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_ 目の前のグラウンドで、某幼稚園の運動会をやってるんだけど…ラジオ体操の「英語版」をやってる!なんじゃこりゃあ? 例の、おじさんが「ハイ手を横にぃ〜、いち、に、さん、し、ひだりぃ」と言うのを全部英語でやってる。へん〜〜〜!
_ 「ワン、ツー、スリー、フォー、スイングバック、スイングバック、ワンモアタイム」
_ 話は第五部以降さらに幾何級数的にスケールアップしていく。ガンバ線バーストから一挙にコア・バーストの危機へ。マクロ球からマクロ球へのジャンプ(もうもとの世界からの隔たりはとてもとても把握・実感できない)、そしてエンディングへ。
_ トランスミューターとの邂逅が描かれる、あるいは、じつは彼ら自身がトランスミューターだったりするのかしらとも思ったのだけど、そういうわけじゃなくて。
_ 終盤でのドラマティックなイベントというのは特にはないのだが、それとは別種の、ひたひたと打ち寄せるような静かなたゆみのない感動の波が打ち寄せる。
_ 各章の頭の、ヤチマとパオロの対話だけを読み返してみたのだが、これだけじゃなくてもう一度二度と全体を読み返してみたくなる。うーむやっぱりこれは皆さん必読だなあ。
_ あまりに天気がいいので小石川植物園へ。途中とあるビルから外壁が落下しているのを発見、危険なので110番通報。直撃されたら重傷だよ。さすがに写真撮る気にならなかった。
_ 彼岸花がまだたくさん咲き残っていた。みごとに大きいプラタナス&ユリの木は見てるだけでいい!また各種どんぐりの木が、いろんな形・大きさのどんぐりを落とし始めていて、楽しかった。デブで美形で人がいても気にかけない猫多数棲息中。
_ 旧東京医学校本館として以前から園内にあったけど、普通一般公開してないと思っていた。改装して2001年11月に上記博物館として公開されたそうだ。森鴎外の義理の弟の解剖学者の胸像とか、大昔のカバの祖先の頭骨とか、いろんな測量器械だの歯車系の模型とか(これらはレトロで真鍮色で素敵だった!)、また震災で壊れた昔の東大の建物の木製模型も面白かった。これは、ダ・ヴィンチのグライダーなどの木製の模型も製作しているイタリアの工房のエライ人が作ったものなんだって。
_ というようなことを、学生ボランティアがガイドしてくれて、なかなか面白かった!
_ 休館日:月曜、火曜、水曜(ただし祝日は開館)、12月25日〜1月6日
_ 区立図書館から予約本届いたとのメール連絡が入った日からずっと図書館に寄れず。9/30の帰りにケータイにタスクアラームをかけておいて忘れず寄ろうとしたが…途中で「はっ、もしや今日は月末の休館日では!」と気づき、歩きながら電話してみたらやっぱり誰も出ない。翌日(昨日)ようやく受け取ってきた。
_
どうもこの図書館の連絡とは相性が悪くて、
1)その日(からしばらく)帰りに寄れない
2)連絡のあった日にいそいそ行くとなぜか休館日
であることばかり。
先日などは、連絡から何日目かにようやく行くと「秋の館内整理期間で2週間お休み」と貼り紙…(;.;)バカに砂ー
_ 特に(2)は止めていただきたい。連絡があったその日がまさか休館日とは普通思わないでしょう。休館日は、そのメール画面からIDだのパスワードだの打ち込んでさらにジャンプしないと確認できないというめんどくささ。メール本文に今月の休館日くらい入れておけよ〜〜。
_ というわけで『エバ・ルーナ』、剥製を作る博士が亡くなったもう少し後まで。のりがアンジェラ・カーターに似ている。一種饒舌な所がそう思わせるのだろうか。カーターにせよ、(突然飛ぶが)レオノーラ・キャリントンにせよ、何というか、精神が囚われてないというか奔放というか、共通する自由さを感じる。もちろん彼らは様々なものに様々なレベルで囚われているんだけどそれにもかかわらず、あるいはだからこそ。
_ 2時から5時まで練習。フルにブラームス1番。昔ヴィオラで何度かやったので経験ありと思っていたが、ヴァイオリンは2番とか4番は複数回やってるが1番はなんと初めてだった。ということに昨日譜面を開いて初めて気付いた。
_ とにかく最初から最後まで弾き詰めなので疲れる。しかも曲自体もともとえらくストレスフル!それに五線にいっぱいシャープだのフラットだのついてるところへ、さらに臨時記号。そしておなじみブラームスお得意の一拍はずし。トレーナーのお兄ちゃんお願いだから小節の最初をハッキリ振ってよね(;.;)
_ 弾けないなりに、やはり特に四楽章が終わりに近づくにつれ、みな気分昂揚。もう身体は動くは、ただでも暑いので皆汗だくだくだは、いやー、そりゃもうスキッ!と終了。これはビールっきゃないでしょう!
_ 次男がヒマで付いてきたので、練習場近くのカレー屋でビール。これから帰る連れ合いには、お持ち帰りでゴメンね。
_ 帰宅しさっそくパート譜を見ながらCDを聴こうとする…が、なんとブラ1のCDは、持ってないはずないのに、なかなか見つからず…、ようやく一枚だけあった。昔のザンデルリンク・ドレスデン。いやー今聴くと音質悪いなー。あのころはスキッとした演奏として知られていたのに。さあ頑張ろう!
_ (後刻)うう〜難しい。スコア買ってこなくちゃわかんない(;.;) しかし恐るべしブラームス。この構築性の高さ…!
_ うわーんリアド・アラビー素敵。どの人も登場人物は皆魅力的。だけど目が哀しい(ような気がしてしまう)。
_
「空気が澄んでいるので、夕方になると天使を見ることのできる集落を訪れたり」p.176
このへんずっと、胸をかきむしられちゃう。
_ いやはや!すっごく面白くあったかく哀しく手に汗握る素晴らしさであった。
_ 終わっちゃったけど、その間にもページのむこうでは、ああかも知れないこうかも知れない様々なお話がどんどん動きだし…。
_ どうして国書はこれを絶版にしておくのか、犯罪的だと思う。
_ しかしいつも木村榮一の解説はいきなり来た読者を全く想定してないな。こういう書き方は嫌いじゃないけど、とりあえずの役には立たない。でも面白いのだ!カバー絵はルソー。
_ 380ページ中98ページ、102分のうち98分(カウントダウン式)。消防署員が出動して来たところ。彼らのトランシーバーについて。
_ だんだんどきどきして、緊迫感に息が苦しいような気がしてきた。突入後のずいぶん早い時間から、ビル上階から人が落ちてきていることを知る。
_ なかなか本が措けない。
_ ううむ〜、残りを何だかんだ食後3時間以上手放せず読んじゃったよ…。途中何度もじわじわっと目をこすった。緊迫感と焦燥感と、その他諸々のものが埃と汗と熱にごっちゃになってぐるぐるしている。
_ ツインタワー崩壊を引き起こしたテロ自体は措くとして、都市の惨事における重要な記録だと思う。またもっと話を大きくして、国家や地球全体に演繹できる部分も非常に大きいのではないか。
_ ふたたび一人の人間のサイズに立ち戻ると、どんな人間も身の丈のことしかできないが、その身の丈も様々だと感じた事よ。自分自身の身の丈はいかほどのものかと振り返る。
_ 様々なレベルで読むことの出来る驚くべき本だと思う。
_ 先日ムヒカ=ライネス「吸血鬼」だけ先に読んだ。今最初から読み始めて、3編目の途中。
_
「火の雨」ルゴネス
「彼方で」キローガ
「円環の廃墟」ボルヘス
_ 「火の雨」は、赤熱した銅の粒が雨のように降る厄災の話。こういう絵画的なのは魅力だなあ。でも最後に主人公は毒をあおっちゃうので、妙に現実から離れられてない話だなあと思った。それがこのころの美学だったのでせうか(1906)。
_ 「彼方で」は素敵だったがそれ以上でも以下でもなく。ここでも若い恋人たちが自殺するが、それからの話。確かに肉を離れて生きられないのか、という命題は怖い。それにしても「怪談集」というこの本のタイトルはどうか?(河出文庫の世界の怪談シリーズだったんだね)
_ ボルヘスは…、ボルヘスって、読むのにある種のテクニックのようなものが必要ではない?実はワタクシあまりボルヘスの洗礼を受けてない人。まだ始めの3ページ目。タイトルからしてゾクゾクですが。
_ まだしぶとく遅々とした歩みで続いていますよ。基本的に毎朝夕の各15分ばかり。
_ さて、サムが涙を流しながらお鍋一式を捨てていよいよ滅びの亀裂へ。そこへすっかり指輪の虜となったゴラムが現れて…。気を失ったサムが起きあがってみると既にフロドは…。
_ フロドは、真っ赤な火を間歇的に吹き上げるあの深淵の前で、禁断の宣言をした!その姿がかき消える。
_ そこへいきなり、虚空ともみあっているようなゴラム…その手を口元へ持って行くと、忽然と現れるフロド、喜びにはね回るゴラム…ちょっと飛びすぎてそのまま虚空へ吸い込まれ……まーい・ぷれ〜しゃァァァ〜〜〜〜〜〜〜す・・・・
_ その後憑き物が落ちたフロドは、2回も、サム、お前がいてくれて嬉しいよ…!を言うのだ。溶岩流の中に取り残された二人、「お話の中の人物になるんですね…サムと9本指のフロド」。でもフロドがなくした指は決して人差し指じゃなくてサード・フィンガーなのよ〜。映画ではなぜ人差し指にしたって言ってましたか?
_ で今朝はイシリエンでサムが目を覚ますところ。ふかふかのベッド、懐かしいイシリエンの匂い。もうずっと聞いていて泣きそうです。
_ ボルヘス「円環の廃墟」す、すばらしいー!!
_ 静謐な絵があるとして、ふと惹かれるものを感じて足を止める。絵の一部に視線が落ちるとそこに見えてくるものに惹かれ…さらに深く、さらに細かく引き込まれていく…そんなかんじ。
_ ほとんどプログラム通りに終了。昼過ぎにいっとき降ってきたので、PTA競技と2回目の応援合戦はカット。
_ め・ず・ら・し・く、リレー、特に高学年のリレーが見応えあり、熱くなって応援したのでちょっとのどが痛くなっちゃった。いつもは「えー、リレーの選手なのにこの走り〜〜?」みたいな子が結構多くてどうせ今年もそうだろうと思っていたらいい方に裏切られた。今年はなかなかの接戦がいくつもあり、久し振りに子供達の必死の顔がたくさん見られてちょっと感激だなあ。
_ 次男が100m徒競走でコーナーを回って来るのを見て、その走るフォームと(速いっ)、小柄ながら思ったよりひょろっと縦に長くなったことに打たれて、手を叩いて声援しながら胸がドキドキしちゃった。
_ チームとしては…、イチロー状態かな(^-^)/ 彼は活躍したけど、彼の赤組は負けたからね!でも総体的に内容は充実していた。
_ あー今日終わって良かった〜明日は練習だけどあさってが休める、弁当作りも一度で済んだ、ホッ!
_ なお組体操で使われたのは、スターウォーズのメインテーマでした。あと知らない曲と、音楽なしのホイッスルの部分も多かった<ピラミッドを組んでいくところとか。
_ 6年生の鼓笛隊はマツケンサンバ2。
_
イサベル・アジェンデ/『精霊たちの家』/国書刊行会
ボルヘス篇/『アルゼンチン短篇集 バベルの図書館20』/国書刊行会
野谷文昭・旦敬介編著/『ラテンアメリカ文学案内』/冬樹社
リチャード・ヒューズ/『ジャマイカの烈風』/晶文社
_ 最後のはラテアメじゃないが、昔から題名だけおなじみで読んだことなかった、と心に留めておいたもの。A High Wind in Jamaica=ジャマイカの烈風、っていい響きだなあ。
_ 昨晩は『アルゼンチン短篇集 バベルの図書館20』からムヒカ=ライネス「駅馬車」を抜き読みし、その後運動会観戦で疲れたので早い時間に横になってラテアメ怪談集を2ページ読んだら墜落睡眠していた。
_ 「駅馬車」はパロディの類ではなくもっと単純に怪談。ムヒカ=ライネスは、おそらく、長編短編マジメパロディ何を書かせても、大変高い技術水準を持っていると思う。自分の作品との距離感の取り方、と言っても単に冷徹に計算して客観視しているわけではなく、やはり一種の天才なのでしょう。やはり『ボマルツォ公の回想』をそのうち読みたいな。
_ うーんたいしたことはなかった。ロビーでNHKエンタープライズ?の作った「ウィリアム・モリスの世界」とかなんとかいう映像を流していたけど、なんかイギリスの美しさが全然なくてしかもゆかりの地のキモになるところをしっかり外して(牛なんかばっかり)写していたので、あー愛がない無益な取材だなーと思った。ケルムスコットならテムズ川、柳!を写さないでどうするよ。そんな感じ。会場は、1/3くらいがステンドグラスのコピーで、サイズはもちろん小さいがなかなかきれい、でも本物の透明感・透過光の美しさは全然ない。他テキスタイルもクラフトも、少なかった。
_ 汐留の巨大建築は…、やっぱりこういうの好きじゃない。
_ 歩いて銀座に戻り、友人のお母様の展覧会(染織)へ。前の大ボスご夫妻がちょうどビルから出てきたところにバッタリ、この人は私が以前人事のことでお世話になった。相変わらずお元気な姿を拝見できて良かった。
_ 無印を覗いた後、有楽町ビックカメラへ。50人に一人無料!は当たらなかった。UPSとマウスを買い、プロジェクタを見たりして帰宅。何だかんだでもう4時。ひどく疲れて昼寝。
_ 夏に連れ合いが知り合いからもらってきたカブトムシ、なんだかんだでへろへろと次々お亡くなりになりもうひと月。「卵生んでたりしないの?念のために水気を与えておけば?」と言ったがみんな小さくて初めから元気なかったので「ありえなーい」とか放っていた次男。
_ さっきその容器(つまり放りっぱなし)を覗いていた次男「あーっ…。」「もしかして?」「……幼虫がいた…!」
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大中小3匹が、王蟲みたいに足をモゾモゾ動かしている。あわてて土を足し水気を与え、幼虫の育て方を調べ…「腐植土だって!」
ベランダにはたい肥と普通の培養土があったが、たい肥の葉っぱ成分じゃエサ度が低いかも、と、連れ合いが次男を連れて歩いて6,7分のスーパーに腐植土を買いに行った。もう9時過ぎてた(スーパーは深夜までやってる)。干からびちゃう前で良かった…!
_ 確かに、いかにも怪談というのも含まれている。
_ アストゥリアス「リダ・サルの鏡」は、土地に根付いた呪術的イメージが強く感じられる。美しい衣装、水鏡の燦めきが印象的。
_ オカンポ「ポルフィリア・ベルナルの日記」は異様に利発な少女が家庭教師にある呪いをかける。途中でオチは予想できるのだけれども。
_ アンデルソン=インベル「魔法の書」終わりのない手書きの書物、こういうのは本読みは誰しも夢想するのではないだろうか。
_ レサマ=リマ「断頭遊戯」、これはちょっと変わっていて、ゴースト・ドラムとかあのあたりを想起する。魅力ある。
_ コルタサル「奪われた屋敷」はヘンだけど面白い。
_ 今日読んだビオイ=カサレス「大空の陰謀」はSFぽい並行宇宙もの、と言ってしまえば簡単だが、やや入り組んでいる。耳なじみの薄い国名・歴史が出てくることや、女性たちとの関わりなどの手触りが、我々にはいわば異国ふう。ムレーナ「騎兵大佐」のように、独特のまとわりつくようなにおいも、我々にはラテアメ的かも。
_ 最後のはいまいちワカラン。
_
フエンテス「トラクトカツィネ」
リベイロ「ジャカランダ」
はどちらも、死んだ人が主人公を引き込む話。えっ違う?? ちょっと『緑の瞳』を思い出すですよ、このあたりは。
_ 次はちょっと気分転換に『ジャマイカの烈風』。海賊!
_ なんだー彼らのすんばらしい日常はーとか、海辺で地震!津波は??あーよかった、しかしこのすごい騒ぎ(猫のタビーとか)は?とか、うがーハリケーンで壊滅!!とか思っていると突然海賊船に…。おかま?たちもでてくるし。
_ 両親がこの子供たちにとってはネコ以下、それも当の親たちはそうとは夢にも思わない、とかいうあたりが何気なくずらずら書いてあるその文脈も可笑しい。いいなあ〜〜これ
_ ひょえ〜、聞きしにまさるブ厚さ…!こういうのどうして2分冊、3分冊にしないの?持ち歩けないじゃないか。いったい原書だとどれほどのボリュームになるわけ?
_ なかなか面白かった!でもSS席なのに一階席の後ろのほうだったorz 席が選べない予約システムなんて最低。全編通して、想像を遥かに超えて唸って(歌って)、足でリズム取ってた。ええと、まるで古代の呪術師みたい。道具がピアノなの。
_ と・こ・ろ・が。キースは2度怒ったのだ。
_ ケータイが2回くらい鳴った。静かなときに咳をする人や、曲の余韻がまだ残ってしかも手を離してないのに飛び込み拍手をするバカがいた。最悪なのはある曲の終わりに、美しい余韻が残ってキースがしっかりキーに両手を乗せてうなだれており、あと一呼吸で終わる、と言う瞬間に前の方の客席で何かが落ちる音!キースはその姿勢のままイヤイヤをして…ややあってようやく立ち上がったのだった。アンコール最後の曲に至っても、また一歩フライング拍手をするバカがいて台無しに。ほかにも数回、咳などで、多分あれ尻切れとんぼで演奏止めちゃったんだと思う。
_ 最初に怒った時は、客席をむいてじーっと黙って…「いま咳していいよ!」…「静かにするの簡単。ほらね(と蓋をして弾くマネ)」などと言ったのだが、多分観客の多くは冗談だと思ったのかね。「Dont be(come) westernized!」はどういう意味なのかな、日本の客は静かで集中してるところが美点だったのにそれが変わってきちゃってる、て言いたいの?とその時は怪訝に思った。
_ 次はその、ものが落ちた後。「What's that noise?!?!」から始まって、(以下チャンポンでスミマセン)音楽には集中が大事よ!音楽するのはhardだけど静かにするのはhardじゃないよ!オレはカナダから来たけど、Canada, no tradition! United states, no tradition! 世界のどこ行ってもno tradition! 日本は伝統あるよ!でもJapan is changing! 悪く変わらないでくれよ!(ところがこの間、彼がひとこと言う度に、聴衆はわかった振りして…と次男がいう…なぜか常に笑いが起こるのだ。なんたるちゃ!それで)次回は日本語習ってくるよ!…てなかんじ。
_ でもその後もあまり改善せず、咳は仕方ないとしても(でもせめてハンカチ当てろよな)、繰り返される着メロにフライング拍手は何だっつうの。しかもアンコール最後まで…。
_ とっても面白かったんだけど、あれはジャズというよりいわゆる「現代音楽」って感じが強かったし、なんか最初のほうは指慣らし、助走(not序奏)って感じ。休憩後は曲自体は前半より聴きやすかったんだけどさすがに集中は欠けてた感じ。でもアンコールを数曲してはくれた…でも…最後のは出だしからいかにも「サヨナラ…」のメッセージで涙が出るほど美しかった…んだが、最前からのフライング拍手がまたあったので、ホントに残念。KJこれで日本に愛想尽かさないで欲しいな。
_ #観客にそれほどの静寂を求めるなら自分でデカイ声で歌うなって意見もあるかと…。私自身はそれも含めてたいへん面白く聴いたけれども。もっと真面目に言うなら、彼がいつもライブでどれほど神経質な人かについては知らないのだが、多少無粋でも、ケータイや拍手についてはきちんと日本語でアナウンスしたらどうか?そういう苦言が本人からあったのだから、後半開始時にでもいいから言えば、とも思った。だって全員には通じてないの明白じゃないか。
_ 基本的には、聴いてる人は好きなところで拍手したって構わないのだけれど、それはあくまでも雰囲気と場を読めってことであって、確かに始終がやがやうるさいと言われる欧米のコンサートの悪いところを表面的にまねることないと思うよ。それははき違えというもの。
_ でも決して聴きやすいとばかり言えないキースのソロコンサート、なぜに人気があるのでしょう?結構寝てる人もいたし。それはちょっと不思議ではある。
_
ロアルド・ダール/『キス・キス』/早川書房
フレドリック・ブラウン/『さあ、気ちがいになりなさい』/早川書房
よしながふみ/『大奥1』/白泉社
_ いつもと違うなと思ったら『ますむら・ひろしの「ゴッホ型猫の目時計」』という絵本が出ていたのだということ。知らなかった。でもちょっと見、普通のアタゴオルのほうが好きだな…アタゴオル自体は全然普通じゃないけど。
_ 異色作家短篇集は、装幀も変わっちゃったのね(ピンクとか)。うみゅー昔のイメージで刷り込まれてるからなんとも。
_ たいへん良くできていて面白いと思いました。男女を逆転させたら…の発想自体がとても意表をついている、とは必ずしも言えないでしょうが、舞台が大奥で、実際にそれをストーリーにしちゃうのはなかなか。
_ 将軍にしてほんの数代前の出来事がうやむやになっている(男女が入れ替わった事情)のは、情報が極端に制限されていたその時代ならでは、ということなのかしら。最初の話も面白かったけど、話の展開自体飛び抜けてる、と言うほどではなくて、むしろこれからに期待。
_ 山形方面の出張から戻ってきた連れ合いがアケビをスーパーで買ってきた。なかなかほろ苦くいいお味でした。こっちでも手に入ればいいのにな。
_ こ、これは一体どういう小説であろうか?と驚く。
_ ジャマイカで、現代の私すらびっくりするような暮らしをしていたらしい英国人の子供達。それがとある事情で子供だけで帰国することになり、所がろくにジャマイカを離れないうちから海賊船に乗せられることになる…そして彼らとの不思議な生活が続き…年長のエミリーを軸とした成長物語になって来たかなあ…と思ったら、急転直下、まったく異なる成り行きになり、最後は全く文化というものの深く暗い部分をえぐり出されたような気持ちにさせられるのである。何でわざわざ「ヤングアダルト」に分類されてるのか?しかも各部分は各部分で大変に面白いと来ている。
_ 終章の「タビーはどうしちゃったの?」の叫びはグサッと来た。直感にすぎないのだけど、タビーの行く末と船長さんの行く末とが、ああっ同じなんだ!と(までは言語化されないにせよ)ぴたっと重なったのじゃないかと。それで彼女にとってより実感のあったタビーがフラッシュバックしたのか、と言うふうに感じた。何せ両親よりタビーだったからね。
_ この子(エミリー)の意識のことを言うなら、オットーに言い聞かせられてすっかりそのように口をつぐんでいるだろうと思ったのが、女給仕に全部耳打ちしてしまった、というところも、わかるようでわからないなあと思うわけだ。何をどう耳打ちしたという中味も、実は読者にはわからないわけ。こういう、何かを(経緯を)飛ばしたような書き方は随所に見られるわけで(と私は感じた)、それが単なる作者ののクセなのか、その時代のものの書き方では普通なのか、それとも、いわば彼女らの無意識の心の襞を表現するための技法なのか、(また最終章においては大人たちの「暗黙の了解事項」みたいなものを表すために使われているように思う、でも当人たちすらそれが果たして互いに同じ内容を指しているのか、実は不確実なのでは?)よくわからない。
_ これが、読んだことなかったんだなあ。こういう饒舌なのって大好きだ。だからね、リトル・ビッグも百年の孤独も族長の秋も夜ごとのサーカスも大好きだ。
_ 長女のローラが急死し許婚が身も世もなく嘆く下りまで。え?死んだはずだよおっかさん。(年取った)許婚がなんか気にかかることを言ってるけど…。
_ 過日ミレニアム・ファルコン(4504)をなるべく安いネットショップで買って、長男と次男がせっせと作った。だいぶ経ってから、箱がじゃまなので「もう捨てていいよね?ね?説明書もいいね、捨てるよ!?」と確かめてから捨てた。ところがその後で、持ち上げたりするときに本体が大きく分解してしまい、長男に「直してやって〜」と頼んだら結局「作り方がないとわかんないよ」とのお達しだったorz
_ Hpもなく、デパートで訊いたらコンシューマーサービスの電話を教えてもらった。そしたら、大変感じの良い対応だったんだけど、あればいいが何しろ輸入ものなので(セットで入ってくるから)ないかもしれない、捜すのに時間をくれという。instructionがネット上に載っているものもあるともいうのでもう一度気を入れて捜してみた。そしたら確かにいくつかinstructionが見られるそれなりに便利なページがあったんだけど、4504はないのよねぇ…がっかり。とりあえず上記の返事待ち。あー捨てるんじゃなかった。いままで後で説明書が要るのなんてなかったのに。長男にもう一回お願いしてみよう(T.T)
_ 昨晩は羽布団(薄)をかけたのに薄ら寒かった。今日はのどと鼻の奥がひりひりすると思ったが、水っぱながツーと出るようになった。だんだん目がうるうるしてきて、肩や腕に時々ツツーと痛みが走る。やたらにトイレに行きたい。脈拍が上がってるのだ。つまりこれから熱が出る予感。というか既に顔が熱っぽい。
_ 葛根湯もダメかー。バファリンも飲むぞ。明日は休めなーい(T.T)
_ 幸い連れ合いがご飯してくれた。寒くて重ね着したが肘から先が冷たくなり手が蝋のように。ご飯のあとはいよいよ発熱。いま37.8度で暑く汗が出てきた。うう天気予報では明日は乾燥してるって、風邪には嬉しくないな、なんとしても出勤しなくちゃいけないし。
_ 昨日はなんとか出先でイベント仕事を終え、熱も38度くらいで体調は悪かったものの頭痛腹痛などはなかったので勢いで通常通りえいごに行って帰宅。ありがたや長男が食事を担当していてくれて(しかも食材がいっぱいあるのに連れ合いが気を利かしたつもりで決しておいしくないみんみん餃子を山のように買ってきていて)助かったー。で、そのままパッタリダウン。
_ 今朝は次男を起こし同僚に休みのメールを入れその後10時半まで寝た。誰も山のような洗濯物を洗うということに気が回っていなかったので洗濯機を仕掛け、大儀じゃーと思いながら干し、水分補給してネットを見てたらたら過ごす。熱は下がったけどノドから上はバッチリ炎症満載。なんか胸もシクシクするんですけど。あすは次男とコープスブライドを見に行く約束なんだが、果たして行けるか!
_ 体調不良でなかなか手に取れなかったが、読み出せばどんどん進むよ。返却期間までに読み終わりそうもないから延長しなくちゃと思っていたが、どどどっと進み、結局読み終えた。
_ クラーラが亡くなってしまい、エステーバンが彼らの霊廟を作ろうと奮闘するところ。クラーラは祖母とはいえ、まだ若いはずなのにねえ。
_ エステーバンが亡くなるあたりは感動だったなあ。書き手が誰か、というのが興味津々だったが、やはりアルバだったか。いやはや、いかにも「物語」らしく最初へと循環していく所なんか、いわば定石だけど見事。毛皮になっても傷まなかったあのでっかい犬は、実際何だったんだろう?
_ クラーラはもちろん素晴らしい。一番好きな人物は、ハイメ(とその恋)、それからブランカの恋人。まだ物語から抜け出せないよ。
_ それにしても木村榮一の「訳者あとがき」は、いつも一大エッセイだねえ。これもまたいつものように全然作品解説になってないよ(^-^)/ 「幻想文学」のどちらかというと淡々とした感じとは全然違うよねえ、この「愛」は!
_ 「駅馬車」以外の読み残しを終わった。大きい字なので読めばすぐ。
_
「序文」ボルヘス<<簡潔で要点を突いている序文兼解説。
「イスール」ルゴーネス
「烏賊はおのれの墨を選ぶ」ビオイ=カサーレス
「運命の神さまはどじなお方」 カンセーラ/ルサレータ
「占拠された家」 コルタサル
「駅馬車」 ムヒカ=ライネス
「物」 オカンポ
「チェスの師匠」 ペルツァー
「わが身に本当に起こったこと」 ペイロウ
「選ばれし人」 バスケス
_ 「占拠された家」は、河出の『ラテアメ怪談集』の「奪われた屋敷」ですね。これは好き。
_ ほか単純に好きなのは「烏賊〜」「運命の〜」「物」あたりかな。「イスール」はなんともグロテスクでしかも同時に崇高さ(のパロディ)も漂い、読んだ後に哀しみが残る。
_ 劇場内での予告で、ハリポタ(また新しいシーンが追加されていた。いっそ原作読まないで行こうかな)などと並んでキングコングのを初めて見た。むしろジュラシック・パークっぽい設定だなと思った。
_ 映画が終わってロビーで通りすがりにちらっと見た映像、あれーどうもピーター・ジャクソンみたいだ。でも激やせしてる…別人か?でも仕草は本人だけど…?私よりちょっと前から見ていた次男が「ピーター・ジャクソンて書いてあったけど、違う人じゃない?」と言ってた。でも「ピーター・ジャクソン 痩せた」でググってみたら、どうもそのことは有名らしいね。確かにあれは心配なくらい太ってたからね、喜ぶべきことなんだろう。病気じゃないことを祈る。
_ キングコングを見たいか、と言われたら、うーんちょっと即答は躊躇するかも。
_ すごく良かった目も鼻も泣きすぎて真っ赤です。こんなに泣くと思わなかったので、赤い鼻隠しのマスクを持参しなかったため終演後大変困った(しかもエンドクレジット短いんだもん<長いとその間に何とか治まる)。しかもシザーハンズよろしく最後のシーンが泣かせるんだよね。かなりの人が、ぐすぐすずるずる、しゃくり上げる声も。
_ とにかくすっかり魅せられてしまったので、どこをポイントに取り上げたらいいか困る。ストーリーも良ければ、パペットも声優も、そしてエルフマンの曲も美しい。以下羅列するが、ネタバレ反転。
_ クリストファー・リーがまたまた共演(牧師役)しているのを知らなかった。これは大変にはまり役!この人あっての牧師役でしょう。高圧的だが決して意地悪牧師にならない。
_ ジョニー・デップは意思表示が得意でなく優柔不断な、しかも内心は実に繊細な青年の役が多いが、まさに今回もそのもの。多分普段より大げさな演技なのだと思うけど非常に良くはまっている。
_ だいたい気弱な青年ヴィクターのパペット自体、吹き替え役のジョニー・デップそっくりなんだけど、これと言いコープスブライドと言い、ヴィクトリアと言い、そして他の人間や骸骨たち、蜘蛛やアオムシたちも、表情が素晴らしい。コープスブライドが涙をこぼす所なんて多分観客全員一緒に泣いたと思うくらい。技術的にもどうやってあんな表情を作ったんだろう?
_ ヴィクターが一人で、あるいはヴィクトリアと、またコープスブライドと一緒にピアノを弾くシーンがあるが、その曲がまた美しいのよ〜。ほかに時々チェンバロっぽい音を使うなど19世紀っぽい舞台にうまくはまった音づくりでしっとり素敵だし、死人の世界のバンドなんかは逆にむしろゴキゲンで、しかもこれも美しい。ピアノのシーンでは彼ら(パペットたち)の指の動きもまた驚異的。
_ いわば三角関係になってしまう3人の誰もが幸せになって欲しいと願わずにはいられないのだが、最後に身を引くコープスブライド、どうなっちゃうの〜と思う、と、これまたシザーハンズのあの雪のシーンを彷彿とさせるように、無数の蝶のつむじ風になって彼女は消えてゆく、ここで観客の涙の堰は切られるのだ。とすると、最初のシーンでヴィクターは蝶を観察しスケッチしていたのだが、そもそも蝶たちとはこんなふうにして愛によって救われた死者の魂の化身だったのか、などと思ってしまう。ちょっとプルマンのダストみたいだなーとか。
_ ちょっとした言葉遊びの数々も面白かった。などなど、これはまたぜひ見たい!私にとっては今年のベスト。
_ そりゃイサベル・アジェンデのすぐ後では相当に分が悪い。こういう感じのは普段あまり読まないせいもあるが、特に前半いちいち思わせぶりに、「はたしてこれは偶然なんだろうか、だとしたら」云々みたいな冗長な部分が多くていささか辟易した。でもそれも含めこの作者は読者を引きつけるある種のテクニックの持ち主なのだろう。
_ 普通のミステリで始まり、「いくら偶然でもちょっとこれは〜」と思ったとき突然本気でSFになり、「でもやっぱり普通に戻るんじゃないの」と思ったらSFのまま終わる。ように見える。あるいは全部このジョージという人物の妄想と読む読者もいるのかも知れない。
_ 午後から練習。日頃全然さらえないので全体練習だけは全出席しないと話にならないデスよ。
_ トレーナーに「はいセカンド(ヴァイオリン)」と言われて弾かされるが、ボウイングが揃ってないとか言われてもそれ以前の問題なんですけど。音が読めてない(^_^;)そもそも#が5個付いてるのに何を今更臨時記号いっぱい取ったり付けたりするよ?おかげさまで譜割りはだいぶわかった。
_ でもCDをかけてスコアを見ながらチェックする時間がない。と言いながら、今晩はwowowでアズカバンの囚人なんか見ちゃった。話はともかく、映像は実にきれい。イギリス行きたいー。ブリティッシュ英語わかんねー。
_ ロバート・J ・ソウヤー/『ハイブリッド―新種―』/ハヤカワ文庫SF
_ 昨日見かけて買い、ちょうど読書の端境期だったのでそのまま読み始め。前巻でタマ抜かれちゃった人がおろおろ鬱々してるとこ。じつはむかし仕事でラットのタマ抜きを何度かしたことがあって、ご存じの方も多数おられるでしょうがこれはチョチョイのチョイで実に簡単なんだもんね(^-^)/
_ Narnia.comに出てたのを転載。
_ Turkish delight
_
2 cups Granulated sugar
1 Lemon Juice squeezed and strained
1 Orange Peel Cut into strips
1 Orange Juice squeezed and strained
4 Tablesppons Unflavored powdered gelatin
2 Tablesppons Confectioner's sugar
1 Tablesppons Cornstarch
1 1/4 Cups water
_ Dissolve the granulated sugar in half of the water over medium heat. Add the strips of lemon and orange peel and the juices. Bring the mixture to a boul and simmer for 15 minutes. Soak the gelatin in the mixture for 5 to 10 minutes. Strain the mixture into a shallow, dampened pan or onto platters, and let it set for 24 hours.
_ Cut the candy into 1-inch squares. Sift the confectioner's sugar and cornstarch together into a shallow dish. Roll the pieces of candy in the mixture. Store the squares in boxes with more confectioner's sugar and cornstarch between each layer.
_ …何だ、みすず飴。どっちかというと求肥かと思ってたよ。求肥は白玉粉かなんかとお砂糖。しかしゼラチンじゃ、日本の夏ではダメだね!多分イギリス風アレンジレシピでしょう。
_ ほかにもイギリスに渡ったトルコ菓子とかいろいろあった。そうかナルニアのクックブックもあるんだ。
_ ターキッシュディライト、これがおいしそうな感じ!さすがナルニアファンサイト。
_ Legoのコンシューマーサービスから電話があり、依頼していたミレニアム・ファルコン(4504)の組み立て説明書(新品)が見つかったとのこと。ただ中味は問題ないが、表・裏表紙の下部がよれていて…とお姉さん申し訳なさそう。「アイロンかけて送ってください」とお願いしておきました(古)。本体400円送料400円(折らないで送るから宅配扱い)とのこと。届くのはあさってかなあ。今度は、ちゃんとニニに教わりながら自力で組み立てなさい>次男
_ この電話のお姉さんは、ヘンに丁寧じゃなく、話も早いし、率直ないい感じの人。日本の会社でおかしな対顧客教育されてない、というふうでとても良かった。
_ SFの衣を借りた普通小説かーとか(小声) 。なんかお手軽ー。コンパニオンも外して身を隠した学者を捜し…。
_ 地磁気の逆転がやっと話題に出てきたんだが、それと意識の萌芽云々というアイデアがなんだか『さよならダイノザウルス』を彷彿とさせる(気がする)。
_ 今日は帰宅してPCにも触れずにマジメに読んだのでやっと終わった。
_ こら、懲りないタマなし男をなんでわざわざそこに持ってきますか。森に覆われた地球はいいなあ。一度ぜひ温帯雨林を見に行きたいと思ってるのでこれは魅力。自分でマンモスとか狩らないといけないのはちょっと何ですが。
_ 宗教にとてもこだわるメアリの心情(信条というより心情)は、無宗教の私にはいまいちも二も実感としてわからないですね。
_ はっきり言って散漫な部分や、面白そうなアイデアで引っ張っておいて山場はそれだけかいというのや(地磁気の逆転)、ななな、なんですかそれ、という解決(コーネリアス)や、大きな部分をなす宗教がらみの所などの何だかいまいちなあという部分が多かった。いっぱい面白いネタがあるのに、それらをさりげなくちりばめるにはとどまっていないが、さりとてネタの十分な発展をさせていないので、どれも中途半端な印象。活劇部分が一番面白かったような。解説にもあるように、ネアンデルタール世界の重工業などの裏付けがすっぽり抜けているので現実味が乏しいうらみもある。全体におとぎ話ということでおしまいということでしょうか。
_ 今年の2月から徒歩通勤の道々に聞き始めた指輪物語の朗読CD(オーディオブック@iPod)、三歩進んで二歩下がる(むしろ三歩進んでまた三歩下がる)を繰り返しながら、今日ついに本編を終わった。ホビット庄の掃蕩、シャーキーの死を経て、今日ついに指輪の時代は終わって、フロドやガンダルフ、そしてエルフたちは、指輪とともに灰色港から船出してしまった。うう〜、歩きながら泣きそうだったよ。ちなみにこの章も2度聴いた。
_ ほとんど一気という感じで読んでしまった。たいへん面白かったのだ。
_ トロントで、ヴァンパイヤが連続殺人!?とずっとひっぱる。しかし状況証拠からどうも違うらしい。ところが本当に付近にはヴァンパイヤが住んでいたのだ。それもイギリス王室出の齢450歳の(私にはツボですがな)、しかも敬虔なカトリック教徒。真犯人のカギは、おかしなオタク学生が握っていた。
_ 主人公ヴィッキーの目はどうなっちゃうの?警官時代のカレシと、若き?ヴァンパイヤとはそれぞれこれからどのように?
_ きびきびしたテンポで話はどんどん進むので、途中で本を措けない。最後はお約束の、デッドラインまでのカウントダウン。強面のカレシはいったい事件の報告書をどう書いたんでしょうね。続編も出るんですよねこれ。楽しみ楽しみ!
_ 今日最終日、午前中に行ってきた。今回は立体作品やコラージュはなくて、ほとんどが比較的小さめの平面の作品。数点、羊の皮に書かれたものもあった。建物と書物、夢。
_ 危うく聞き逃すところだったのを聴くことが出来た。未読の方長編版『沼地のある森を抜けて』を読みましょう。ドラマは、なかなか良くできていたと思う。糠床のうめき声がちょっと恐竜ぽすぎた。
_ 梨木香歩は、だいぶ以前、まだ『裏庭』くらいまでしか出てない頃から、特別思い入れのある作家の一人なのですよー。なんか感慨。
_ 本日の日経書評よりOCR&引用(なにせ日経はニュース以外のものはなかなかネットに載せようとしない。そのくせ変なページがあったりする)。
_ ====ここから引用==================
_ 沼地のある森を抜けて 梨木香歩著(新潮杜・一、八○○円)
_ 【現代的な生と死めぐる寓話】
_ 糠床(ぬかどこ)といっても今の若い人にはほとんど分からないかもしれない。台所の薄暗い片隅で「ぬか」を毎日かき混ぜるのは、日本の食卓にはかかせない母親の仕事であり、儀式めいた家事のひとつであった。
_ 今ではほとんど死語と化したこの「ぬか床」がこの小説の主人公。この奇妙な、一見、時代遅れの「ぬか床」をめぐる奇想天外な物語といってもいい。
_ 未婚の若い女性がひょんなことから、死んだ叔母の遺志をついで、「ぬか床」を毎日かきまわす羽目になる。その存在の謎を究明するために、様々な風変わりな男女が登場する。あるものは性転換し、あるものは無性生殖を切望する。まともな人はほとんどいない。超現実的なメルヘンでもあるが、現代的な生と死をめぐる寓話といってもよい。
_ 父母を亡くした主人公の血縁として叔母の系統が強く表面に出ており、亡霊のようなはかない存在が明滅する光景はカフカ的でもある。黙示録でもあるが、一本の赤い糸でつながっている。父性的な血縁ではなく、もっと別の遺伝子の組み替えによって新しく生誕した存在の系譜の集合と離散が、理科的な視線によって語られる。
_ 顕微鏡を発明したオランダのレーウェンフックは、精子など目に見えない微生物を観察したが、この小説では酵母、醸造に詳しい人が宇宙そのものの進化と人類の盛衰について様々な角度から語る。常識的な存在を逸脱し、別の生きかたを求めて冒険の旅に出る。「島」や「沼」を暗示する奇妙な地帯を越境し、強固な細胞壁を思わせる障壁「ウォール」を突破するのは、現存する世界の理法が稀薄でどこかおかしいからである。
_ 主人公は叔母の手紙や一家の系譜に関する文書を媒介に、異界へと突入し、物語は思ってもみない展開となる。女性たちの手によって引き継がれ、どこか脅迫的な日々の仕事と捉えられてきた「ぬか床」を海に返すところで小説は一気に頂点に達する。「ぬか床」の撹拌は世界創生を暗示している。(文芸評論家 樋口 覚)
_ ▼なしき・かほ59年生まれ。作家。著書に『西の魔女が死んだ』『村田エフェンディ滞土録』『春になったら苺を摘みに』など。
_ ====引用おしまい==================
_ 何か良く分かんない内容なのは、評者がこういう作品を読み慣れてないためとか?なんでわざわざレーウェンフックよ。ところで彼の元祖顕微鏡は複製が売られているとか聞いたことがある。叔母の血縁とか、父性の何とかとか、なんじゃらほい。まあどうでもいいから本編お読み下さいね。
_ いま回りにあるものだけで
_
『啓示空間』アリステア・レナルズ
『どんがらがん』アヴラム・デイヴィッドスン
『拷問者の影』新しい太陽の書1 ジーン・ウルフ
『ペンタメローネ』バジーレ
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』未読なのだ
ラテアメ色々……
_ と、ありすぎで決まらず。うう悩む。
_ 単純に主人公の名'Hitch'という原題がいいんだけどね。ウィル・スミス演じるヒッチ、ことヒッチンズはマジメなデート・コンサルタント。でもいざ自分が恋に落ちたら散々な体たらく…!
_ 今日はそもそも、彼がアドヴァイスを与えるおデブの会計士アルバート(ケヴィン・ジェイムズ)のダンスがそれはそれはおっかしいので(しかもなかなかハンサム)、それを思い出して次男にそのダンスを見せてあげる、と言って買ったまま封を切ってないDVDを見始めたのに結局次男ではなく、自分が全部見てしまったのだ。飛行機内で見た時に思う存分笑ったり手を打ったり出来なかったので、今日は思いっきり楽しみましたよ。ウィル・スミスかっわいい〜〜。
_
英辞郎より
hitch【他動-3】 〈俗〉(二人を)くっつける、恋人同士にする、結婚させる
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