ニムの木かげの家 日時計 2005. 2月

 
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2005.0202(水)

RotKのSEE with ミナス・ティリス

_ きたー。↑何語やねん。
でもミナス・ティリスが灰色過ぎる…orz

SFM3月号

_ 「アイスクリームの帝国」
共感覚って、こういうふうなのかなあ?なんか聞きかじった知識からイメージしていたものとちょっと違うんだけど、たとえ違ったとしてもお話だからいいのかな??…(その後)うーん、当人もビョ−キかと思うのだが…でもね!やっぱり「お話」であった!

_ 「クッキー・モンスター」
ちょっと「アイスクリームの帝国」と似たとこあり。珍しく今号は読んでる割合高い。

_ 「時の軍勢」
なんか今号掲載の3作は、どれも「本当の私は…?」という共通点があるね。読者投稿までもがそうだと来てる。

2005.0203(木)

_ ☆「痴呆」→「認知症」言い換え

唐突ですが、覚え。

_ 「痴呆」に替わる用語に関する検討会報告書 厚生労働省 平成16年12月24日

_ 【参考サイト】
認知症

_ 日本認知心理学会等4学会による意見書

_ 「認知障害」は診断名として既に使われていることなどから、個人的には「認知失調症」が妥当だと思うんだけどなあ。「自律神経失調症」→「自律神経症」じゃ変だよねえ。南セントレア市とかさー。

2005.0205(土)

RotK SEE disc1終了

_ あーっ、大画面欲しい!!

_ 初っぱなからサルマンとグリマが……、そりゃないかも。
期待の、メリーが……のところは短い。セオデン、エオメルかっこいい!
ボロミアも登場しました。(ううファラミアっ(T.T)

_ いろいろ説明されていていい感じです。堅固なミナス・ティリスの城門を破るのに、例の豚顔オークが「グロンドを持ってこーい!」と言ってグロンド(狼の頭)が登場したところで1枚目終わり。

RotK SEE disc2終了

_ 半分ずつだとそれぞれの2時間はあっという間に感じられる。

_ 色々な前後関係はかなり説明されている。
セオデンが斃れる前後の充実が素晴らしー。エオメルの号泣は思わずもらい涙。
豚顔オークの最後がちゃんと出てくる。ギャムリングは分からないまま。
王の手は癒しの手のシーンもあるが、アセラスは出てこない。
アングマールの大王との対決は、今一息かな!危ない危ない!戴冠からあとはそのまま

_ 黒門前で、いきなり全員が徒歩になるところ(馬はどこへ?)とか、メリーorピピンの代役の顔がそのままだったところの修正とかはなかったのだった。

_ 存分に手を打ったり「よっしゃあ!」と言ったり、「かっこえぇ〜〜」「Dea〜〜〜〜〜〜th!」と叫んだり、泣いたりしたのでした。ああこれで大画面だったなら!!

_ さああとはぼちぼちメイキングだのオーディオコメンタリだの、暇ひまに見て楽しもう…でも、これですっかり終わっちゃったんだね…。

2005.0206(日)

長男スキーの先生に

_ 長男は定期試験も終わり、これからほぼ2ヶ月、山籠もり。今朝出掛けた。今まではごく一般的なSAJ(日本スキー連盟)の検定を取ってきたんだけど、バイト先のS山スキースクールでは、スキー指導者何とか連盟?の資格を取らされるらしい。頑張ってくれ給え〜。帰ってくるのは4月の初め。寂しいわー。

次男、風邪

_ 夜中の2時、3時頃、吐いたりしたらしい。同室の長男が、面倒見てくれていた(感謝!)<親は知らずに寝ていた

_ そのままダウン。熱は37.5度程度、ちょっと頭痛、時々吐き気。「寝ちゃうとまた起きるときに気分悪くてイヤだから」と、日当たりの良い椅子に座ってコロコロコミックを眺めてぐだぐだしてる。

_ 私も、それをいいことに一緒にぐだぐだ。

2005.0212(土)

ヴァルター・メアス /『キャプテン・ブルーベアの13と1/2の人生 (上)』/河出書房新社

_ こんな本が出ていた!以前加藤逸人=モンモランシ氏がいたくお気に入りだったもの。ちゃんとドイツ語からの訳のようだね。もとは凄く分厚いはずだが…と思ったら、上巻だけだった。どうしようかな読もうかな。

_ もう最近、なんでもありだねえ。ところでモータル・エンジンは翻訳されないのかしら。

2005.0213(日)

池内紀/『架空の旅行記』/みすず書房

_ 短いエッセイふうの文章が続く。なかなか文が上手(やや大時代的気味)なので、読ませる。I 少年探検隊、II 架空の旅行記、III 20世紀博物館の3章からなる。1章は、幼い頃読んだ本の思い出にとどまらずそのころの社会事情や今の視点なども反映したもの。2章は、有名な作品の数々に様々な資料を織り込んで歴史での位置づけを見せてくれる。3章は自転車、飛行機、ラジオ、テレビ等の20世紀の発明品をキーワードにして同じく社会の動きとそこでの位置づけを描く。ゆっくり読むのに適している(ゆっくりしか読めない)。

_ 巌窟王、家なき子、西遊記、源平盛衰記、海底二万哩等々が取り上げられている「I 少年探検隊」も面白かったが、「II 架空の旅行記」がなかなか良い。「窓からの眺め」、「海の発見」あたり、面白い。

_ 「オリエントという言葉に無類の力を発揮させるためには、何にもまして実地に足を踏み入れないこと。…(略)…その時初めて夢の素材が十分にそろう。「心のオリエント」が完成する。つまりは、よりはなやかな架空旅行のすすめ」(「窓からの眺め」より)

_ 私は、本物の海はどうも好きじゃないのだが、「海の発見」に描かれたような、キクラデス諸島の(海の)描写はいいなあ。架空旅行としての海、「心のオリエント」としての海は非常に好きだ。本物の海は、不機嫌すぎ恐ろしすぎる。

_ 連れ合いに送られてくるJRの雑誌「トランヴェール」にちょうど池内センセのエッセイが出ている。先日私が『架空の旅行記』を読んでるときに連れ合いがそれを読んでいた。なかなか文章が上手いという点で一致したが、実物の姿がいまいち文章としっくり来ない気も…。

2005.0214(月)

〈読み始め〉橋本治/『ちゃんと話すための敬語の本』/ちくまプリマー新書

_ 普通の新書の体裁をしているが、装幀はクラフト・エヴィング商會でいい感じ。本文の紙が、厚いのよ!だからごく平均的新書の厚さなのだが、たった127ページ。さっき腰掛け的に読んで、やっと前書きが終わったくらいかなと思ったら、もう1/3まで来ちゃっていた。もうちょっと薄い読みやすい紙にして欲しいが、本としての厚みも薄くなっちゃまずいのかな?

_ 「ちくまプリマー新書」って、対象は中学生くらい?ちくまの創刊のあいさつには

_ …新しい「新書」=「ちくまプリマー新書」を創刊します。従来の「新書」の読者層は大学生から中高年の男性でした。「ちくまプリマー新書」は、まず、より若い読者にまっすぐ向き合っていきます。その上で、女性読者、中高年読者など、幅広い読者層にひろがっていくものにしていきたいと思っています。

_ ……より若い読者の人たちにもわかりやすい表現で伝えていきます。彼らの知的好奇心を刺激し、それに応えられるものを目指します。学校でも家庭でも学べない大事なことを、「近所のおじさん、おばさん」のような立場から、わかりやすく、まっすぐに伝えていきます。そして、若い読者にもちゃんと伝わるような本は、他の年代の読者にとっても有意義なものになるはずです。

_ などと書かれている。

_ 新書って、もともと中高生から読んでなかったっけ?その他なんだかいちいち引っかかるなー。こんなのスルーすればいいんだろうけど、はあ出版社ってもともとそういう姿勢なのねえ、やっぱり、って思っちゃう。

_ 装幀がきれいでいい感じなのはいいけど、これ例えば男子中学生が薦められたからって手に取るかどうかは疑問ではあります。単純に私は好きですが。

_ 内容は、いつもながら橋本治的に、だからさ、既成概念にとらわれないでいこうよ!っていうふうで、至極真っ当らしい。が、当方の気持ちとしてはまだ序論なので、あとでね。

2005.0215(火)

橋本治/『ちゃんと話すための敬語の本』/ちくまプリマー新書

_ またも橋本治らしく、題名からそう想像するような内容とは違っている。でも決してそれが嘘でも何でもないと、読んでる途中から、そして読了後には納得する仕掛けだ。

_ 「敬語をちゃんと話す(使う)」ための本ではない。
終わりの方にはっきり書かれているが、十代の初めの年代の読者を想定したとある。そのターゲットに向かって、コドモではなく、オトナとして人と「ちゃんと話すため」に敬語をどう捉えるかか、どう考えるかを語る本である。

_ 敬語は、「上下関係」の中で期待される尊敬の念を表すためのものではなく、「横の関係」の中で人との距離を適切にはかるためのツールだ。そここそをどう考えるか。どう捉えるか。

_ 引用は、有里さんの本家でたくさんされているので、そちらに譲る(^-^)/ というか本文全部引用しても大した量じゃないよね。

_ 最後になって出てくる、本文がですます体で書かれている種明かしも、面白く納得させられる。乗せ方うまいなー。しかも、人間関係の上下について年の行った人につべこべ言っても仕方ないから、若い世代の君らに言うんだよ。という風にも見えるな。

_ いずれにせよ大して時間もかからないし、読んで損はないから、気持ちは間違いなく若いであろう皆さんに一読をお勧めする。

2005.0216(水)

「カニグズバーグをめぐる冒険」

_ネバーランドVol.2
「カニグズバーグをめぐる冒険」

_ 「カニグズバーグをめぐる冒険 WEB版」の、やみぃさんが、カニグズバーグの翻訳における誤訳、不適切な、ときにはねじ曲げられたと言ってもいいであろう翻訳について検証し、ついには改訳にまでこぎつけられたことは、知る人は知る大変重要な出来事。私自身はカニはさほど読んでいないので、そうもあろうかと思うばかりであるが、やみぃさんの誠意と熱意には打たれるものがあった。てらいんくから出ている『ネバーランド』ではVol.1から彼女の連載が掲載され、最近vol.2が出ている。

_ ここでやり玉に挙がっているのは、清水真砂子。実際に読んでいないので何とも言えない部分も多いのだが、そのままやみぃさんの指摘や解説を読むに、かなりその翻訳には凄まじいものがある。じつはこのサイトを知った頃、私もぽんと膝を打つものがあったので、あながちこの方のカニ作品に対するひいきの引き倒しではないと思うのだ。

_ というのは、フィリパ・ピアスの『まぼろしの小さい犬』という作品では、彼女のデビュー作『ハヤ号セイ川を行く』と舞台を同じくする部分があり、『ハヤ号…』の主要登場人物であるコッドリング一家が物語の背景に登場するのだ。物語を読むと明らかにそうなのであるが、確認しようと取り出してみると、『ハヤ号…』の主人公の名字である「コッドリング」が、『まぼろし…』ではすべて「ゴッドリング」になっているのだ。どう見てもコッドリングであるべきなのに。しかも原作を見るとどちらも同じ「コッドリング」になっている。

_ ピアスさんご本人を訪ねたときにこのことを訊くと、「ゴッドとは神のことだから、そんな風に私が作品中にゴッドの字を書くことはあり得ないし、それにゴッドリングという名字もない。コッドリングが正しい」とおっしゃる(このことは以前本家にもちらっと書いた)。で、その訳者は、猪熊洋子なのだ…orz

_ ピアスさんは、誤訳の指摘は難しい問題を含むから注意深くね、とおっしゃり、どちらも好きな作品だけに非常に気にかかりながら、結局、私もそのまま何も行動に移さなかったんだけど…。やみぃさんは行動力あるね。こちらのサイトのことを思い出すと、何もしないできたことが悔やまれる。

_ しかも、よく児童文学誌にその詳細な経緯が堂々と載ったことにも(当然と言えば当然なんだが)やはり驚いた。

_ ちなみに『ネバーランド』Vol.2の特集はダイアナ・ウィン・ジョーンズで短編(「イナイ」84年)も訳出されている。DWJの作品は、論評しにくいこと甚だしい、と各評を見ても感じたことよ。この特集の中で興味深かったことをひとつ挙げると、DWJがファンに求められる姿を演じることが出来るひとであること(たとえばファンの前にはわざわざ魔女っぽい服装で現れるとか)が語られていて、また一方、彼女はハウル映画についての感想を求められても、どうやら的を上手にはずして返事しているようだ。このふたつの事柄は、共通していると見え、作品と合わせて彼女の人となりを垣間見たように思う。

2005.0228(月)

デイヴィッド・アーモンド トークショウ

_ 河出書房新社
ジュンク堂池袋店イベント

_ ジュンク堂書店池袋店 4階 カフェコーナー
2005年4月2日(土) 18:30〜、1000円

_ 河出の方に出ている西島大介のトークショウ@ブックファースト渋谷もいいなあ。

また低空飛行

_ 何とか棲息だけはしている模様。でも先週末から胃の具合がヘンで、朝起きると口と胃がが気持ち悪い。日中、チョコレートや差し入れのお菓子の食べ過ぎと思われる。昨日の夜はうどん。今朝はパン一切れでさすがにおひるはおなかが減ったがパン3切れ。夜は普通に食べてまた食べ過ぎだー。

〈読み中〉Phillipa Pearce 'The Little Gentleman' Puffin

_ あともうちょっと。口を利くモグラはどうなっちゃうの。

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ニムの木かげの家
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最終更新
2005.02.28 20:50:52