ニムの木かげの家 日時計 2005. 7月

 
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2005.0705(火)

帰宅しました

_ 田舎をいっぱい回って、楽しかったぁ!田園に埋もれたかったです。

_ ヒースローでレンタカーを借りて
Oxford 2泊(と言っても最初の日は夜遅く着いた)
 市内(夜のうちに駐車違反の切符を切られた(;.;)
 ブレナム宮殿(チャーチルが生まれたところ)
 Bibury(バイブリ、コッツウォルズの端、モリスが最も美しい村と言った所。いやほんとに。)

_ Uffington 3泊
 サトクリフに出てくる白馬(英国で最古のHill figure)
 トム・ブラウンに出てくる家(=B&B)
 ケルムスコット・マナー(モリスが住んだ家これは綺麗!)
 バスコット・パーク(上記近くの邸宅&庭園)
 Avebury(エイブバリ、英国最大のストーンサークル+怪しい先史時代の遺跡がある)念願のダウジング体験!ダウジング棒も買ったのだ!

 ストーンヘンジ(思ったより小さかったがさすがにかっこよかった)
 Lacock(レイコック、これもバスに近いコッツウォルズの端の昔の面影を良くのこす村、是非にと薦められて行った)

_ Bath 2泊
 ゴーストツアー(10時過ぎまで明るいのでスタート8時ではちっともゴーストぽくなかった)
 ローマン・バス(これはすごい)、バス寺院、特徴的な建物の数々、ジェーン・オースティン博物館とか(5年間住んだそうだ)
 Avon川をオープントップボートで散策

_ 車は返してバスでヒースローに戻り今日19時頃帰宅

_ たくさん歩いたので死にそうに疲れた。田園は行けども行けども本当に本当に美しかったです。ストーンヘンジも強力に薦められて行ったが、これは行って良かった。思ってたのより小さくて2/3くらいの感じではあった。ところがこれがあるソールズベリ平原には陸軍(多分)の広い演習場があって、時々「戦車通過に注意」とか書いてあり、なんとストーンヘンジでは丘の向こうからひっきりなしに大砲の射撃訓練の音がやかましく聞こえるのであった。興ざめ。そんなことこれまで聞いたことないよ。ストーンヘンジのすぐ周りを取り囲むように通る幹線道路はここ何年かで地下化され、見た目田園風景に戻すとのことだが、それと同時にあの射撃の音を何とかして欲しいと観光客は思った。

ミリオンダラー・ベイビー&海を飛ぶ夢

_ 機上で見た。海〜は往路で、ミリオン〜は復路で。

_ ほかにウィル・スミスのHitch(邦題なんだっけ)、その他も見た。彼は可愛いだけじゃなくっていい声してるね。面白かったので手を打って大笑いしそうになって危うくとどまった。

_ それで掲題なのだが、どちらも今年のアカデミー賞受賞作。ご存じの方も多いと思うが、私はどちらも内容を知らなかったので、復路でミリオン〜の後半にいたって大変驚いた。しかしミスティック・リバーと言い、イーストウッドは本当に暗いな。

ナルニアのペーパーバック

_ フルカラーコレクター版 ペーパーバックなのに!

_ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0064409430/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0064409422/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0064409406/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0064409465/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0064409449/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0064409457/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0064409414/

_ オールカラー日本語版よりいいかもです。

2005.0708(金)

ロンドンが

_ 大変なことに。数日違っていれば、遭遇しないまでも帰ってくるのに支障があったかも知れなかった。今回の旅行はJALだったので、飛行機が落っこちないかは心配だったが、テロについては全然懸念していなかったし、ヒースローでも成田でも昨年より警戒は厳しく感じられなかったのに。キングズクロスも、ラッセルスクエアも以前何回か通ったところでもあるので、トーキョーでも起こりうること、とぐっと身近にその怖さを感じた。

_ #不謹慎ですが、ポンドが急落したのでちょっと惜しかった(^^ゞ

『太陽の戦士』

_ 岩波少年文庫化。昔ハードカバーで読んだので大変に久し振りの再読だ。

_ さすがに素晴らしいが、醒めた目で言わせてもらうと、別に青銅器時代じゃなくてもどの時代背景でもいいじゃん、という感じはある。やはりローマン・ブリテン作品には大きな時の流れと広がりが与えられているので、それがもつ必然性には『太陽の戦士』と言えども敵わないと思った。いやーでも心理描写も自然の描写もいいね。

_ どうせ文庫化するなら、新たに「混血人」とか宗教的背景とかの解説をつけてくれても良かったのに。

_ #バースのローマ風呂の日本語オーディオガイドで、ブリテンにやってきたローマが土着の文化をうまく取り入れて支配していく様を説明するのに、やたらと「原住民」という言葉を使っていたのが、若干突っ込み対象ではあったが、むしろ率直で良かった。

〈読み始め〉『ホミニッド』

_ 『ホミニッド』昨日から読んでいる。どこかで聞いたことのある「カールトン大」という名が出てきて思わずにっこり。

最近の購入本

_ 高橋功/『モダニストの夢 聴竹居に住む』/産経新聞ニュースサービス
デイヴィッド・イーリイ/『大尉のいのしし狩り』/晶文社

_ 聴竹居のことは某スローライフ系雑誌で知った(スローリビング)。あーもの捨てたい本棚欲しい本棚欲しい!

2005.0709(土)

してはいけない質問とか

_ ウィリアム・モリスの住んでいたケルムスコット・マナーにて。

_ 各部屋には、ボランティアみたいな解説おばちゃんたちが名札を付けて立ってる。

_ 見事な刺繍のベッドカバー(コットンかリネンみたいな薄いもの)をみて…傷みやすいので触るなと書いてある
Q1:実際に使っていたのでしょ、お洗濯はどうしていたんでしょう?
A1:…あら!そうね、確かにね!でも私には分からないわ、今はとても傷みやすいので洗ったりしないものだから…でもそうよねえ!?

_ モリスの作った美しい本、どの資料写真を見ても、ここにある実物もいつも同じページが開かれている
Q2:もし見られるとしたら他のページにもこれと同じくらい美しい挿絵があるんですか?
A2:…あらっ!分からないわ、私たちは触ることが出来ないので見たことがないのよ…(おろおろ)どうなのかしらねえ!?

_ 沢山の様々な種類・厚さの布の織り見本を見て
Q3:この厚さなら椅子とか、これならカーテンとかでしょう?この厚さのは何に使うんでしょう?
A3:…あら!何かしら、場合によってはこれもカーテンにも使えるのでしょうけど…ここにあるのは全部織り見本に過ぎないから…(おたおた)でも何に使うんでしょうねえ?

_ ごめんなさい人の良いおばさま方!でも他にもいくつも質問して、大変親切に丁寧にお答えしてもらいました。モリスとその仲間への愛と誇りが感じられて(それだけが観光資源であるような相当な田舎なのだ)、例えば訪問客のほうが「モリスが」という所を「ウィリアムが」「ウィリアムその人が」って誇らしげに言うんですよ。

_ 彼の作品によく見られるアカンサスの植え込みがあったので、あれは英国ではポピュラーなのかと訊いたら「大きいものだしすぐにはびこっちゃうので、広い大きな庭向きね」とのこと。日本ではあまり見ないのですよと言ったら「葉っぱを一枚持って帰ったらいいわ」「え、一枚ですか」「そ、一枚で十分よ、はびこるんだから(にっこり)」いやそうじゃなくて本気で持って帰れと言ってるのかと思って訊き返したのよ(^-^)/

2005.0710(日)

ep3

_ 見てきましたとも!最初と最後に拍手したかったよーん。なっちの「〜なので?」は健在(-.-#) 連れ合いも、あの字幕はずいぶんよくなかったねと言っていました。

_ 最後があのシーンで終わるのは全く予想していなかったので、そこだけでも1作目からのファンとしての私は大満足!最初に心から異星の地に立っているんだと実感させてくれたシーンだったのだから。1作目をまた見たい!とりあえず今日TVでやる帝国の逆襲を見る。

_ #1作目でオビワンが達観した人として出てくるのは、それまでの間にしかるべき修行をしたからなのね、うん。

ブックバトン

_ 受け取っています。有り難うございます。もう少ししたら書きます。

2005.0711(月)

ダメだ

_ 頭の中でずっとスターウォーズの音楽が鳴り響いちゃって(^_^;

〈読み中〉ロバート・J・ソウヤー/『ヒューマン』/ハヤカワ文庫SF

_ 『ホミニッド』の続き。どちらも面白くてつい夜更かしをする原因になっている。ポンターいい人過ぎ。向こうでは、アリバイ履歴を取り始めてからこれまでの間、ダクラー・ボルベイが抱いたような疑問は表面化しなかったのだろうか?等々ややご都合主義なところもないではないけれど、ソウヤーらしくどんどん読ませて離さない。

最近の購入本

_ ロビン・ホブ/『帝王(リーガル)の陰謀 上 <ファーシーアの一族2>』/創元文庫
ロビン・ホブ/『帝王(リーガル)の陰謀 下 <ファーシーアの一族2>』/創元文庫
ポール・J・マコーリイ/『4000億の星の群れ 』/ハヤカワ文庫SF
天澤退二郎/『夢でない夢』/ブッキング

_ ファーシーアー早く読みたい。

2005.0712(火)

あまりに暑すぎて

_ 首とか顔とか、アセモの前段階状態。朝晩+αシャワーしないと汗の海だ。うー堪らない、風がない。

_ エアコンは極力かけたくない、でも暑い…また苦難の一夜か…。

いい人なので

_ 今日、久し振りに次男のプール(授業)がありそう。これまで雨だったり涼しかったり、暑い日には体育がなかったり、と、ほとんど入れなかった。うきうき体温を測って、プールカードに記載してやって登校。

_ 帰宅してから、「暑いねえ、今日はプールあったのね、良かったね」と言ったら「うん。でもプールカードにハンコなかった」ずきっ!体温を記載してもハンコが押してないと入れてくれないのだ…どんなに暑いカンカン天気でも!明らかに大人の字で書いてあっても!

_ 「でも入れた」「えっ、どうして、でもよかったね!」
先生が、家に電話しても当然誰も出ないので「体温はおうちの人が書いたんだね?」「そうです…」「じゃ、いいよ!」と許可してくれたとのこと。これまでの先生たちは全員「ダメ」だったのに。ほっとして「なんていい人なんだ!」と叫んだ。

_ 連絡帳兼用として一年間続けることになってる一言日記に、息子がそのことを書いていた。「……プールカードにハンコがありませんでした。でも、先生がいい人なので、はいれました。ありがとうございました。」

2005.0714(木)

sad!

_ 英語のセンセとスターウォーズ話。センセ「最初にあの音楽が聞こえて、例の字がダーッと流れていくところで、ああ〜これで最後かと、悲しかった…!」

_ ちょっとメロドラマチックだと思った…セリフがあまり良くなかった…アナキンがダークサイドに寝返る動機がちょっと弱い…
等々ひとしきり盛り上がったところで振り切るように「この話何時間でもしゃべれるからこれで止めにして、授業しなきゃ(^^ゞ」

_ まだ見てないけど見たい、というもう一人の生徒(娘と同い年の子)にセンセと二人で「是非見ろ」「早く見ろ」とお薦めしたのであった。

2005.0717(日)

『帝王の陰謀』下巻に突入

_ 決して読みやすい、とは言えないのだが貼り付いたように離れられない(それにしてはなかなか進まないが)。

_ ひえ〜、道化って道化って。なななな、なんなのだー。

_ 日本語タイトルがとーっても直截と言うか何というか…、むー。

corpse bride

_ 7月公開(日本は9月)の「チョコレート工場の秘密」は楽しみですが、同じくティム・バートンのストップモーション作品corpse brideもた・の・し・み!(10月日本公開とか)
http://wwws.warnerbros.co.uk/corpsebride/

_ #タイトル見てサリーの映画かと思っちゃったよ。

フィッツ@帝王の陰謀

_ 後刻:下巻あと半分弱。でもさー反逆になるからと言って王自身の生命に迫る危険を取り除かないのって…、うーむ。取り除けないと言うこともあろうが、むしろそういう倫理体系だと受け入れるしかないんだろうなあ。とにかくプイッとして王を放っとくなよ>フィッツ

_ 不安にさいなまれているときのケトリッケン王妃って、大柄で堂々とした見かけまで失っているように見える…ペイシェンスと混ざってしまう。そのギャップがちょっとちぐはぐに思える。そのへんの書き方はちょっとうまくいってない?

_ 道化の出自・正体には大変興味があるが、どうかどうかファンタジー的に興ざめな解決にだけはしないで欲しい…!タノムヨ。

『リーガルの陰謀』読了

_ ひぇー、びっくりもうこんな時間ですか。やめられずに読み続けて、さっき読み終わって魂抜けた。いや終わる前に抜けたんだけど(^-^)/

_ いやはや、これまでの全部はここへ向けての枕ですか状態ですよ。

_ リーガルがあまりにバカっぽいので興ざめだとか、ブリッチかっこよすぎとか、王さま何とおいたわしいとか、おお道化よ道化とかいーっぱいあるんだけど、下巻の後半でびっくらこきました。何と大技をかましたんだ。

_ で赤い船団は…?ヴェリティは?うー続きはどうなる待てないっ。なんて言っていたら辛抱が足りないとシェイドに強烈一睨みを食らうであろう。

_ というわけで、このファーシーアーの一族をまだお読みでない方は是非とも手に取られたい。しくしく(続きが読みたくて泣いてる)

2005.0718(月)

暗殺者の誘惑

_ そうだっ、ホブの原作はとっくに出ているんだから…
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0553565699/
3作とも原題ストレートでしかも格好いいっ。

_ しかし3作目も長い、字が小さい(784 p)。ただでさえ積ん読本に溺れかけているのに、こんなものに手を出した日にゃ…。

_ しかしちょっと見本で中味が見ていたいと誘惑に負けたせいで見てはいけないものを見てしまった。amazon.comのこの大きい表紙画像…後ろに見えるはドラゴンじゃありませんかーっ(嬉)。えーっ、ていうことはヴェリティが……のは…???? いやいやいやいや、買わないぞ買わないぞ…!
http://www.amazon.com/gp/reader/0553565699/ref=sib_dp_pt/002-4308398-0986424#reader-link

_ でもハリポタの読者でさえ(失礼)次の訳本が待てなくて原作に手を出すんでしょ……
いやいや、買わないぞ…!

バットマン・ビギンズ良かった

_ ティム・バートンの手を離れて以来興ざめだったバットマンだが、新作は噂には聞いていたがほんとに面白かった。ゴッサムシティはキラキラしく未来都市っぽいが、かつ現実の都市のようでもあり、しかもものすごくダークでババッチイ。バートンのバットマン映画はやっぱりおとぎ話だが、これは違う。もっとリアル。

_ 主役はやっぱりマイケル・キートンでなきゃあ、とは思うが、今度の人(クリスチャンxール)はマスクをかぶったときの口元がキリッとしているから許す。
脇を固める俳優陣がなかなかだ。執事アルフレッド(マイケル・ケイン)、ゴードン刑事(ゲイリー・オールドマン)、フォックス(モーガン・フリーマン)など。ゲイリーさまはなんと普通人の役ではありませんか。いつキレるかと半ば期待したが、それはなかった。でもこの人の演技はすごいね。最初の登場シーンの目でぐっと引き込まれた。フリーマンはさすが素敵な役だが、いつも同じようなキャラだとも言える。そして何と言ってもアルフレッドォ!あなたなくしてブルース=バットマンはない。ワケわかんない語をしゃべるケン・ワタナベは、まあ特に何でもないが、逆に違和感なくうまくはまっていたということだろう。

_ バットモービルは、パンフレットを見たときにモービルじゃなくてこりゃバットタンクだーと思ったが、実際に警官のセリフが「タンクだ」だった。ジェットエンジンを持ってる割りにはちょっとのろいな。バットスーツはかっこいいが、翼がちょっとビニールぽかった。いつも思うが、あのピンとしたお耳が可愛いよね?

_ スケアクロウの顔を這い回る(ように見える)ウジ虫みたいのは、原作にも出てくるのか?あれはゴメンだな。

_ でもって、最後にちゃんとオールドマンが次なる敵ジョーカーの出現に言及するのだ。このように前日譚が先行する作品に繋がるように作られている点や、ブルースの修行および師弟対決のあたりが、SWと類似しているように感じられる。そうかスケアクロウというのが黒幕なのか、原作を知らないものだから単純に悪いヤツらが出てくるだけかと思ってたよ。そのへんもSWに似てるな。リーアム・ニーソンの役どころがあっちとこっちとでちと違うけど、顔はもちろん髪型も似てるので混同しそうだ。

_ 土曜の夜の映画館(シネコン)は、9時を回ってもまだまだ混んでいました。ともかく忘れずに見に行って良かった。

梅雨明けた

_ クリーニング屋のお兄ちゃんが「明日もあさっても雨降る予定ないからもう明けるんじゃないですかね」最近は雨も予定立てて降るのかよと内心で突っ込みながら笑っちゃった。
めいっぱい2度洗濯機を回した洗濯物も、ふとんも枕も大変良く乾きました。さあ猛暑に突入だ。

_ この暑いのに娘は海水浴だって。暑いから行くのか。

何でイギリスで(^^ゞ

_ 次男へのおみやげ

_ バースのMarks & Spencer(イギリスの百貨店、スーパーと百貨店の間みたいな感じ)オリジナルのTシャツ・ショートパンツセット。どうかなーと思いながら買ったが、大変お喜びで、この前ep3を見に行くときに意気揚々と着ていった。パジャマじゃないかという気もするが普通の衣料の売り場にあったししっかりしてるからいいか。

_ この時のレジにいた人の一人が日本人で、「あの〜、日本の方ですか」と何だか懐かしそうに声をかけてきた。中国人と結婚してバースに住んで2年半とか。ツアーじゃない日本人は少ないのかしら。

_ 他にも今回、オックスフォードの植物園のチケット売り場にいたのが日本人の女子学生。以前ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館のミュゼアムショップにも日本人店員がいたなあ。

2005.0719(火)

ありがとうユニクロ

_ ユニクロのドライメッシュクルーネックTシャツ

_ 朝職場に着くまでに汗だくになってしまうので、到着したらほかのに着替えるつもりでこれを着てきた。家で着る用に買ってあったがまだ着ていなかったもの。そうしたら、結構汗かいていたのに、到着して扇風機に当たったらあっという間にすっきりさらさら。結局着替えないでそのままで済んじゃってる。デザインや色はいまいちだが、機能的には大変優れていると思う。1000円だし!きちんとした格好を要求されない職場で良かったワ。

_ #サッカーとか、最近のスポーツ用のシャツにあるみたいな、ツルツルっぽい感じのポリエステル素材のやつ。見たところ汗なんか全然吸い取りそうにないのにね。

ダール/『チョコレート工場の秘密』/評論社(柳瀬尚紀 新訳)

_ このくらいの長さなら原作と付き合わせて言葉遊びを追体験したくなった(なっただけだよ)。

_ あまりの暑さに次はやっぱりひんやりした別世界に行きたくなり…

〈読み始め〉デ・ラ・メア/『九つの銅貨』/福音館文庫

_ を手に取る。昔ハードカバーで読んでいたが、ことし文庫化したので買っておいたもの

_ まだ最初の方。グリゼルダと言う名ははやっぱり私にとってはファージョンなんだけど、イメージがだぶっても取り立てて問題ない。妖精のおかげで家が豆の木で取り囲まれてしまうのは、今思うとムーミンの家でツル草?が繁殖してうちじゅうツルだらけになっちゃうところを思い出す。こちらの原作は、amazon.ukでも絶版の模様。残念だなあ。

2005.0720(水)

バーン・ジョーンズの絵

_ アフィントンのB&BのオーナーCarolに薦められてケルムスコット・マナーの帰路に寄ったBuscot Park(バスコット・パーク)は、広大な庭園(釣りの出来る小さい湖+大きい湖を含む)が美しいが、18世紀の邸宅バスコット・ハウスの中に絵画のコレクションをもち(The Faringdon Collection、=ここの持ち主はファーリンドン卿)、その中にバーン・ジョーンズのThe Briar Rose(ブライア・ローズ)と言う連作があった。いずれも横が2メートルを越す大作(部屋が大きいので絵の大きさがよく分からない)。

_ これは眠れる森の美女を王子が助けに来たシーンで、リンク先の上から順に左から右へと飾られている。

_ 観光客のちょっとよれよれしたおじいさんが「あー、これはスリーピング・ビューティの絵なんだけど、その話は知ってるかい?」と声を掛けてきたので、「もちろん知ってますとも」と返事したら、その後に話が続くのかと思ったのに「おや、そうかい、じゃあいいや、うんうん」と頷きながら行ってしまった。英語が不自由な悲しさ、「おじいさんのスリーピング・ビューティの話」を聞かせて、ととっさに話を続けられなかったのが悔やまれる。

_ ここの庭園はこれまた美しく、中でも入り口近くのウォールド・ガーデンのなかに見事なものがあり、目にした瞬間「うわあ!」と声をあげて立ちつくしてしまった。もう少し引いて撮ってもらったら良かったのだが、良さがいまいち出ていないぞ。

白馬の村で

_ UffingtonアフィントンのB&Bのすぐ近くから、思いがけず白馬が望めるスポットがあった。すると道の奥の方からこれもけっこうよれよれした散歩のおばあさんが出現。「カントリーサイドが好きなのかい」「とーっても好き、白馬を見てるの、日本に帰りたくない」ずーっと長いことこの村に住んでいるのかなあ、どんなふうなのかしら、と思って返事したら話が突然変わって「…私ゃ去年手術したんだけど、あんたみたいな若いナースの人たちがとても良くしてくれて、あんたを見てるとその若い人たちを思い出すよ…あんたもちょうどおんなじようだ…(遠い目)…」と一緒に白馬を眺め…「じゃね」と行ってしまった。

2005.0722(金)

映画話

_ 昨日はまたプライベート状態だったので、最初半分近く映画の話。

_ バットマン・ビギンズから始まってチョコレート工場、シザーハンズ、等々の話。

_ チョコレート工場がもうアメリカ方面では公開されていると言ったらセンセ、ワオ、とびっくりしていた。以前のバージョンは、向こうではいわばクラシックで、子供たちは何遍も見てるのだそうだ。原題は「ウィリ・ウォンカとチョコレート工場」だよ、って。

_ 最初のバットマン役がマイケル・キートンだったことから、「今彼は映画に出てるのかなあ?」実は先日飛行機で彼が主演の新作「ホワイト・ノイズ」(だったと思う)を見たので、そう言うと「あーっ、そういえばそうだったかも!どうだった?」うーんホラーっぽい、あまりできがいいとは言えない映画だったなあ。死者の世界から音声や画像を通してメッセージが送られてくる…じつはその世界には邪悪な意志が働いていて…3人の悪魔っぽい姿が…ウギャーッ。

_ またスクールのロビーのビデオでロビン・ウィリアムスの「いまを生きる」を流していたので、その話。授業前にほかのセンセから原題がDead Poets Society (登場する高校生たちの秘密サークルの名)であることを聞いていた。美しいタイトルだけど確かに邦題としてこの直訳ではあまり意味をなさないかも。この邦題ってどこか作品中に出てくる言葉だった?センセはこの作品は自分にとってとても特別なものなのだと言って「雪のシーンが実に印象的だ…」と半ば感傷に浸っていた。

_ お勉強の方は、予習はしていったが、やっぱり単語や言い回しを忘れちゃっていてショボーン。スポーツがテーマだったが、アメリカではほとんど誰もオリバー・カーンなんて知らないのだってさ。

「私はファンタジーの熱心なファンではない」

_ ていうか全然ファンじゃないんじゃない(^_^;

_ ファンタジーもう書かないとハリポタ作者
その元記事 タイム誌の4ページにわたるインタビュー記事。ナルニアも指輪も読破したことないというのは1ページ目の一番下の部分。

_ この前のハリポタ邦訳は、本が残って残って大変と聞いていたが、原作6巻目は相変わらず大変な売れ行きと言う、さて日本ではこのあとどうなるのかしら?

_ 先日、ハリポタ映画新作の予告をやってた。映画はそれなりに画面が楽しめるんだけどなァ。

購入本

_ めずらしくけさ新聞広告が目に入ったので。

_ 小説新潮 8月号 特集 畠中恵とあやかしの世界 (番外編「動く影」が収録)

_ 8月末に『しゃばけ』『ぬしさまへ』『ねこのばば』に続く第4作目『おまけのこ』が刊行されるそう。

2005.0723(土)

レオノール・フィニ展

_ これからレオノール・フィニ展@BUNKAMURAに行くことにした。明日まで。
暑い土曜の混雑した渋谷なんて考えるだけでもイヤだァ!とウンザリしてたのだけど、幾分涼しそうなので頑張る。

_ 夜のジュンク堂池袋トークショウは大変行きたいのだが、体調不良&諸般の事情のため見送り。とっても近いのにい(T.T)

_ 昨晩は8時間睡眠で、それなりによく寝た気はするのだが、やはり頭はボーッとして時々クラクラっぽいし、体もだるい。気をつけてはいるがやはり冷房病=夏バテなのかも。昨日おととい赤くなっていたノドの痛みは治った。

_ 後刻:7月31日まででした。私にとっては明日までしか行ける日がないのであった。大変興味深かったです。

_ 一緒に行くのを若干渋っていた次男も、いざ行ったら、けっこう面白がって「近くで見ると細かく描いてあるのに、遠くで見るとボーッと見える、ほらほら、面白い!」「これはさっきもあったあの人の顔だ!ほら、これこれ(フィニ本人)」とか騒いでた。パリのフィニの家のビデオを流していたが、猫屋敷。猫、猫、猫、猫がうじゃうじゃ

2005.0727(水)

最近の購入本

_ スーザン・クーパー(再話)/『妖精の騎士タム・リン−スコットランドの民話』/小学館
『SFマガジン 9月号』/早川書房
Robin Hobb 'Assassin's Quest' Spectra

デ・ラ・メア/『九つの銅貨』/福音館文庫 とか鳩小屋とか

_ むかーしの再読だけど、やっぱりいいなーデ・ラ・メア。「ルーシー」で訳のせいかどうか、主人公が夢見がちな少女から何年も何年もたってもずーっと、腰の曲がったおばあさんになっても、感性は少女のままなのがほんとにいじらしい。最後、長年住んだ石の館を離れてまた何年も我慢した挙げ句、うち捨てられた石の館に戻るところなんか切なくて圧巻。

_ 「魚の王さま」での魚の貯蔵庫で過ごす主人公ジョン。フナに変身して魚の王さまに釣り上げられ、他の本物の魚たちと同様貯蔵庫でコケにくるまれぶら下げられて、食べられるまでの間何日も大事に(魚が人間の姿に変身したと思われる少女に)世話されるのだ。そのひっそり薄暗く苔っぽい描写はなかなか魅力。ほとんど自分も変身しそう。

_ 五つの収録作どれも昔話風でいてどこか風変わり、教訓があるようなないような、そして風や川、鳥の声、少年の息吹、どれもが耳元でしっとりとささやきかける。

_ なかに「鳩小屋」という語句が出てくるのだが、これまでだったら気にせず読み飛ばしていた。しかしこの前初めて知ったのだが、イギリスの田舎ではdovecoteなどと称され古くて面白い形のものが今もたくさん残って(修復されて)いて、そういうガイドブックもあったりする。ケルムスコット・マナーにもあって白鳩がたくさん群れていた。泊まった村の近辺や、ストーンサークルのAveburyにも。鳩が出入りするための小屋根がかわいいのだ。

_ なぜ鳩小屋がこんなにたくさん?そんなに伝書鳩が流行っていたのか?とも思ったが、それもあるが主たる理由は、鳩は厳しい冬場の大事な蛋白源だったのだそうだ。うーんリアル。

_ 鳩小屋、右下の方のリンクをクリックすると写真も出てくる。
ナショナルトラストのサイトから

_ デ・ラ・メアが生まれたのはイギリスでも気候が良く美しいと言われるケント、いつか行ってみたいな。デヴィッド・アーモンドの『火を喰うものたち』でも北部の決して豊かではない海辺の街に、南の美しいケントから引っ越してきた少年が象徴的に出てくる。

_ それにしても海っぽくため息のような美しい名だなあ>デ・ラ・メア

スーザン・クーパー(再話)/『妖精の騎士タム・リン−スコットランドの民話』/小学館

_ 絵本仕立て。基本的には元になる古いバラッドと大きく変わっているわけではないが、この本ではスコットランドの王女さまが主人公で、この子は黙って刺繍をして自分を連れに来る王子さまを待っているなんてイヤよ!つみ取られるのと待っている花なんてイヤだわ、私は自分でつみ取るの!というような子。

_ うんざりな刺繍を放り出し、禁じられたカーターヘイズの森に駆けだしていって赤いバラを摘み取ると、妖精の騎士タム・リン(じつは赤ん坊の時に妖精の女王に誘拐された人間)にとがめられる。バラッドではこの少女はたいてい(バラの代償としてか愛のしるしか)純潔を奪われ妊娠するんだけど、ここでは相思相愛になるだけ。夏至の晩に生け贄になる運命のタム・リンは、彼女に助ける方法を教える。マイルズ・クロスの井戸のところで隠れて待っていると妖精達の行列が来るから、どれもやりすごし、炎の息を吐く白馬に乗っている者が来たらそれが自分だから、その手をつかんで離さないこと。女王が気付いてタム・リンをいろんな姿に変身させるが、絶対に離さず、井戸の中に投げ込むように。そしたら何が起こるか分かるから!…さて首尾良くタム・リンの手をつかんだ彼女は、タム・リンがオオカミに、蛇に、大鹿に変身しても手を離さなかった。最後に真っ赤に焼けた鉄になったが、それでも我慢して井戸に放り込んだら…

_ 魔法が破れてちりぢりに空へ去っていく妖精達、これスーザン・クーパーのどれかの作品の中でも出てきた光景だな。

_ カーターホーというタム・リンが住む森の名前が好きなんだけど(いかにもスコットランドぽい)、この本ではカーターヘイズになっている。バージョンによっては、この妖精の行列が通るのは夏至だったりハロウィーンだったりもする。以下のサイトにいろんなバージョンがある。こういうのって奥が深いね…。こんな中に埋没したい、というのが私の願いの一つ。タム・リンのサイト

_ マキリップのWinter Roseもこれのマキリップ・バージョンてわけね。

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ニムの木かげの家
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最終更新
2005.08.23 22:20:56