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_ 参加者は女性がほとんどで、しかも多少なりとも翻訳関係ぽい人が多いような感じで、そりゃもう英語認識率が高く、通訳はほとんど不要って感じ。「金原センセ、おひさしぶり〜」みたいな声も多かったし。
_ 金原センセは、写真やTVで見るより、ずーっと好感度の高い人だった。妙に突っ張っている感じがしていたが、全然そんなことなかった。SF系イベントで良くお見かけする出版系の人々も何人かいたが、そっちのほうが怪しかったぞ(^^ゞ
_ 最後のサイン会では金原センセには『火を喰うものたち』にサインしてもらったんだが、そう言えば訳書200冊目なのよね。200!と書いてもらった。Almond氏ご本人にはその原書に。写真よりちょっと太めで、優しいイギリスのおじさん。奥さんと6歳くらいのお嬢さんも会場にいらした。
_ 彼の本では自伝的色彩が濃い短編集がまだ訳されていないのだが、河出から年末には(いやもうちょっとかかりそう、と訳者=金原センセから言い訳あり)出る予定とのこと('Counting Stars')。新作'Clay'が本国で11月に出版予定、また'Skellig'の舞台(日本語)が12月に東京でかかるそうだ(場所のアナウンスがあったとき後ろの人が大きな咳をしたので聞こえなかった)。
_ 'Clay'はこれもリアリスティックな話だそうだが、少年がclay(土くれ、粘土)でクリーチャーを作ってそれが命を持つ、人も作ってしまうという話なのだそうだ。ふむー待ち遠しい。
_ 『時の〜』は、4作を通じて、大風呂敷をバーッと広げまくって最後に一挙に収束!というDWJのいつものパターンとは珍しく異なって、それなりに緻密に(それこそ)織られた話。最後が、いわば期待を抱かせるようないい感じの終わりになっている。
_ 些細なことだが気になったのは、ミットが○○を取りに行ったときに部屋の床板が鳴ることを忘れていた点。このようなからだで覚えなじんでいることは忘れないものだから、ちょっと違和感を抱いた。だからといって別に筋に影響ある点ではないが。
_
時の彼方の王冠
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 三辺 律子
by G-Tools
_ 『オンブリア〜』は、やっぱりこの話うんと好きだと思った。この分量でこれだけの濃密さ、長さを感じさせる腕はなかなかのもの。終わり方がつまらないという声も聞いたが、これも重層性をいや増す(念を押す)解決なので、私は終わってみれば当然の帰結と思う。読んでる途中はどんでん返し、えーっと思ったが。
_ それに、このマキリップの世界に浸っていること自体が、ホントに大きなよろこび。また井辻朱美訳で日本語になって輪郭がくっきりしたことは、「井辻朱美版」オンブリアになったということで、もとのマキリップ・マジックとはまた別のものかと思う。あの曖昧さ、おぼろげな感じこそが大事なので。たぶんそのようにマキリップは書いているのだろう。他の作品だともっと分かるような書き方をしている。と思う。ちゃんと英語が読める人が読んだらどういう感じを抱くのだろうか。
_ この前は訳者解説をとびとびに読んだだけだったが、読了後真面目に読んでみたら、ちゃんと井辻さん「重層性」を言ってるのね(;.;) そりゃ本編を読めば分かることだけどさ。
_ 2ヶ月間のスキーの先生見習いから帰ってきた。もともと細めだったのがやっぱり毎日体を動かしたせいでずいぶんまた細くなった。し・か・し、顔!日焼け止めを付けなかったというので、黒というか赤むけというか、やけど状態でもちろん逆さパンダ。きみ皮膚ガンになっちゃうよ!あすから東京でその顔でどうやって生きてゆくのと訊いたら「この顔でさ…」と苦笑していた。
_ 次男は大好きなニニが帰ってきたので、とても嬉しそう〜。それにしてもご飯の減りがすごいワ。
_ 「エンジンサマー」が収録されているのを見つけ、「通常3〜5週間以内に発送します」だったのでダメもとでゆうべ真夜中に注文してみたら、今日帰宅した時点で既に届いていた。早っ!
_ 大きくて分厚くて、最後の1/3ほどがお目当てのEngine Summerだった。字は小さいが行間や字配りのせいで読みやすい紙面。ちょっと目を通してみたけれど、文章がすごーくきれいな感じを受けた。件の所(ブーツ体験の所)は……あーっ、こりゃたしかにわかんないけど、オンブリアを読んでから想像してたのとは全然違うわ!もっと、いわば、逆みたいだけどむしろ明晰な感じ。言ってる中味が、というのではなくて、文の書き表し方が。と言ったらいいのかな。うまく言えないけれど。
_ 日本語の「文体」ってものが実はよく(全然)わからないんだけど、たどたどしいながら英語を読んでいると、文体というのか、その書きぶりが作家によって全然違うのがとても感じられる。日本語だと、よく考えなくてもとりあえず文がすらっと頭に入ってくるせいなのだろうか。
_
うみゅー、なんでもオリジナルがすらすら読めたらいいなー!!と切に思うよ。
昔のギリシャ語とかラテン語とかがすらすら読めたらやっぱり面白いことがたくさんあるんだろうか。あるだろうなあ…。
_ 評論社で、モニター募集をしていたので先日応募していた。すっかり忘れていたら、今日、冊子が届いた。ちょうどNHKの大学講座テキストって感じの厚み・造本で、全32章のうち11章とのこと。100人ほどに配って、どうするのかな?別に感想書く義務があるって訳じゃないようだし。舞台は遠い昔のアラスカ方面?ヨーロッパ?
_ 12歳になる主人公の少年は、部族を離れて父と二人で長いこと森で生活していたが、父はいままさに悪霊に取り憑かれたクマに傷つけられ、死にゆこうとしている。遙か北の山へ行くようにと誓いを立てさせられた彼は、父と別れ、途中で家族を失った子オオカミと出会う…。
_
まだ始めだが、ありがちって感じもするし、細やかな感覚を感じるようにも思う。ディッキンスンの『血族の物語』なんかはだいぶ主人公らの思考回路自体、現代人と異なって書かれていたが、これは基本的に現代人だわね。だからこそ映画化の話も持ち上がったんだろうし…エイラ@ハーレクインにも映画話ならあったんじゃないか?
ともかく、分量的に少ないので先に読んでしまおうっと。
_
後刻:
うむーそれなりにふつうにおもしろいんだろうけど全然太古の昔っていう意味ないぞ。
_ サトクリフみたいな、登場人物の思考は現代っぽくても、その時代を肌身で感じさせるような技量というわけじゃないし。でもはやりのファンタジーファンタジーではないから続き読むと思う。太古の昔の話と言うなら、リーダビリティに欠けるかもしれないが、この前もふれたディッキンソンの『血族の物語』のほうがよっぽど面白い(intersting)と思う。
_ ここに出てくる人々は狩猟民族で、土器は(まだ)使ってなくて、煮炊きに「煮炊き袋」を使っているというのが面白かった。革袋に水を入れてそこに焼けた石を放り込んで煮る(中に肉などを入れておくんだろう)。
_ デスクトップの付箋メモに先日から貼り付けてあった「Citadel 」と言う単語がいまふと目に入ったので書いておく。
_
指輪映画やCDでガンダルフが時々言う「シティ何とか」(?シティドー?シタドー?と言ったの?)というのがどうしても分からなくて、この前ずっと以前にネットで発見した(いまは多分もうない)指輪テキストで確認したら、Citadelという単語だった。
「Citadel:要さい、砦、城、拠り所」
知らなかったよこんな単語。ミナスティリスのことだと勝手に思ってたんだけど、当たらずとも遠からずではあったわけだ<ふつう話の筋でわかるって(^^ゞ
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橋本治/『勉強ができなくても恥ずかしくない 2 やっちまえ!の巻』/ちくまプリマー新書
ピーター・シス(柴田 元幸 訳)/『三つの金の鍵―魔法のプラハ』/BL出版
_ 引きこもっていても本は届く。あープラハ良かったなー。
_ なんか今年は連れ合いがどうもスコットランドに行きたいらしくて、私はやっぱりイングランドかウェールズに行きたいのだけどダメかしら。スコットランドねえ…。
_ そうだっ、あれだ、ハドリアヌスの長城だ!よっしゃー、決定。でもそれってどこへ行ったらいいんだろ?? カーライル?エディンバラ?うわーん英語めんどくさい。
_
どれどれ、と片付けの途中に立ったまま読んじゃった。
ケンタくんちょっとかしこすぎるな。でもまだまだ意識がハッキリしていない小学生の年代を良く描いてもいるなあ。
未だに私は大いにボーッとしてますがね。こういうのはこの先もハッキリする見込みはないわけだが。
_ 脳PETの若年正常ボランティア(ほんとか)。その第一段階としてMRを撮ってきた。
_ 耳栓して横になり頭をパッドで固定され、トンネル状の撮影装置に滑り込んでゆく。そのまま10分少々…。(くしゃみや咳はいけません)
_ いやー面白かった。磁場をかけるのに、なんであんなにSFチックなしかもでかい音が出るのか?ビー…ブー…コンコンコンコン…だの(未知との遭遇か)、ロックの重低音みたいな、かつミニマルミュージックのような繰り返し音など、宇宙船のカプセルの中みたいでほんとSFだったよ。時々目を開けると動いているのは音源のほうで、自分は止まっている。確かに飛んでる気がしてたんだけどな。
_ 終わって思わず「なんてSFチックなんだ!」と言ったらオペレーターの人が喜んで笑っていた。
_ できた写真を見せてくれて「大変きれいで、動脈硬化も萎縮もないし、副鼻腔もきれいだし、全く問題ないですね」と担当のセンセ。ちょっと頭の形がゆがんでいたけど「いや、いい方ですよ、問題ないですよ」次は下旬にPETで脳機能検査だ!むしろそっちが問題(T.T)
_
エドマンド・スペンサー/『妖精の女王1』/ちくま文庫
ヘンリー・ジェイムズ/『ねじの回転』/創元SF文庫
明石康、NHK「英語でしゃべらナイト」取材班/『サムライと英語』/角川oneテーマ21
_ 以前たまたま「英語でしゃべらナイト」(幕末のサムライが英語・外国語に触れたときの話)を見た時に明石康氏が出ていて、彼の英語はどちらかというとローマ字英語に近いように聞こえる英語、しかしその言い回しや内容はとても、何というか、痒いところに手が届くというか、言いたいことをいいながら気配りがされていると言ったらいいか、かくありたいというものであって、外人レギュラーの人もそれはそれは手放しで感心していたのだった。
_ それが垣間見られるかと思って買ってみたが、確かに番組放映時のその英語も掲載されていた。意外に分量少なかったな。ほんの1ページ。番組では大部分日本語で喋っていたんだろう。読むと意外に難しい英文。聞いている分には、とてもよく耳に入ってきたんだけど。かなり印象が強かったのだろう。
_ そうだな、どういうふうに形容しようかと考えていたら、共通点を持つものとして吉田健一の(日本語の)文章が浮かんできた。吉田健一の日本語はしばしば「悪文」の見本とも言われる(本当にそうかどうかはまた別の話)。悪文つながりで連想したが大江健三郎と英語ってどうなんだろう。
_ ネットで見ても、「MR検査の時には大きな音がしますが、まったく心配はありません」といった記述ばかりで、だーかーらー、どうして大きな音がするのよ?という疑問に対する答えはなかなか見あたらない。
_ ここに多少理由が↓。最近は静かになってきたらしい。http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/products/MRI/q_a/index.html
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でもって、磁場の話だからテスラなのだった。
http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/products/MRI/mr_intoro/index.html
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ガウス→テスラ(磁界の単位)
http://ktai-denjiha.boo.jp/faq/answer/denjiha_unit.html
_ 漢字書き取り問題:「しゅうしょくごのはたらき」
_ 次男を含めその場にいた家族全員「就職後の働き」と言う字を想起して「東京の京に…」と説明をしたら…全然違った。
_ 正解は「修飾語の働き」
_ …娘、就職活動中です。
_
『ねじの回転』はそれこそ遠い昔に読んだきり。姉がそのころ映画好きで、映画をみて文庫を買い、それを私が手に取ったののだろう。何歳頃かは分からない。なんか映画は怖かった(<TVで見た。指の間から見たというか見ないというか)
http://www.wowow.co.jp/schedule/ghtml/010467001V2.html
_ 番組で言及しきれなかったところを充実させたという感じかな。たぶん。
_ 読みかけの『ねじの回転』がバックグラウンドにあったので、『空中楼閣の住人』も何となくそういう心持ちで読み、そのため英国っぽいリアリティをよけい感じられた。
_ うー、この最後の張りつめた凄惨なシーンがこうでなければ、この話は主人公の独り相撲、妄想の世界だとするところだけれど、この少年の死のシーンがあるがために幽霊の存在を認めざるを得ないかなあと思う。
_ 時々思い出す出典の分からないケルトの民話で、以前もどこかで書いたのがある。妖精にさらわれ、ようやく戻ってきた男がある岸壁の教会で結婚式を迎えた。ところが谷をはさんだ反対側にもまさにその時妖精の国の教会?が現れた。祭壇の前で男が教会の入り口のほうに向き直ったその時、こちらとあちらの教会の扉がともに開き、向こうの教会の中をまっすぐ見ることになった男は、ものすごい恐怖の表情で息絶えた。
_ 「ねじの回転」の最後はその話の男が形容できない恐怖に心臓を掴まれて命を失ったシーンと重なる。
_ 一方、忌まわしいものとしてのみ仄めかされ具体的には何も言及されない生前の幽霊たち(?)と二人の子供の関係とは何だったのか、関係があったのかなかったのか、あったとすればどんな関係だったのかと想像をたくましくしてしまうのも事実。するとやはり主人公の抑圧された心が生んだ妄想説か…。しかしマイルズの犯した、放校に値する罪というものがあるので、これまた妄想とも言い切れない。
_ 理屈でこうと言い切るのではなく、それらの狭間を楽しみ味わうというのが醍醐味であることは確か。ううクィント怖い。でも私がこの主人公なら、幽霊を一度でも見たあとに、一人で夜中に屋敷の内外をうろうろしたりすることは、いくら子供たち可愛さとはいえ絶対にできませーん。怖すぎる。その線から言うとやっぱり妄想かしら…ああ面白い。
_ 昨日は次男の誕生日。生まれたのが、日曜の午前7時ちょっと前、すなわち最も出産費の高い時間帯だったのだ=休日の夜間。あとホンの10分くらいもたもたしていてくれれば良かったのに。
_ ネネが今の君の年齢の時、君がうちに来たんだよ。もっとネネはおとなだったね…。病院から帰宅してからは、毎日ニニとネネはふたりで学校から走って帰ってきて、「赤ちゃんは!」とまっしぐらに君の所へ駆けつけたんだよ。…11年かあ。甘ったれだけどそれなりにキリッとした少年になっちゃって。長かったようでもあり、短かったようでもあり。あと11年するとネネの年か。ぎゃー想像できない!
_ プレゼントはガンプラとデュエルマスターズのカード箱買い。それからネネ&ネネのカレシからはサッカーシューズとシャツ、ヒャーかっこいい。ニニからはガンプラ3箱1000円。当人のたっての希望で「マグロのお刺身が食べたい」…なぜに11歳の誕生日をこのようなところ(焼酎がいっぱいある居酒屋レストラン)で祝うことに?会計の時ぐるなびクーポンが一発で出ず(ケータイ)「えーと…さっきメモした画面はどうやって…」とか言っていたらお兄さんが「…見ましたっ!」と勘弁してくれた。
_ Jo Walton 'Tooth and Claw' (2004世界幻想文学大賞受賞)がたぶん『龍の誇り』早川書房として出るそうです。
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訳者の和爾桃子さんからお知らせを戴きました。
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6月上旬には、ヴィクトリア朝小説を下敷きにドラゴン世界を舞台にした、かなり皮肉のきいた「アゴールニンズ」というファンタジイを上梓いたします。ウィン=ジョーンズの「グリフィンの日」がお好きと以前に書いてらっしゃいましたので、たぶんお気に召すのではないかと存じます。
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Agorninsですね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0765302640/
和爾桃子さんは、『鳥姫伝』シリーズを訳された方です。
_ 西郷信綱/『日本の古代語を探る―詩学への道』/集英社新書
_ この著者は90歳ぐらい。ここに収められているのは決して昔の著作ばかりではないらしい。書き下ろしというのもいくつかある。単に未発表だった文を書き下ろしと言っている可能性もないではないが、それにしてもこの高齢で現役。
_ ちらっとあとがきと解説を見ただけだが、とっても面白そうで、なぜ記紀万葉のあたりがわくわく胸躍るのか、そうか!文字を持たなかった「ことば」が、文字と出会ったことにその面白さがあるのか!と、改めて思った。
_ 世の中にはいっぱい知りたいことや面白いことがあるねえ!
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そうだ、つつじ祭行こう!
というわけで、あまりのいい天気に、根津に行ってきた。連れ合いは仕事、娘は面接。長男はバイト(おとといから始めた)。次男と行ってくる。日焼けしそうな、爽やかな天気!
_ 春〜初夏になると俄然そばが食べたくなる。きょうも「蕎麦!そば!」と連呼して、十数分歩いて十条の蕎麦やに行った。この辺では積極的に行く気になる数少ない店。私は揚げ茄子蕎麦(冷)、つれあいは舞茸天蕎麦(温)、次男はと言えば「とろろの冷たいの?」「じゃなくてねえ…そばがき!とろろもいいけどやっぱりそばがきが一番だよねっ!」カメラはスタンバイしていたのに、きれいに食べ終わってから「あっ、撮るの忘れた!」
_ 帰りはすぐ裏の公園でふらふらしてビタミンD産生に励んで参りました。カラッとして日向はまぶしく暑いほどだが、風は冷たさを含んで、日陰では肌寒いほど。ハナミズキが盛りで、この後はフジ、桐の花、それから野バラ、バラだねえ。
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西郷信綱/『古事記注釈 第一巻』/ちくま学芸文庫
Susan Price 'King's Head' Scholatic
上橋菜穂子/『蒼路の旅人』/偕成社
_ まだ『日本の古代語を探る』読んでるところだがたまたま昨日寄った本屋で『古事記注釈』が新刊として出ていた。『日本の古代語を探る』の印象としては、とても自由でいながら押さえるべき所はきちっと押さえる、しかし囚われない。闊達、大げさに言えば雄渾と言いたいような気持ちの自由さを感じる文章。いま禅智内供の鼻の所。
_ スーザン・プライスはべつに新刊ではないがamazonで目に付いたので。
_ 旅人シリーズは守人の別シリーズで、チャグムの話。よく書き継いでいるなあ>上橋さん
_ WOWOWでやっていたのを見たが、うーんこれは大画面で見たかった。しかし外科手術だの船上での戦闘だの、かなり容赦ない描写なので劇場だとちょっと辛い部分もあったかも。でも音楽がなかなか昔ぽいいかにも「映画」ふうでぐっと来ちゃうな。チェロはヨーヨーマだとか。
_ ラッセル・クロウが全然英国軍人らしくなかったが、親友の軍医スティーブン・マチュ−リンを演じたポール・ベタニー(こういうタイプ大好き)と、トム・プリングズを演じたジェイムズ・ダーシー(ハンサム)が良かった。ピピンの人(ビリー・ボイド)も操舵手として出ていた。我らがサプライズ号がフランス艦アケロン号と戦う下地や、海軍の士官候補生の仕組みなどがサッパリ分かってないのでちょっと??でも皆さん海の上でもじつに窮屈な格好しているのね。
_ 以前からよく言われていた、予告編やチラシが内容と違うものを想像させる、と言う苦情は確かにその通り。いつか時間があったら原作の方も読んでみたいな。海洋ものって魅力あるんだもの。
_ うー大立ち回りがあるでもなく見た目には淡々としているのだが、チャグム(ほか登場人物)の心理描写が主なので大変重い。
_ そしてチャグム皇太子、仰天の奇策。心が解き放たれたかのようにふっと軽くなった瞬間の描写に、読んでいる方も肩の緊張が解ける。しかしこの解決策、男性の作家ではなかなか出てこない発想なんじゃないか。
_ 読み終えて本をぱたっと閉じた瞬間、○○はネタバレだとおもった。
_ もう着そうにないものをより分けてゴミ袋(45L)に5袋。でも収集の日は12日、これをそれまでどこに置くか?しかもこれは粗選別なのでもっと増える見込み。
_ 本とか紙類の整理は、全〜然。
_ 気持ちのいい天気だったので…温度も高すぎず適度に風もあったので…夏掛けや毛布、タオルケットなどを干した。お日さまの匂いはいい匂い。
_ 夕方、どうにもまとまらなくなった髪を切ってきた。「二時間くらいで帰るからね」と次男に言ったら「切るだけでぇ?ぼくなんか15分で終わっちゃうよ!!」と信じられないという口調。そりゃそうだ、いつもネネがさささっと切ってくれるんだもんね(けっこう上手)。
_ このところ行くたびに「前より短くしちゃって」とお願いするんだけど、ふた月たつとぐんと伸びちゃうのは、やはり伸びるのが速いんだろうねえ。パーマを止めてからやはり髪の傷みはないみたいだし、一時あったような髪が痩せてきたという感じもない。ひたすら元気に跳ねまくっている<これが困るんだけど
_ 先日やはり髪を切ってきた娘がなかなかいい具合だったので、それを美容師さんに見せようとケータイで撮っておいた。ところが行く前に確認したら、見えない。ミニSDのデータなのでPCにもバックアップしてあり、それをもう一度上書きしてもなぜかケータイでは読めなくなっている。他のデータは全部読めるのになぜにこれだけが?もう時間がなくて「娘の髪型を見本」という計画はあえなく潰えたのであった(T.T)
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