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2005年9月 | ||||||
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_ というのが今日のユニットのお題であるが、センセと私は本好きという点で無条件に意気投合している部分があるので、センセも「いつも喋ってる話題だけどナ!」って感じ。生徒は私を入れて二人。
_
セ「一番好きな本は?」私「えっ私?センセが代わりに言えるでしょ!そちらどうぞ!」はともかく
セ「最近何か面白い本読んだか、or今読んでる本は?」
そこでつい正直に七悪魔を挙げちゃったのが運の尽き。いや私とセンセの運の尽きじゃなくて、もう一人のマジメそうな生徒の。<男性、多分30代初め
_ セ「何についての話?サマライズして」私「えーっサマライズ!えーっと、地獄の7人の悪魔が主人公でね、どうも最近彼らの仕事が怠慢だと地獄の大魔王が言い出して、もっとちゃんとそれぞれの役割を果たせー、人間を堕落させろ、と送り出してぇ」(堕落なんてちゃんと英語で言えませんがね)センセはそれ聞いてにっこにこしちゃって、ところがもう一人の生徒は目を白黒して一体何じゃそれ状態。私「宗教とか歴史とかがいっぱい入ってるけど、それ抜きですんごく可笑しいんだ、ウン!」
_ クラスが終わるや、センセ「作者は誰だって?題名は?」といそいそ書き留めて嬉しそう。「もう読む本が沢山あって、あれも読まなくちゃ、これも読まなくちゃ、で追いつかないよ!」どこかで良く見聞きするセリフでございます(^-^)/
_ ついに未来のシベリアの町に彼らは行って、最後のベルフェゴール「怠惰」が人々を…地球までをも、眠りのなかへ堕落せしめる。その結果、地獄の軍勢と天国の軍勢が、図らずも力を合わせる事と相成る。ベルフェゴールばんざい。地獄の大魔王が「神よ…!」と言う羽目に。貴族然とした悪魔たちも最後は漫画のような滑稽さ(これも一つの本性?)を現す。
_ 結局衒学的ではありながら、捉え方としては軽く愉しいエンタメとして(時々は戦きながら)読む、というので正解。いやー愉しかったァ。
_ 次の場所と時代に移る空中の旅のそれぞれが、絵画のように美しいのよ〜。そう、全体として美術館と博物館、そして図書館のすべてを自在に巡るような、何とも贅沢この上ない旅のよう。我々はそこで、あくまでも第三者として、痛みも悪徳も我が身とは関係なく楽しむことが出来る。これすなわち我が身(人間)の悪魔的性質なのだろう。
_ 勝手に写真を撮って回る一本足の「地獄のカメラ」だの、こいつが今回のターゲットだ!と悪魔だけに見えるように示される矢印だの光輪だの、というチープな仕掛けが(昔の映画にありそう)大変可笑しい。カメラにポーズ取っちゃうルシフェル好きだなあ。ちょっとダリみたい。いや大変映像的な作品でした。
_ 実はかなりムーミン(アニメ、原作)には毒されているくちなので…。グッズも好きなのでなんだかんだ持ってる。おさびし山なんて大好きだよ。何と言ってもニョロニョロ(集団で電気を発するところとか)。モランがかなり気になっていたりもする。当然のように、アニメのスナフキンは大好きですが<初恋の人とダブるのだ
_ しかし何と言っても、原作の背景の静かさと作者の筋金入りの反骨ぶり(このふたつは通底している)の取り合わせが魅力だ。
_
たまたま最近スナフキン、ムーミンの銀製ブレスレットを発見したので、以前から買ってあったスナフキンやニョロニョロたちのペンダントヘッドを引っ張り出して一緒につけていたりする(^-^)/
私はトーベ・ヤンソンの人となりや作品成立の事情(の一端)を、何で知ったのだろう?大人向きの本はほとんど読んでいないのだが、色々な本の解説などや、ムーミン展から知ったのかな?ユリイカ?
_ この本では彼女自身の二面性、作品の二面性、本国と日本での作品の受容の差異など、様々な「ふたつの顔」をキーワードに論が進められている。
_ でもそれらは別段目新しくなくて、論としてもなんだか事実を述べる域とあちこちの作品の紹介の域をあまり出ていないように思った。面白かったのはコミックの新聞掲載が始まった事情あたりくらいかな。あとは、そうかコミックをある程度(彼女自身が関わった部分まで)読まにゃあと改めて思ったくらいかしらね。
_ 児童文学のムーミン、あるいはアニメのムーミン、という本当に一面しか知らない人が読むにはいいのかな。それにしてはある程度ムーミンを(ヤンソンを)知っている人向けなんじゃないかな。うーむ。
_ 読んだのは、自伝的小説といわれる『彫刻家の娘』かしら。うーんでもやっぱり父親ファッファン、母親ハムのこともおおよそ知ってたしなー。彼らの名前、暮らし、言語、等々…うーん何か1冊の本で読んだ記憶がある…謎。
_ 『遠い女』が行方不明なので(母の所であろう)、『エバは猫の中』には何が入っていたかな、と思って手に取るとムヒカ=ライネス「旅行者―1840年」が収録されている。サンリオ文庫のこの本自体は遠い昔に読んだので(1987年発行)全〜然覚えてない。大体ラテアメだのマジックリアリズムだの全く意識にない頃だし。まあそんなわけで、何もしたくない病の私は半分眠りながらこれを読むのだ。
_ それぞれの収録作:
_
『エバは猫の中』
アランダ司令官の手(アルフォンソ・レイエス)
波と暮らして(オクタビオ・パス)
犬が鳴いてないか(ファン・ルルフォ)
生活費(カルロス・フェンテス)
カナリアとペンチと三人の死者のお話(ホルヘ・イバルグエンゴイティア)
包誠による歴史(サルバドール・エリソンド)
遊園地(ホセ・エミリオ・パチェーコ)
ミスター・テイラー(アウグスト・モンテローソ)
エバは猫の中(ガブリエル・ガルシア・マルケス)
イシチドリの夜(ガブリエル・ガルシア・マルケス)
記章(フリオ・ラモン・リベイロ)
薔薇の男(マヌエル・ローハス)
閉じられたドア(ホセ・ドノーソ)
羽根枕(オラシオ・キローガ)
水に浮かんだ家(フェリスベルト・エルナンデス)
旅行者―1840年(マヌエル・ムヒカ・ライネス)
パウリーナの思い出に(アドルフォ・ビオイ・カサーレス)
追い求める男(フリオ・コルタサル)
_
『遠い女』
夕食会(アルフォンソ・レイエス)
「流砂」より(オクタビオ・パス)
チャック・モール(カルロス・フエンテス)
分身(フリオ・ラモン・リベイロ)
遠い女(フリオ・コルタサル)
乗合バス(フリオ・コルタサル)
偏頭痛(フリオ・コルタサル)
キルケ(フリオ・コルタサル)
天国の門(フリオ・コルタサル)
未来の王について(アドルフォ・ビオイ=カサーレス)
航海者たち(マヌエル・ムヒカ=ライネス)
_ 何年ももぎに行ってる黒川(稲城)の梨やさん。昨年、一昨年は日にちが取れなくていけなかった。もう大分高齢になっているのでどうかなと思いつつ行ったが、回りはどんどん開発されているなかでまだまだ頑張っていた。とは言え、人手が足りなくてと言って、梨畑の土は苔や雑草だらけで、木自体も素人目にも剪定されていず、もう大変状態。乳牛をやっていて毎年子牛も生まれている。しかし今年の夏はあまりの暑さのため、お産した牛や年取った牛を4頭も亡くしたそうだ。ご主人はまだ口も頭もしゃきしゃきしているが、やっぱり年取ったなあ。息子さんらしい人が仕事しているのを初めて見た。久し振りなのでとても喜んでくれて、オマケもいっぱいしてくださり大感謝。来年もお元気で。
_ その途中でこれもいつも寄るぶどう即売所、久し振りにもかかわらず良く覚えていてくれて、そこも30,28,23になる子供達の誰もがあとを継いでいず、特に頼みの末っ子はどうもモラトリアムらしい。でも以前もうやめるかも…と言っていたぶどうもまた何とか元気にやっているようなので一安心した。こちらは畑にもそれなりに手が入っている模様。
_ しかしン十年昔の東京近郊のド田舎、といった実に懐かしい感じだったここらも、ホントに毎年毎年新築のチマチマした建て売り住宅や、今年は大マンション群も出現し(新駅も出来たそう)、いつまで命があるのかと思ってしまう。毎年数千円のお買い上げですが、応援してるからね…!
_ そうだネットというものがあったんだ!と今更ながら思い出して、CD注文したのが来た。
_ クラウス・ノミをどこで知ったかというと、スネークマン・ショー。ぽちっとなをすれば長年謎だった人のCDがあっという間に届くとは、何と良い時代になったものよ(感涙)
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シンプル・マン
オペラ・ロック
ザ・コレクション〜ベスト・オブ・クラウス・ノミ
次男がジャケを見て一瞬絶句し「これ人?」うん。「これ女?」うん。「だって、歌姫って書いてあるよ」おとこおんなだから(違?)。
ばりばりのカウンター・テナーなんだろうけど、この人の場合、あのドスの利いた中〜低音部があるからいいんだよねえ!シームレスのいったいこれは何オクターブ?大半は英語なんだけど、みんなドイツ語みたいに聞こえる。
_ というわけでまだ(また)CDかけてる。3枚目は、2枚しか出さなかったというアルバムからの抜粋+α。2枚目はアルバムとして確かに彼らしさ・彼の意志がより前面に出ているのだろうけど、1枚目にあるような、彼のエッセンスがストレートに伝わるような素材の部分が何ともいえず魅力だなあ。うーんやっぱり謎の人だ。
_ いかにもこれから台風来襲!という浮き足立つような不穏でワクワクの朝。白い雲塊が青空を粛々と流れ去っていく。地上の木々が強風に吹かれまくって身もだえしているのと対照的ですらある。
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出勤時、大きい信号のところで待っていたら、いきなり後ろから背中にドン!!とぶつかられた。突風で自転車でもよろけてぶつかったのかと思い振り向いたら、時々見かける手足の不自由な女性が、風に足を取られてよろめいてすがって来たのだった。「向こうまでご一緒しましょうか」と手を取り合って一緒に信号を渡ったのだが、向こう側は大きいビルがあるので普段からビル風が吹きがちな所。私も足がすくむ時がある。手がかりのあるところまでご一緒したけど、これで雨風になったら大変そう。
台風ステーション ちょっと可愛い。台風インタビューなんて不謹慎なのかな?と思ったらそんなことなかった。
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川端 裕人/『今ここにいるぼくらは』/集英社
梨木 香歩/『沼地のある森を抜けて』/新潮社
バーナード・コーンウェル/『巨石神殿ストーンヘンジ (上)』/ヴィレッジブックス
コリィ・ドクトロウ/『マジック・キングダムで落ちぶれて』/ハヤカワ文庫SF
アドルフォ ビオイ・カサーレス/『モレルの発明』/叢書 アンデスの風
B.S. ジョンソン/『老人ホーム―一夜のコメディ』/海外文学セレクション
エリザベス・ムーン/『栄光への飛翔』/ハヤカワ文庫SF
ダグラス・アダムス/『銀河ヒッチハイク・ガイド』/河出文庫
ダグラス・アダムス/『宇宙の果てのレストラン』/河出文庫
ロード・ダンセイニ/『時と神々の物語』/河出文庫
『SFマガジン10月号』/早川書房
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ストーンヘンジの本はなぜか上しか来ない。上下とも24時間以内になってるのに、しかも上1冊だけ単独で来た。
『沼地のある森を抜けて』の元になった短編は、幻想的な古いぬか床の話。
「フリオのために」/『小説新潮2003年6月号』掲載>感想
なお9/7の読売新聞夕刊「本よみうり堂」に梨木香歩インタビューが出ている。本紙記事には、カヤック姿の梨木香歩の写真も掲載されている。
うーん上記小説新潮は取ってあったはずだが…最近捨て魔がついたときに捨てちゃったような気が。ぬか床だけに、ぬかった。
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出だしが、シザーハンズ。黄金切符が当たるまでのあいだにもう泣かせる。そして工場に入った瞬間から、毒!ウンパ・ルンパ人のおじさんに受けまくり。
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爆笑したのは、巨大チョコレートがTVで電送される所。チョコレートがしずしずと持ち上げられてあの音楽が流れた瞬間、落ちが見えて笑い出しちゃったが、ちゃんとその通りになったのでゲラゲラしちゃいました。でもあんまりみんなピンと来てなかった模様。ちぇ。
_ 原作には全くないウォンカさんと父親のストーリー、また「家族愛」ものかーと思って危惧していたが、いや良かった、とても。クリストファー・リーさまが全然年を感じさせない素晴らしさです(むしろデップさまの目の下のシワがちょっと気になった)。二人のゴム手袋のムギュムギュ音に吹き出した。
_ 私が原作で一番印象深いガラスのエレベーターは、ちょっとイメージ違ったが、それはそれで。
_ そして締めくくりも、あれどうなるのかしらと思っていたら、うわあティム・バートン!らしいシーンになって終わったので超納得です。
_ いっぱい泣いちゃったよ。涙腺ゆるすぎ。リスは全部ではないが実際に調教されたとのことで、その愛らしかったこと。ウンパ・ルンパ人のおじさんは、前に何の役で出てたんだろ?
_ チャーリー役は、ネヴァーランドで他の出演者をかすませちゃったあのピーター役の子。あの時はまだ、赤ちゃんらしさ満載だったが、ここではすっかり少年になっていて、しかし目の美しさは相変わらず。ヘレナ・ボダム・カーターは普通のお母さん役だったけど素敵だったし、ジョーおじいちゃんはもとより4人の祖父母の皆さんがこれまた見もの。でもパンフレットに全然名前すら出てないのです。
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まだまだ思い出すといっぱいあるが、とりあえずここまで。
とにかくティム・バートン健在!というか、帰ってきたティム・バートンという感じかな!かれは、いま幸せなんだなあとしみじみ感じた。予告編で「コープス・ブライド」をやっていた。こちらもぜひ見に行きたい。
_ 展覧会、と言うより「迷宮博物館」のように謳っている。来週まであるような気がしていたら明日までだったことに突然気がついて、昼すぎから次男と出向いた。着いたら2時で、ご本人が口上を述べる「上演会」が3時からとのことなのでそれまではのんびり、いくつかの仕掛けが動き出すのを待っては見たり、行ったり来たり。次男が「たけしの誰でもピカソ」で見て以来「これが見たかったんだよ!」という「コーヒーブレイク」が見られてお喜び。他、「猫町」とか「カンターテ・ドミノ」とか、骸骨が踊るのとか私でもおなじみのもの、それからお初にお目にかかるものたくさん。「摩天楼」はどうしても太陽が逆行するので、私にはそれが引っかかって星一つ減点なのだ。時間が逆行するのかも、とか言っておけばいいのにな。
_ やっぱり上演会を見ないと、つまりご自身の口上がないと魅力半減ですよ!左右のパイプ2セットを加えて、最後のスライドをちゃんと用いた「カンターテ・ドミノ」はやっぱり素晴らしかったなあ。あと私、彼の絵もかなり好きです。次男はクラフト系のものに比べて迫力ないと言っていたけど。
_ ご本人は結構お疲れのご様子ですね、ちょっといつもの愛想がなかった。
_ 終わったらものすごい豪雨でしばらく足止めを食った。折りたたみ傘を持っていたのだがとても2人で1本ではね、という降り。仕方ないので1本調達し、雨脚が弱まったのを見計らって退却。グッズはほとんど買わずDVDと書籍1冊のみ。
_ あちこちで。高いのは西武の商品券で買ったり。
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バーナード・コーンウェル/『巨石神殿ストーンヘンジ 下』/ヴィレッジブックス
小泉八雲/『虫の音楽家』/ちくま文庫
ホルヘ・ルイス・ボルヘス/『エル・アレフ』/平凡社ライブラリー
スティーヴ・エリクソン/『アムニジアスコープ』/集英社
G・ガルシア・マルケス/『迷宮の将軍』/新潮・現代世界の文学
武藤政彦/『ムットーニスモ』/牛若丸
長沢工/『はい、こちら国立天文台』/新潮文庫
フリオ・リャマサーレス/『黄色い雨』/ソニーマガジンズ
畠中恵/『とっても不幸な幸運』/双葉社
_ 新しい太陽の書シリーズの復刊は、まだ見あたらなかった。ジュンクでも入荷のみの情報でまだ棚に入っていないとのこと。いやー豪雨がなければ渋谷のブックファーストに寄ってみたかったんだけどあれじゃ無理。
_ 福武文庫から、『エバ〜』と重複してないものをこの際読んじゃう。つまり
_
エバは猫の中(ガブリエル・ガルシア=マルケス)
イシチドリの夜(ガブリエル・ガルシア=マルケス)
追い求める男(フリオ・コルタサル)
_ がなくて次が入っている。
_
美しい水死人(ガブリエル・ガルシア=マルケス)
山椒魚(フリオ・コルタサル)
_ いつ読んだのやら読んでないやらさっぱり…。それからやっぱり『遠い女』捜さなきゃorz
_ やっと終わった(字が小さかった(T.T)
_
「ミスター・テイラー」
「エバは猫の中」
「薔薇の男」
「水に浮かんだ家」
「パウリーナの思い出に」
「追い求める男」
_ あたりが気に入ったもの。感覚的には、「エバ」と「水に〜」が印象深い。「追い求める男」(コルタサル)のような、手からすり抜ける何かの感覚を必死にとどめようという感触のものも抗しがたい魅力。コルタサル機会があれば読みたい。
_
ホルヘ・ルイス・ボルヘス/『永遠の薔薇・鉄の貨幣』/国書刊行会
ガブリエル・ガルシア=マルケス/『誘拐』/角川春樹事務所
ジム・ドワイヤー&ケヴィン・フリン/『9.11 生死を分けた102分』/文藝春秋
_ なんか『七悪魔の旅』以来ラノベ(ラテンアメリカ文学)付いちゃって、つい目につくのを買ったりしてるが、なかなか読めないのが現実。
_
ブライアン・サイクス/『イヴの七人の娘たち』/ソニーマガジンズ
ミトコン関連で。代わりにラマチャンドラン先生の本を貸すことになってる。『イヴ〜』は字がちっちゃいので読む前から☆一つ減(^_^;)
_ 先週あたりに変わってた模様。あんまり基本的な中味は変わってないみたい。新作'Clay'のことが出てる(前から出てたような…)(11月刊行)。…あ、結構文章が増えてるかも。
_ 短編集'Counting Stars' あいかわらずまだ読めてない(字がちっちゃい<こればっか)。多分暮れか新年に金原瑞人が(誰かと共訳?)出しちゃうのでそれまでには何とか…。
_ 英語のセンセに、先週ライラの冒険シリーズ3冊と外伝、それから『ボートの三人男』を布教したら、今日「『黄金の羅針盤』もうじき終わるよ!面白い!いい本を貸してくれてありがとう!」と読み差しのライラ本を振って見せながらにっこり。
_
What's new today?のときに
「銀河ヒッチハイクガイドという特にイギリスで人気のある本知ってる?」
「あ、知ってる知ってる」
「映画があって」
「ウン、本は読んでないけど映画になってるって聞いてる」
「それ今ちょうど六本木ヒルズでやってる」
「ワォ、ほんとに?(わくわく)」
で、どんなストーリーか紹介させられて困った。
_ えっとー、銀河うんちゃらバイパスを造るからっていうので、その通り道にある地球が突然壊されちゃうことになって、主人公のアーサーが、じつはビートルジュースから来たっていう男と間一髪逃げ出して…、なんちゅうかドタバタだわ、あはは(^◇^;)
_
「ビートルジュースって、あの?(ティム・バートンの?)」
「星の名前」「ははあ。日本語ではなんて言うの」「ベテルギウス」「なんだ同じだ」
_ 大変興味津々のご様子でした。彼も見に行けばいいのにな。チャーリーの話はし損ねた。
_ 次男が気に入っちゃって、さいきんずっとクラウス・ノミ、木村大(カリフォルニアの風)の繰り返し。クラウス・ノミの身を削るような歌はすごいな。
_ 今現在は、「6年生になったら鼓笛隊でやりたい曲がある」と言い出して「烽火のところとかミナス・ティリスのとか」と久し振りにRotKのサントラがかかっている。
_
そういえば私の指輪オーディオブックは、RotKもBook6に突入して、すでにセオデンは斃れ…すぐそばにエオウィンがいるのも知らず…、アラゴルンらは川を上って援軍を率い、何とかペレノール野の戦いがおわった。デネソールはパランティアを抱えて(例の凄まじい「年老いた手」のイメージを残し)死に、ファラミアは療病院に。そしていよいよ黒門へ至る進軍を前に、レゴラスは川面にあそぶカモメを見て、海へのあこがれを語る…。
一方サムは指輪を帯びてフロドを助け出しに…。いよいよ佳境!でももうすぐ終わっちゃう(T.T)
_ いやーかっこいいよ、イムラヒルの大公とか。一体一人何役なんだろう、このRob Inglisという役者さんは。素晴らしい〜。でも実は英語自体は半分もわかってないと思う。印象的なところはとてもよく理解できるし、かっこいいのも美しいのもわかる。でも…(T.T)
_
ジェイン・ヨーレン/『ジャングルとの別れ―狼に育てられた少女』/すぐ書房
村上春樹/『東京奇譚集』/新潮社
_ 最初章立てを見て、連作短編かと思ったがやはりそうではなくて長編。いつも思うのだけど、シリアス一辺倒じゃない彼女のそこはかとない(でも確かにある)ユーモアがいいよなあ。そういう基本的なところが共有できるという事は私にとってはとても大切。
_
苺の本もそうだけど、この本もとても白っぽいので(カバーをとると真っ白)、積ん読本にしておくにも、増して読むにも、気を遣っちゃう。当然カバーした。
ぬか床がこんな話になるとわ。一瞬、光の帝国ぽくなるんだけど、大丈夫。梨木さんは、自分の書きたかったものを時間をかけて見定めて、確かに手にしてきていると思う。下手に当初想定(期待)された路線に迎合する人じゃなくて良かった。ほんとうに。
_ どこかで講演会しないかなあ。作品とは別に、本人の口から、いろいろ聞いてみたいなあ。
_ こんな場所で地震が来たらやだなあ@都会が苦手な人
_ ガイドブック、もといパンフレットに、大森望さんが解説を書いてるのじゃないかァ。映画は大変楽しくおかしく、吹き出すところやにやりとするところ、涙を拭くところ(おかしくて)と笑いどころ満載。ぬいぐるみに変わるシーンはワンシーンなのね。最後は特に、スターウォーズになるかと思ったよ。スラーティバートファーストが(じつは)自信たっぷりに披露する惑星工場は素晴らしかったー。バカSFのままでしかも素敵なところは素敵で、ホントに楽しかった。お魚をありがとー!
_ でも最後もうまいまとめ方をしたのね。続編はあるんだろうか!
_ 一緒に行った次男は、楽しかったものの展開について行けず???だったようだが、帰りながら背景事情を整理して話してやったら、「…ああ〜、そういうことね!」とあらためて笑いこけていた。場面の展開もセリフも早かったからね、無理ないよね。
_
そういえば私もパラボラアンテナ気になりましたよ!
nijimuさん経由http://sho.tdiary.net/20050915.html#p06
_ アーサー、スラーティバートファースト、マーヴィン(の声)、ナレーションとガイドブック(の声)はイギリス人俳優だけあって、イギリス英語満載。ブルドーザーの振動でテーブルから落ちて割れるティーカップ/ソーサーはSpode(の多分モーニングカップ)だし。あーもったいない。
_ 映画が昼からの回だったので、映画の後ついでに寄ってきたが、うーん…、希少性から言うと仕方ないのかも知れないが入場料は高いとおもった。
_ 展示されている「レスター手稿」はすべてバラしてガラス板にはさみ裏表両面から見られるようになっている。しかし500年以上前のものであるため照明は極力抑えられており(はっきり言って大変暗い)、また手稿じたいも決して大きいものではないのとイタリア語であるのとで、2,3行の説明はあるものの全然中味不明。絵も決して多いバージョンではないので飽きちゃう。というわけで、本物の展示物自体に「実物だ!」という感慨以上の感動・理解が得にくかった。もっと詳細な日本語の訳を付けるとかいうことはできなかったのかな?1ページの中であれこれの話題に飛んでいる、というその思考のハイパーぶりがもう少したどれるものかと思っていたので残念。
_ しかしあのころはまだまだ紙は貴重だったのだろう、昔の人たちのこうした手稿はしばしば本当に細かく丹念に書き留められている。また500年という年月を考えればこれだけの保存状態で見られること自体本当に貴重なチャンスであると捉えるべきだろう。
_ 彼の手稿はみな鏡面文字で書かれているので、コピーを鏡に映して見られるようにした展示がいくつかあった。また有名な絵から起こした模型(凧、グライダー、立体模型など)が何点か展示されておりそれらは興味深かった。
_ また日本人研究者によるすべてのファクシミリ版のコレクションは、むしろ見所だったかも知れない。十台あまりのPCでそれらの内容が見られるようになっていたものの、あの人数に対しては少なすぎるよね。なにか良い方法がないものだろうか?
_ #もちろん見に行く方の予習不足があることは言うまでもない。
_
新しい太陽の書1〜4
ジーン・ウルフ/『拷問者の影』/ハヤカワ文庫SF
ジーン・ウルフ/『調停者の鉤爪』/ハヤカワ文庫SF
ジーン・ウルフ/『警士の剣』/ハヤカワ文庫SF
ジーン・ウルフ/『独裁者の城塞』/ハヤカワ文庫SF
_ せっかく山になった未読本を段ボールに入れて写真撮って側面に貼って積んだところに届いた<自分で注文したんだからしょうがない
_ 「航海者たち」は『七悪魔の旅』のムヒカ・ライネスの作品。まずこれから読んだ。
_ またもあちこちにちりばめられている巧まざるユーモア(自然と発露するものであろう)に、しばしば吹き出したりあーっはっはと笑ったり。
_ ロブロたちの夢のような輝かしいエピソードは、それを解さない異母兄らに(当然の成り行きとして)無惨にも踏みにじられ、読者には一種の虚無感を与えるのであるが、年代記としてそれは生き延びて、ふたたび同じ読者に一種の拠り所、夢と記憶は死に絶えることがないということを伝えて幕を下ろす。
_ こういうのを読むと、どうもまともに読んだことがないドン・キホーテを読んでみたいと思う気持ちになってくるよ。子供向けにリライトされたものでさえ、あれだけ奇妙奇天烈で面白かったのだから…!
_
フリオ・ラモン・リベイロ「分身」
フリオ・コルタサル「遠い女」「乗合バス」「偏頭痛」
_ アンソロジーやコレクションは、結構その並べ方にも見るべきものがあるので、本当は巻頭から順序通りに読んだ方がいいのだけど、今回はイレギュラーにバラバラ読み。
_
「分身」は、お約束通りに面白く怖い。でもフツーかな。
「遠い女」は次第に現実と想像?が分かちがたくなってゆくのが見もの。怖いよ。入れ替わるところがホラーだ。
後の2編は不条理という感じ。
「乗合バス」は主人公らをじっと見つめる乗客らも怖いが、怒り出すバスの運転手の存在があって奇妙な現実感がより生きている。花の存在も一種怖いよね。花って、怖くない…?
「偏頭痛」はほんとにワケわかんないのだが、花の名前などを冠した一種絵画的な「ベラドンナ症」だの「西洋翁草症」など後から後から出てくるいろんな「〜症」が、それだけで魅力。そして彼ら(と言う集団もヘン)が飼育する同様に架空の(とは言いたくない)動物マンクスピアがまた不可思議。奇妙でその一方大変楽しくもある。
_
「モンティ・パイソン・アンド・ナウ(1971)」を買い、ゆうべ早速見ていた。
こういうの大好きだ〜〜〜。アホなギャグ、冴えてるアニメ。うちは母が異様に楽しいもの嫌いで、従って民放嫌いNHK大好き人間だったので、はちゃめちゃバラエティなんて絶対に見せてもらえなかったという背景があり(なぜかシャボン玉ホリデーは見てたなあ)、モンティ・パイソンなんて全然認識の彼方だった。
_
一人でパソの前で笑いこけてる姿って第三者的にはどうなんだろね(^◇^;)
しかし半分くらい見た時点で異様に眠くなり、眠気でクラクラしてくる有様、どうしようもなく横になる。しばらくしてはっと気がつき、次男を寝せなくちゃと起きたが、めまいの一歩手前みたいなふらふら感が消えない。次男にお休みをして速攻で寝た。絶対に眠気と関係ないと思うけどね。
_
フリオ・コルタサル「キルケ」「天国の門」
アドルフォ・ビオイ=カサーレス「未来の王について」
コルタサルは、どれも好きだ、と思う。
_
「キルケ」は、「僕」という語り手が居て、「僕はデリアのことをよく覚えていないが、…」あるいは「僕はマリオのことをよく覚えていないが、…」と語り始めながら、いつのまにかマリオとデリアの話を微に入り細を穿って語り続ける。しかも「記憶というのは当てにならず、小さな思い違いがどうしても入り込む上に、細かいところを忘れ、その穴を埋めるために別の話の一部を借りてくることがあるからだ」などという文が置かれていたりする…。キルケは魔女、マリオはその魔法にかからなかったオデュッセウス?
本文前に置かれているロセッティの一文がまた魅力的だなあ。
_ 「天国の門」では二人の恋人たちと「私」の奇妙な関係それ自体が不思議。しかしこれはすべて「私」の独りよがりで手前勝手な解釈かとも思える。
_ 「未来の王について」は、全体にくっきりと気味のよい短めの文章によって物語が進められていく。一種シュールな世界。耐えがたい痛みに続く麻酔による束の間の平穏の間に書かれた記録、これは一種のフラッシュバックなのだろうか?とてもはまりそうな作家の一人だ。
_ 残るは最初の3編。
_ なぜか伊東屋に行きたい次男と、某サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局に行きたい私の都合が一致して珍しく銀座へ。テラコッタの壺に入ったポプリが実にスッキリと目の覚めるよい香りで、職場で愛用中であるが、その詰め替えを買いに。ギンザコマツ1F(すずらん通り側の路面店、表通りのブルガリなんかの真裏)。しかし私は銀座に行くのもいつもと全く変わらぬ出で立ちなのであった。
_ 銀座にもユニクロの路面店が10月始めに出来るようだ。この後に寄った池袋東武にも今日百貨店内に堂々ユニクロが出店。池袋にはサンシャイン店、東口店、とあるのにね。まあ無印も西武、東武、パルコと多少品揃えの差のある店があるのだけれど。さすがに初日でレジには大行列、うちは近くの空いてるユニクロでいいわ(自転車5分)。
_ 教文館に寄って息抜き。本屋はいいわぁ。古いビルなのでエレベーターや階段など裏のほうは風情もあり。
_
グレッグ・イーガン/『ディアスポラ』/ハヤカワ文庫SF
ジョージ・マクドナルド/『北風のうしろの国』/ハヤカワ文庫FTハヤカワ名作セレクション
長野まゆみ/『箪笥のなか』/講談社
ラモン・サンペドロ/『海を飛ぶ夢』/アーティストハウスパブリッシャーズ
_ 『北風のうしろの国』は以前の版を持っているが、やはり。長野まゆみは久し振りだが、初期に回帰なのかな?どうなのかな?梨木香歩を意識か?『海を飛ぶ夢』は映画の原作ではなく、モデルとなったラモン本人が生前に書いたものをまとめたもの。原題は「地獄からの手紙」の意だそうだ。
_
アルフォンソ・レイエス「夕食会」
オクタビオ・パス「流砂」より
カルロス・フエンテス「チャック・モール」
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巻頭からの3作を読んだ。
「夕食会」は、夢から覚めてほっとすると思うとまたそれは夢の中での目覚めだった、という感じ。
_ 「流砂」よりの5作は散文詩とのこと。道理で断片的なイメージ、夢の記憶を書き留めたといった風情だ。最後の「天使の首」が一番好きで、これは赤、白、黒(輪郭としてか)などに彩られたあたかも幻想画のような印象的で美しい作品。(私のイメージの中の)ヨーロッパとメキシコとが不思議に混淆した所が、これまでに見た例えばキャリントンとかフリーダ・カーロなどの絵と共通するのかも知れない。どれもはっと喉元を押さえるような感情、手の届く一歩先にある何かを希求する衝動が印象深い。
_ 「チャック・モール」は作り物と思っていた土着の神像が甦って…という良くあるといえばある話。オチがグロテスクだ〜。
_ 出だしは、実際に意味があるのやらないのやらわからん。DNAの複製から後を電子的にシミュレートしたということだろうが、意識の発生段階になっていくと、あ、そうなのね、と思ってただ読み進めるだけ。それでも何だか面白いので、これがちゃんと理解できる人はいいなあと思う。まだタウの単位が把握できてないんだけど1秒くらい?
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ジャンバティスタ・バジーレ/『ペンタメローネ (上) 五日物語』/ ちくま文庫
ジャンバティスタ・バジーレ/『ペンタメローネ (下) 五日物語』/ ちくま文庫
_ おととい留守の間に調査用紙が届いていた(長男が受け取った)。昨日ピンポンが鳴って「5人家族なのに1枚しか用紙を渡してないと思う」と言うから「戴いてます」と言ったらそうですかどうもと去っていった。
_ すると今日、起きてから時間は多少たっているがいまだ寝起き顔のところへまたピンポン。「国勢調査員の○○ですが、私のほうの記載に不備があったようなので確認させて欲しいのですが…」思いっきりむすっとした声しか出ず「今ですかぁ?」と返事し、しょうがないなあおばさんしっかりしてくれよ〜と玄関へ出たら、次男の同級生のまだ若いおばあちゃん(保育園時代からしっかり顔見知り)なのであった(^◇^;) 子供と姓が違うから誰か分かんなかったじゃないか! 提出の時には絶対に封するぞ。
_ 『ディアスポラ』の息抜きに『ラテンアメリカ怪談集』よりマヌエル・ムヒカ=ライネス「吸血鬼」を読む。それまでもそこはかとなくおかしかったが、途中いきなりイギリスのホラー映画制作会社が出てきたので吹き出した。追っかけおばさんはアイドルに敬遠されるという話(違います)。
_ 全身緑の……がはは!老男爵もすごいが、蝋人形が演じるカリカチュアがまたサイコー。ムヒカ=ライネス大好きだ。
_ これらを含む短編集『王室年代記』というのは全訳されないのであろうか?激しく希望。お願い誰か訳してくださいませ。
_ ガンマ線バーストを経て第2部終わり。この前新聞に出ていた衛星軌道から見たオーロラ冠を思い出した。
_
第3部へ突入。というか飛び出す。
ワームホールは……むーずーかーしーいー。でも何だかそういうものかと乗り切っちゃう。
_ だけどやっぱりワームホールの口が、たとえ普通想像するものより遥かに小さいサイズにせよ(でいいんだよね?)可視サイズの宇宙船を通すほどの大きさに束ねられるというのが分かんない。でもまあいいや。そういうもんなんだ!(^_^;)
_ デブリとの衝突…ショックですた。
_ でもって、ともかくワンの絨毯のところ。
_ #しかしイーガン、こういう主観時間のアイデアとか色々(書かれてしまえば別にひっくり返るようなものじゃないのに)都合よすぎ〜というかほとんどコロンブスの卵じゃないか。言ってみれば、コロンブスならぬ『竜の卵』なんか逆にそうかーなるほどそうだよなーと思う「だけ」(ごめん)だけど。
_ 帰る途中、大きな国道の信号を渡った直後、アレアレッと思ったら真っ直ぐ歩けなくなり、危うくそばにあった消火栓の柱に掴まって寄りかかる。回転性の眩暈で大きく半回転強か。歩道に来てからでよかったぁ。幸いそれだけで治まったのだけれども。脳貧血とかそういうのではなくて明らかにぐるりんという平衡感覚がおかしくなるあれ。
_ 不安をいだきつつもその後は何事もなく帰宅(そこから若干徒歩数分)。次男がかねてからの約束でキャベツスープをつくるのを補佐していたら、鍋の中を大げさにのぞき込んだ瞬間に、頭をレンジフードの角に思いっきりぶつけた。台所の天井が低いのにリフォーム業者が何も考えないで機種を決定したので私の頭でも時々ぶつかるのだ(-.-#) まだ眩暈の余韻が残っていたのでダブルパンチ。いででで…。
_ 眩暈はないけどなんだかパソの画面を見ていると目の奥のどこかが疲れるような気が…言ってみれば瞳孔散大しているような感じに似ている。もしかしたら実際そうなのかも。
_ それでも別段何事もなくえいごに行ったら、いきなりクラスメイトに「疲れてる〜」と言われた。確かに朝から目の下にクマが出ているし(dark circles under my eyes とセンセが教えてくれた)。
_ 季節の話になりindian summerとセンセが言ったのでついengine summerと言ったら何じゃそれと訊かれたのでご推薦のSFですと返事したらちょっと笑われた(またSF話だね、わかるわかるという感じに、本を読むもの同士の共感) 。
_ 全然関係ない文脈でセンセがIndian subcontinentと言ったので何のことはない「インド亜大陸」ってモロ直訳なんだと思った。
_ このセンセの将来の夢はガッコに戻ってプロフェッサーになり作家になりたい、というもの。いまも毎日毎日こつこつ習作を書いていて、それは登場人物達が世界のあちこちに出ていってそこでああしてこうして、また出会ったりなんだりという小説とのこと。そこでついディアスポラだーと言ったら「うん、そうそう」とにっこりされた。ゴメン。
_ 若手作家のための賞に応募するとかは考えないのかと訊いたら、今はまだスキルを磨く時なので発表する気はなく、大学に戻って学位を取り、ちゃんと出版にチャレンジしたいのだって。
_ #でもル=グインを聞いたことないって言ってたよ以前。やはり「SF界の」大御所なのか?それとも単に発音が悪くて通じなかったのか(;.;)
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