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2004年8月 | ||||||
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_ よくこういうアンソロジーが出ましたね。どんどん出てください。「塔」「失われた子供たちの谷」「よそ者」まで。「塔」は、単純に怖いぞ。
_ 犠(いけにえ)の塔を作った四百年も前の貴族の男は、多分黒魔術に手を染めていたらしい、と言う前振り。うち捨てられたその古い塔を「せっかくの機会なんだから」と主人公の女性は見に登ったが…。
_ こうして作者が背景や雰囲気を叙述し盛り上げる、読者がそれを楽しむ・身を任せる、というあたりの呼吸や姿勢を、(SFの)読者は忘れがちなのではないだろうか?たとえばこの短編の骨子なんて上記プラス結末で終わってしまうが、それでは話にならない。怪談にならない。『奇術師』の長さ、(一見)冗長さもそれと同様と思って欲しいものである。と、ため息混じりに思ってしまった。思いが逸れた。
_
★ムーミン谷の素敵な仲間たち展 @東京駅大丸
「今日は映画行かないのー」と次男。「映画の日で混んでるから行かない。シュラフやなんかも干して、片づけて、洗濯もいっぱいしなくちゃいけないし!」と家事の鬼になろうと思ったら「ムーミン展はぁ」と返された。そうだっ!行けるときに行かなくちゃ!何回めかの洗濯物と、シュラフその他もベランダに干し終わったので、この炎天下良く出掛けるよ、と思いながら次男と家を出る。
_ けっこうな数の原画が出品されていた。小さな精密なペン画が主なので、神経が疲れた。いろんな画風を試しているらしい初期の油絵がなかなか面白かった。結局彼女の特質を一番出せたのが、こうした挿絵や風刺画、雑誌の表紙等だったのだろう。トーベ・ヤンソンの写真はどれもいたずらっぽい表情のものばかり。姿こそ違え、ミイみたいだ。思い返してみると、ムーミンシリーズはアニメの印象とは異なりどれもずいぶん変わった話ばかりだ。ちょっと斜に構えた視点を持つ、でも芯は素直で率直な人。
_ 題名が上記ではあるが、彼女は『ホビットの冒険』に独特な挿絵も描いているので、それがあるかと半ば期待したが、残念ながらなかった。アリスへの挿絵は若干あったので余計残念。
_ ニョロニョロのペンダントと、ミイのペンダントをゲット。展覧会限定ポスターも良かったのだが、貼るところがないのでどうせ巻紙のまま死蔵となってしまうから見送り。
_ マティス展 2004.9.10-12.12 上野・国立西洋美術館
_ マティスをまとめて見るなんて初めてだ。 あー楽しみ。このサイトによると23年ぶりなのだそうだ。一時期の、美術展のキ○ガイのような混み方は、最近はちょっとは良くなったのかな?
_ 以前から見たいと思っているのがルドン展。やらないかなー。
_ 暑いので読書意欲減退。と言うか、意欲そのものはあるのだが、どうにも体が休暇モードである。ほんとの緑陰に行けばいくらでも捗っちゃうのに。映画も行きたいしメガスター(常設上映になった)も行きたいし、文化的活動意欲それ自体はあるのだがな。
_ 「『悪魔の館』奇譚」まで。これまでだと「祖父さんの家で」、「メアリー・アンセル」が印象に残る。前者はダイラン・トーマス(通常ディラン・トーマスと表記されるだろう)の作品で、曰く言い難い魅力をたたえている。
_ どうも首から肩にかけて(ふつうに肩もみをするような部分)がざらざらしている。さわってみるとさらにその下、背中の半分くらいまで部分的にそうなっているので、鏡で見てみたら、なんと立派なアセモだった。出来るとしてもたまに肘の内側みたいな部分に出来るのが普通なのに、なぜにこんな所に??朝に晩にシャワーを浴びないといけないのかい。今のところほとんどかゆくはないのだが、治るに連れて例の、それぞれの発疹のてっぺんが黒い点々になるのかしら。やだなー。
_ 昨日長男が、ベランダに干してあったランニングを取ってそのまま着替えようとして、何やらヘンな顔をしている。手元をのぞき込むと、ランニングに2センチ足らずの蓑虫がくっついているのだった。折り紙でもちぎって一緒に箱に入れてみようかと思ったが(色とりどりの蓑が出来る)可哀想なので、ブルーベリーを買ったとき飾りについてきた柿の葉にくっつけてやった。今朝見たらしっかりかじり着いていたので、そのままどこか公園にでも置いてきなさいと次男に言って出勤したが、帰宅してみたら「ベランダに出した」という。もう見つからなかった。どこからやって来て、どこへ行ったんだろう?
_ 上記の畠中恵は、この賞の第13回優秀賞を取った人だが、つい先日ことしの大賞受賞者も決まったんだっけ。畠中恵は優秀賞受賞後新潮社から続けて3冊出してもらっているがこれはむしろ異例。大賞もらった人でも(以下略)
_ つれあいがしばらく前から首、肩、そして最近では腕に痛みあるいはしびれ、うがいをしようと首をそらせることが出来ない、などが出現して、少しずつ悪化している模様。みたてによれば頸椎症性神経根症というものらしい。たぶん、とりあえずネックカラー(むち打ちの人が装着しているあれ)をはめることになりそう。この暑いのに気の毒な。星を見上げるのも大変というのだが、今度行く花火見物はどうする。医者に「じつはネックカラーで済むような甘いもんじゃないです。これは相当キてる。」と言葉を濁される。
_ 夕方から雲が厚くなり、見るからに怪しげに…。とうとう4時過ぎ降り出してしまった。このところ夕立はなかったのに、なぜに今日に限って?なんとか5時過ぎには上がったので、先発隊の長男らに合流すべく出発。今年は昨年からの有料席がさらに増えたらしい。そのため、有料チケットを持っていない一般席の人には大変なしわよせが。席取りは一層制限されるし、一般席を目指す人には土手に上がる階段も制限され大変遠回りさせられる、など、ここには20年以上ほぼ毎年来ているが、こんなに歩かされてくたびれたのは初めてだ。長男は初め有料席の値段の高さに「たけっ!」と言っていたが、ついに来年は有料席を取ろうと言い出した。でも4人席で8000円。5人家族はどうしたらいいんだっつーの。そのつぎの8人席だと14000円。安くないね。
_ 花火の方は、開始前の一雨が(警備の警官のアナウンスによると「降雨状況がございましたため…」<何のこっちゃ)一旦すっきり止んだのに、また開始後ポチポチぼちぼちと降って来たが、まあさほどのこともなく何とか。ただ、風が弱かったので前の花火の煙が残って煙幕となり、つぎの花火が見えにくいと言う状況ではあった。でも、「実力の板橋花火」というだけあって(本当は同時開催である対岸の戸田が一回り大きいのをあげてくれるのだけどね)、迫力はこの辺ではピカイチでしょう。これが終わると、暦の上でも気持ちの上でも秋、残暑の季節になってゆく。
_ 浴衣のお姉さん方、ごついスニーカーの人、ビーチサンダルの人、といろいろあったが、いただけなかったのは、白っぽい浴衣に、黒いハイソックス・黒のピンヒールのサンダルの人。全体として合ってればいいんだけどアレは単なるちぐはぐだよ。ミスマッチというカタカナもつけてあげない。私はタンクトップにジーンズでしたがね。
_ もうこれはこの仕掛けでいくらでも続編が書けますわね。いや楽しいです。
_
『ユリイカ 8月号 特集 文学賞A to Z』/青土社
ロード・ダンセイニ/『夢見る人の物語』/河出文庫
アン・ファディマン/『本の愉しみ、書棚の悩み』/草思社
_ 『ユリイカ 8月号 特集 文学賞A to Z』には、日本ファンタジーノベル大賞について佐藤亜紀がもの申している模様。表紙の、大森、豊崎、島田の三氏の写真が全然ユリイカらしくない。
_ 残金10万ちょっきりを支払いに、娘、暇をもて余す次男と旅行社へ。今度のは移動とホテル、あとはフリーのパックツアーなのだ。きょうも暑くて頭がクラクラ。担当のお姉さんが、キリッとした美人で全然つんけんしてなくて、ざっくばらんで親切なんだ〜。いい人に当たって良かった。
_ そのあと某百貨店へ、先日家具大バーゲンで見た食器棚を娘に見せて意見を聞くために向かう。先日カタログのコピーをもらったのだが、メーカー名など詳しい情報が全くないのでネットでは数件しかヒットしない。しかし、ヒットしたものはいずれも、このセール価格に比べてもさらに75%ほどの値段だ。これだけ違うと考えちゃう。しかも今回は実物は見ているのでその点についての不安はないわけだ。しかしそれだけ百貨店の値段は高いってことだね。百貨店には不要家具無料引き取りサービス、購入家具3ヶ月預かりサービスがついているが、トータルでどっちがいいか?ネット販売の方へ問い合わせ中。
_ この夏は、早い時期にシャツ類と久しぶりにバッグ、靴を買ったせいもあり、以後全然バーゲンにも足を向けない。買わない。欲しくない。ほんとに。百貨店も必要な売り場しか行かない。
_ でも家具をネット検索したり、ホームエレクターの安い通販サイトがないか調べたりしていたらそっち系の物欲がむくむくと湧いてきたようだ…困るな。そこへまたタイミング良く千趣会のカタログが届いたりして…あーっ、これは良くない兆候だ。ここで何とか押さえねば。今月下旬の旅行の為のウォーキングシューズ(前二回はいて全然疲れなかった実績のある靴)の後継機種を買うだけにするぞ!
_
そして秋になったらモノを捨てるのだ。着そうもない服、棚を占領している古い靴、台所にしまいこんである食器とか食材とかも捨てるのだ。本ももう読まない分とか読めそうにない分とかは処分するのだ!(本のことには!をつけないとダメだ)
と、宣言しておこう。秋になっても忘れていたら言ってね。って頼りないなあ。
_ ってくらいに、何も調べていない。相談しようにも相手(娘)とすれ違い人生だからだ。夜中に寝に帰ってくるだけかアンタは。やっと日程が最終的に決まった。23日午前発プラハへ(早起きしなくてはならない)、8日後の30日の朝ウィーンより着。9月1日は新学期だから次男を学校にやらなくちゃいけない。旅行中次男はどうしているかというと、義母の所へ避暑にやるのだ。義母は七宝をやる人なので、なんか「自由研究」の作品を作らせてもらう予定だ。当人はそこで読書感想文などの宿題もやるつもりらしいが、読んでもないのに書けるもんか。
_ と言うわけでいくつか集めた旅行用の文献を斜め読み中。ほとんど予備知識がないのでどこから取りかかっていいやら。しかも、どちらともせっかくの音楽の都なのに夏はシーズンオフなのでまともな演奏会場では何もやってない。そのころヒロさまはウィーンの大学でバロックバイオリンの講義中のようだが素人はお呼びじゃないようだ。どこかでばったりお会いできないかしらぁ。ああ、秋の演奏会シーズンに行けたら良かったのに!でも今年は日程的に無理。どうやら来年も無理かも(;.;)
_ 『長い長いお医者さんの話』で子どもの時から大好きなチャペックにより、中欧では温泉があって河童もご愛用だ、と聞いていたくらいだろうか。彼は「ロボット」という造語をした人でもある。プラハでは彼のお墓参りをして、それから今年没後100年のドボルザークの記念館を見て、アール・ヌーボーの画家ミュシャの博物館を見て…。
_ ウィーンではどうしよう。せっかくだから観光客らしくドナウクルーズをしようと思ったら、目当てのクルーズは日程的に無理な日にしかやっていないことが判明。そうなると返って行きたくなるものだが…。どうやらとっても行き当たりばったりな旅になりそうである。
_ まだぼちぼちと読んでいる。夏バテか冷房病か、疲れちゃって読書意欲が低下中。いや読みたい読みたいと気持ちでは思っているのだが、頭痛とか肩こりとかだるいとか、物理的事情のため。まあそういう時期もあるよね。
_ この蒸し暑さは何事か。ここのところ日の短くなり方が加速したようで、思わぬ長居をしたかと思ってしまう(残業手当も出ないのに)。夕空も雲も間違いなく秋の色なのに、肌に当たる風も確かに涼しくなっているのに、なぜか蒸す、蒸す。日曜の涼しさも一日限りだった。ただ夜の寝苦しさがほとんどなくなったのは何より。
_ 明日の天気予報:最高気温38℃・・・・・・悪夢再び。
_ 言語道断の暑さでばて、忙しさにばて、気がついてみたら来週には旅行ではないか。ほとんど予備知識のない土地なのに、何も調べていないに等しい。あわてて旅行ガイドや関連本、情報サイトを斜め読みする。思ったより日にちがないので、ええい、とナイトツアーなんかを入れてしまった。「どこでも英語通じるから大丈夫」と複数の人に言われたのでもうすっかり安心。一番英語が怪しいのが当人なのに。とまあそんなわけでしばしまとまった本読みはお預け。
_ あれこれ泥縄的準備で、息抜きはしているのに本は読めない、気が落ち着かない。ガイドブックや関連本、関連サイトなどに目を通していた。やっと種々の手配は済み、決して準備が済んだとは言えないがともかく荷物だけは先ほど空港に発送。はあ娘はプラハとウィーンに行きたいだけ言って調べたり手配したりは何一つせず深夜帰宅のバイト人生。どこに何があるかはおろか、プラハがどこかという基本的地理すらも怪しいと思われる。母は出資もするのだぞ〜、疲れた。美術史美術館だけは君が何と言っても絶対行くからね〜>バベルの塔とか。ここの目玉のひとつフェルメールはまだ日本巡業中(神戸)なのであった。この展覧会の図録は買わなかったので不明だが、結構そのために所蔵品が歯抜け状態かもしれない。と言うわけで8/23(月)〜8/30(月)まで不在。
_ 以下メモ
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カレル・チャペック/『イギリス便り』/近代文芸社
アレン・カーズワイル/『形見箱と王妃の時計』/東京創元社
_ 百貨店の商品券が引き出しで眠っているのを思い出して購入。
_ プラハの石畳の坂道を歩きすぎてバテバテになりウィーンではクタクタ。文化的行事は夏なのでいまいち。ウィーンでは美術史美術館の特別展があと数日の差で見られず大変に残念。フェルメールは日本に来ていると知っていたのだったが。今度またね!
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