紙写真をつかってシンプルにうまく見せているが手間ひまたいへんそう。ステッチ入りのリネン、コットンのブックカバーやバッグがメインアイテム?この手法ならフキンやナベツカミのほうがいいと思う。ステッチ部分は洗濯するほどアジがでるからね。
2003.6.17 @ お手上げデンコちゃん
今年の夏至は22日。この日、20時から22時まで電気を消してキャンドルを灯しましょうという「100万人のキャンドルナイト」の案内がたて続けにはいってくる。原発ボロボロでついに東京デンコちゃんもお手上げなのか、環境省後援企画である。
なにも誰にもうらみはないし、イベントなんだからこれをきっかけにさまざま拡がればよいと思うのだけれど、そうね、わたしはこの日は22時きっかりに家につくように電車で帰り、Candler`s Delightの手作り蝋燭灯して風呂に入ろう。
イベントよびかけ人の方々の一言ってのがまたたまらん。そんななかシンジツが伝わる両極端のふたつはこちら。葛西薫「停電の夜、祖父の光る頭にさわりながら聞いた恐い物語の楽しい思い出」。野澤英隆(損保ジャパン)「日頃考えたこともない電気。原発停止で停電もあるか。大事さ知ろう」。
2003.6.16 @ 「東京物語、雨月物語保護法」
映画の著作権保護期間が、公表後50年から70年に。日本版「ミッキーマウス保護法」的展開で、1953年公開の小津安二郎『東京物語』や溝口健二『雨月物語』他の著作権保護期間切れが迫ったことをきっかけとして、延長議論がもりあがってのこと。その20年間に暮す関係者にはさぞやだいじなことであろう。
2003.6.15 @ まいど、トビウオ
一皿(四匹)300円。おっさんにすすめられたキンメダイもいいが、厚労省がわざわざ「妊婦はキンメダイやメカジキは週二回までが望ましい」とおフレくださった昨今、妊婦でなくてもやめとくでしょう。突然ピンポイントに攻撃するのはなんなのか。担当大臣がもうすぐキンメダイにむしゃぶりつくことでしょうカイワレのように。
そんなわけでトビウオ。1/4=刺身、1/4=塩焼き、2/4=干物。はらわたきれい。ウロコ強烈。小骨多し。刺身も焼きも、淡白かつ甘味たっぷりでおいしい。トビウオといえばダシ用やクサヤのイメージが強かったけれど、旬の時期ならさまざま調理や加工するまえに、こうして食すがよろしいらしい。一匹卵がいたのです。軽く塩焼いたらこれまた香ばしくてうまい。まいどどうも。トビウオはえらい。
2003.6.14 @ 『肉』(フレデリック・ワイズマン/1976)
なみおかシネマテーク所蔵のワイズマン作品のひとつ。家畜にされた牛や羊を肉にするのは、だれかの家畜となって経営と労働の役割を演じるヒトたち。そしてわたしは観る役割を担おうとして、感想のひとつも言いたい気分になっている。
2003.6.13 @ 気持ちいい
「個人で日向あき子追悼サイトをたちあげました」と、その事実をていねいに告げるメールが届く。気持ちいい。わたしも奥成達資料室をていねいにゆっくりやっていこうと思う。
2003.6.12 @ あっという間
アナログ時計に向かって「あっ」と言ってみると、一秒は結構長い。『五秒後の世界』なんてのは、ずいぶん遠くて寛いのだろう。
Think the Earth の第五弾プロジェクト『1秒の世界』が出た。一秒の変化六十項目の羅列。『パワー・オブ・テン』、『世界がもしも百人の村だったら』などといっしょに、果てなき世をさまざま区切る本棚へ。
2003.6.11 @ 『分』
「ぶ」と読む。監修:JT、発行:JTクリエイティブサービスで7/1創刊発行の季刊雑誌。ADは寄藤文平。わたしも一瞬勘違いしたが『談』(編集・発行:たばこ総合研究センター)とは別。キャッチは「良心は多数決に従わない。」「この多様性への招待」。そのわりに中味に勢いなし。「多様性」に招待しますと言いながら「良心」の側に立とうとしているのがJ企業の限界か。
わたしはたばこを吸わないが、最寄り駅ホームまでが禁煙となって気味悪いと感じている。ほかにもある。『たまごクラブ』が、妊娠初期者むけにマスコットを配布していることを車内広告で知った。「電車やバスの中、いちばんツラい時期なのに気づいてくれない。まわりも声をかけづらい」「このマスコットをつけているひとに席を譲ろう!」
満員電車を降りるときに「すみません」、気持ち悪いときに「坐らせてください」、たばこの煙がいやなときに「けむたいからやめてもらえませんか」、というあたりまえの発語のきっかけを摘み取っていく状況が気持ち悪い。
2003.6.10 @ 古本屋さんは、字が小さくてきれいで、梱包が上手である
古本を注文して同封されてくる郵便振込み用紙には、どれもみな丁寧に枠のなかにきっちりと金額や書名が書き込まれていて感動的である。梱包だってそうだ。大手オンライン書店の機能的パッケージもいいが、使い廻した梱包材やそれぞれの工夫っぷりが楽しくて、思わずファイルしたくなる。誘惑に負けないように、開封時にめいいっぱい破ることにしている。
2003.6.8 @ 『マルコヴィッチの穴』(スパイク・ジョーンズ/1999/米)
スパイク・ジョーンズ×チャーリー・カウフマン組でいえば、監督:ミシェル・ゴンドリー、脚本:カウフマン、プロデュース:カウフマン+ジョーンズの『ヒューマン・ネイチャー』がいい。二本まとめて観るのがよろしいです。サルなのかヒトなのか、オトコなのかオンナなのか、マルコビッチなのかワタシなのか。「わたしはだぁれ?」でも、「己は何ものか!」でもなく、「馬鹿馬鹿しい」と思わせる絶妙の域で息する映画。自分で考えうる範囲でしか、自分ってわかんないもんねぇ。
『マルコ〜』ではドクター・レスターが広げる本のイラストがよかった。しくみはよくわからなかったけれど。
監督:ジョーンズ、脚本:カウフマンの組で、スーザン・オーリアンの原作による『アダプテーション』の公開が間近だが、ニコラス・ケイジにメリル・ストリープだから劇場で観るべき映画ではないだろう。
2003.6.6 @ どこに捨ててるんだか
モノを捨てるのはなんて気持ちいいのだろう。ヴィデオももういい。端切れもいいかげんにしよう。ダンボールにまとめて玄関に。翌朝ゴミ置き場に持っていく。毎朝崩れ落ちるほどのゴミ。待ち伏せるカラス。清掃局の車。お願いします。
四方八方からかきあつめて一つずつの家に。そしてその家からまた外に。もうこれ以上見たくないものをゴミとなづけ、自分の視界からはずことを捨てるという。
2003.6.4 @ 『完全にウォーホーラ』(スタニスラフ・ムッカ/2001/独)
今年前半の映画ナンバーワンまちがいなし。「ドイツ映画祭 映像の新しい地平」のひとつ。アンディ・ウォーホールの両親の故郷、スロバキアのミコーヴァ周辺を訪れたドキュメンタリー。
通りすがりのおばあちゃんたちが持つ雑誌。揃いの青スカーフ/叔母のエヴァ90歳。わたしはカエル顔、アンディはサル顔、と言う。エヴァのニットも青/あんず酒/電気簡易湯沸かし器/健康に乾杯がぶがぶウォッカ/テレビは家を明るくするからいいとエヴァはいうが、流れてくるのは「失業率がまた上昇」の暗〜いニュース/「食用になる野菜はなんだって採れるんだ、あ、キュウリとキャベツはだめだけど。あとジャガイモも」万事その調子のいとこ/元町長はアンディ祭を数年前まで開催/
メジラボルチェにウォホール美術館:アンディ母の家計簿、妹エヴァにあてた唄を録音したレコード。野暮キュレーター。雨漏り。カメラに向かって市長と並んで寄付よびかけ。ほんとに作品がたいせつなら自分たちでとにかく治すでしょうフツウ。ロマ入館拒否。「酒ばっかり飲んでないで美術館にきて自分を発見すればいいのに全くここの市民はみなバカばっかりで」と言うキュレーターは、日曜日の広場で最低のライブ/酔っぱらい爺たちは唱う唱う弾く弾く/豚の薫製/でかいきのこ。チェルノブイリはすぐそこ。心配ではないかと聞くと「俺はガソリン飲んでも死ななかった男だぜ」ハイハイ。刻んで天日に干す/アンディのドッペルゲンガーが乱入、キャンベルスープ缶を配る/牧師のわけのわからん説教/エヴァの墓?/ウォーホーラ姓はこの街に多い/アンディは生前この街を訪れてはいない
・メジラボルチェのウォホール美術館の写真を撮ったひとのページ
・ピッツバーグのアンディ・ウォホール美術館
2003.6.3 @ アトリエ海月制作・革装の本展(6/2〜15)
ナディッフにて、アトリエ海月の太平立子氏による革装幀本の展示。複雑にモザイクするよりは、革の素材を活かし、シルク刷したり、丸などのデザインをモチーフにしてすっきりと丁寧にお造りだと思いました。
そばに置いてあったコピー資料、出品作品一覧かと思いきや、『平凡社大百科事典』のなかの生田耕作による「愛書趣味」の項。作家の申し出なのか会場主の気づかいなのか不明だが、ん〜このセカイはわたしにはダメ、という決定的材料に。
2003.6.2 @ 消える広告
砂浜にかいた落書きを消すのは波。新東京情報流通が開発したビーチスタンプは、その落書きを広告につかいませんか、というもの。ある程度砂を固めるわけでしょう?消す手間は、たしかにいらない。
2003.6.1 @ 消しゴム洗濯
衣替えです。日頃着るセーター類は洗濯機で洗い、衣替えのときだけクリーニング屋に出す。
黒くなった消しゴムは洗濯機で洗うときれいになるそうです(高知新聞日曜版より)。「まちがい消しゴム」ってありましたね。消しかすをまとめてつくると、まちがったところしか消えないというやつ。なかなかまとまらなくて、うまくいった試しがなかったけど。黒くて汚かった。
消しかすを細かいネットにいれて洗濯してからつくれば、白いまちがい消しゴムができるのですね。

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